2025-05-22 17:00
「警察学校編 Wild Police Story CASE.松田陣平」
「警察学校編 Wild Police Story CASE.伊達航」
「警察学校編 Wild Police Story CASE.萩原研二」
「警察学校編 Wild Police Story CASE.諸伏景光」
「警察学校編 Wild Police Story CASE.降谷零」
降谷と諸伏は小学生時代からの幼馴染で、「(景)ヒロ」「(零)ゼロ」と呼び合う親友。一方で松田と萩原も昔からの親友で「(萩)ハギ」「陣平ちゃん」と呼び合い、お互いをよく知る仲です。
出会った当初の降谷と松田はというと、殴り合いをするほど相容れない関係でしたが、在学中に起きた事故で教官の命を5人の連携で救ったのをきっかけに打ち解けるように。そして、班長の伊達はそんな彼らを優れたリーダーシップで束ねていました。
助け合いながら困難を乗り切り、絆を深めた仲間たち。しかし、現在5人のなかで生存しているのは降谷だけ。4人との青春の思い出は、時に降谷を孤独に陥らせてしまいますが、彼らから受け継いだ意思と才能は、残された降谷を支えてくれています。
料理はからっきしだった降谷に料理を教えたのは諸伏。おかげで降谷の料理の腕は驚くほど上達し、諸伏と演奏したくて覚えたというギターも圧巻の腕前に。松田に叩き込まれた「爆弾解体技術」は“焦りこそ最大のトラップ”という教訓と共に受け継ぎ、萩原のドライブテクに触発されて片輪走行もお手のもの。そして降谷は、伊達が持っていた揺るがぬ信念をずっと貫き続けています。
劇場版25作目『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(2022年公開)でも警察学校同期組の強い絆が描かれており、卒業後の彼らの顔つきや共闘も必見。
警視庁の目暮警部の元同期・村中に脅迫状が届くなか、かつて萩原と松田を殉職に追いやった連続爆弾犯が脱走し、その手引きをした人物に降谷は首輪爆弾を付けられてしまいます。降谷はその相手にどこか心当たりがある様子。さらに翌日には、とある外国人が持つタブレットが突然爆発。彼は捜査一課時代の松田の名刺を所持していました。
──3年前、萩原の命日の前日に仕事の合間を縫って一緒に墓参りをした降谷、松田、伊達、諸伏。その帰りに渋谷の廃ビルで謎の爆弾犯による事件に遭遇します。4人の能力の高さと連携ぶりは在学時以上で、彼らの活躍により間一髪で爆発を防ぐことに成功。しかしながら犯人は逃走してしまいます。
その事件が3年後に発生する一連の事件の鍵を握っており、降谷は今も自分を支えてくれる大切な仲間たちへと想いを馳せながら、コナンと協力して危機を乗り越えていきます。
年齢:29歳
所属:警察庁警備局警備企画課
愛車:白のマツダRX-7 FD3S
CV:古谷 徹さん→草尾 毅さん
日本の安全と秩序を守り抜くという確固たる意思を貫き、「降谷 零」「安室 透」「バーボン」のトリプルフェイスで活躍。愛国心と正義感が非常に強く、身命を賭して激務をこなしています。
表の顔である「安室 透」の職業は探偵。毛利小五郎に弟子入りし、毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロで働いています。
その正体は公安警察・通称「ゼロ」に所属する「降谷 零」であり、実は「バーボン」のコードネームで黒ずくめの組織に潜入中。
降谷は、組織の裏切り者とされるシェリーを探し出す目的で小五郎に近づき、未熟な探偵を装いながら巧みに情報収集してシェリーの動向を掴んでいきます。その一方で、赤井秀一の死に疑念を抱いて捜査を進めていました。
いつも冷静ですが心は熱く、かなりの負けず嫌い。事前に周到な策略を用意して情報収集するなど優れた探り屋であり、高い推理力、洞察力、身体能力を持ち合わせ、マルチな才能を発揮。時には非情の仮面を被り、いくつもの人格を纏いながら独り戦い続けています。
降谷は、全科目オールAという警察学校の歴史でも類を見ない抜群の成績で入校し、鬼塚教場に在籍。警察を志した動機は、当時行方知れずとなっていた宮野エレーナを探すためでした。
真面目で勤勉ですが、目立つ外見ゆえ他の生徒から絡まれることも。揉めることもありながら、ヤンチャもしながら、親友の諸伏をはじめ松田、伊達、萩原と共に過ごすなかで熱い友情を築いていきます。入学式で総代を務めた降谷は、卒業式でも卒業生代表として卒業証書を授与されました。
