2025年5月16日(金)より公開中の劇場アニメ『卓球少女 -閃光のかなたへ-』。
本作は、中国の新進気鋭のアニメスタジオ「画枚動画(杭州画枚動画設計有限公司)」初のオリジナル作品。中国国内でWEB配信された全3話分のエピソードを1本にまとめ、日本語吹替版として上映されています。
本作のメインキャラクターを演じるのは、夏川椎菜さん(ジャン・ルオイ役)、雨宮天さん(ワン・ルー役)、麻倉ももさん(リ・シントン役)、戸松遥さん(ディン・シャオ役)の4名。また、夏川さん、雨宮さん、麻倉さんのユニット「TrySail」がオープニング主題歌を担当しています。
本稿では、公開翌日の5月17日(土)に新宿バルト9にて行われた舞台挨拶の模様をお届け! 夏川さん、雨宮さん、麻倉さんが作品や主題歌の注目ポイントを語ったほか、卓球にまつわるクイズに挑戦し、会場を盛り上げました。
中国ならではの文化で驚いたことや、主題歌「アストライド」に込めた想いを明かす
会場に詰めかけた多くのお客さんの拍手を受け、夏川さん、雨宮さん、麻倉さんが笑顔でステージに登場。本編上映前の舞台挨拶のため、ネタバレに気を付けなければいけないと切り出すと、「誰が犯人か言わないでね」とジョークを飛ばして、お客さんを笑わせます。
さっそく作品の深堀りトークに移ると、まずは「中国ならではの描写」の話題に。制服ではなくジャージを常に着ている、野外に卓球台がある、プロ選手の名前や活躍を誰もが知っている、など卓球大国・中国ならではの文化が作中で多数描かれており、驚きの連続だったとコメントしました。
また、吹替にあたり、原音(中国語のお芝居)を聴いて「(日本に比べ)リアクションが大きい」と感じたそう。収録の際も原音のテンション感を意識して、普段よりもリアクションを大きくした、と収録時のエピソードを語りました。
続いて、3名が歌うオープニング主題歌「アストライド」についての話題へ。曲調やタイトルを複数の候補の中からメンバーとスタッフで話し合って決めたり、歌詞の方向性の確認が早い段階であったりと、丁寧に製作を進めていったことを明かしました。
完成した楽曲については、複数あった候補の中でも「一番ストレートにキラキラだった」と麻倉さん。TrySailとして10年活動してきたことで、(フレッシュ感を出せるかという意味で)「今の私たちにこれを歌いきれるのか?」という心配もあったと夏川さんが当時の心境を明かすと、客席からは「とても良かった!」という意味の大きな拍手がおくられ、3名も安堵している様子でした。
フレッシュ感に加え、メインキャラクターたちの地に足をつけた強さや先を見据える感じなども入れた、と雨宮さんがお二人の言葉も踏まえて、改めて楽曲の聴きどころをアピールし、コーナーを締めくくりました。
「有名焼き肉店のお食事券」をかけ、卓球クイズに挑戦!
ここからは、3名が卓球の知識を身につけるためのコーナー「お肉をくらえ!卓球クイズチャレンジ!」へ。コーナーMCの夏川さんが出題するクイズに、雨宮さん、麻倉さんが挑みます。ジャン・ルオイの叔父さんが経営するお店が中国語で「肉をくらえ」という意味であることにちなみ、全問正解で獲得できる賞品はなんと「有名焼き肉店のお食事券 5000円分」! これには雨宮さん、麻倉さんも目を輝かせていました。
第1問は「卓球のボールの色として、公式試合で認められているのは?」
1. 白とオレンジ
2. 赤と青
3. 黒と赤
4. 緑と黄
これは作中にもたびたび登場しているため、お二人とも楽勝の様子。迷いなく1番「白とオレンジ」と回答し、正解します。
第2問は「卓球ラバーの「テンション系」とはどんな特徴を持つ?」
1. 弾みが良くスピードが出やすい
2. 回転がかかりにくい
3. 球離れが遅くなる
4. 音が静かになる
聞きなじみのない用語に戸惑いつつも、「テンション」から連想できるイメージに一番近いものとして、1番「弾みが良くスピードが出やすい」と予想し、見事正解。賞品をかけ、最後の問題に進みます。
最終第3問は「ラリー中、ボールがネットに当たって相手コートに入った。これは?」
1. やり直し
2. 有効
3. 失点
4. フォルト
2番の「有効」じゃないかと予想するも、なかなか確証が持てないお二人。そこで、客席の反応をヒントにすることに。お二人の予想にお客さんが強くうなずいたことで、最後は自信をもって2番「有効」と回答。結果は……正解! 見事、全問正解で賞品をゲットしたお二人に大きな拍手がおくられました。
お知らせを挟み、あっという間にエンディングの時間へ。何度も見ることで新しい発見がある、試合シーンの迫力を大