警視庁の佐藤美和子刑事の話によると、彼らがヤンチャしまくったせいで、佐藤が入校した年だけ規律が信じられないくらい厳しくなっていたそうです。
全国の公安警察を統括する警察庁警備局警備企画課、「ゼロ」と呼ばれる秘密部隊に所属。「ゼロ」の存在は世間に伏せられ、その活躍は陰で囁かれるのみ。降谷は、警視庁公安部の風見裕也警部補をはじめ年上の部下たちを指揮しており、自らも諜報活動など危険な仕事もこなしています。
公安警察は黒ずくめの組織を日本の脅威と認定して密かに調査を進めており、捜査員を「NOC(ノック)」として組織に潜入させています。NOCとはNon Official Cover。命の危機が迫っても救援が期待できない、危険な任務を遂行する者です。
降谷と諸伏はNOCとして黒ずくめの組織への潜入に成功し、それぞれ「バーボン」「スコッチ」のコードネームを与えられる位置まで上り詰めています。
2年前まで「ライ」のコードネームで黒ずくめの組織に潜入していたFBI捜査官の赤井秀一は、同じく組織に潜入している「バーボン」「スコッチ」とも面識があります。
NOCだと組織にバレた諸伏は大切な人たちを守るため赤井から奪った拳銃で自決し、この一件は赤井の機転によって“正体を見抜いたライがスコッチを射殺した”と組織側には伝わっています。
実際はというと、赤井は諸伏を追い詰めるフリをして逃がそうとしており、諸伏も一度は赤井の説得に応じて自決を思い留まったのですが、階段を駆け上がってくる足音を聞いて拳銃で自らの胸を撃ち抜きました。
降谷は、自決させない道を選択できたであろう実力を持つ赤井が諸伏を見殺しにしたことが許せず、激しく憎むように。その確執はかなり深く、赤井相手だと心を乱し、普段の冷静さを失うほどです。
<TVアニメ>
・667~668話「ウェディングイブ」(75巻)
・671~674話「探偵たちの夜想曲」(76巻)
・681~683話「命を賭けた恋愛中継」(76、77巻)
・699~700話「灰原の秘密に迫る影」(77巻)
・701~704話「漆黒の特急」(78巻)
・705話「密室にいるコナン」(78巻)
・706話「謎解きするバーボン」(78巻)
・722~723話「甘く冷たい宅配便」(80巻)
・734話「ジョディの追憶とお花見の罠」(80、81巻)
・740~741話「蘭も倒れたバスルーム」(81巻)
・751~752話「招き三毛猫の事件」(82巻)
・770~771話「ギスギスしたお茶会」(84巻)
・779〜783話「緋色シリーズ」(序章・追求・交錯・帰還・真相)(84、85巻)
・813話「安室に忍びよる影」(アニメオリジナル)
・836~837話「仲の悪いガールズバンド」(88、89巻)
・866~867話「裏切りのステージ」(90巻)
・872~874話「コナンと平次の鵺伝説」(90、91巻)
・885~886話「謎解きは喫茶ポアロで」(92、93巻)
・898話「ケーキが溶けた!」(アニメオリジナル)
・925~926話「心のこもったストラップ」(94巻)
・941~942話「マリアちゃんをさがせ!」(95巻)
・952~954話「迷宮カクテル」(95巻)
・971~974話「標的は警視庁交通部」(95、96巻)
・983~984話「キッドVS高明 狙われた唇」(96巻)
・1003~1005話「36マスの完全犯罪」(97巻)
・1053~1054話「牧場に墜ちた火種」(99巻)
・1059~1060話「沖野ヨーコと屋根裏の密室」(99巻)
・1085~1086話「不吉な縁結び」(100巻)
・1105~1106話「キッドVS安室 王妃の前髪」(101巻)
・1109~1110話「高木と伊達と手帳の約束」(101、102巻)
・1135~1136話「大岡紅葉の甘い罠」(102巻)
・1150~1151話「怪盗キッドと王冠マジック」(103巻)
<スピンオフ>
・『警察学校編 Wild Police Story』
・『ゼロの日常』
<劇場版>
・『純黒の悪夢』
・『ゼロの執行人』
・『ハロウィンの花嫁』
・『黒鉄の魚影』
・『隻眼の残像』
🧠 編集部の感想:
『名探偵コナン』の警察学校組のメンバーについての詳しい解説は、ファンにとって非常に魅力的です。彼らの友情や絆が物語に深みを加え、特に降谷の孤独感が心に響きます。また、過去の事件との関連性が伏線として効いているのも、物語の緊張感を高めています。
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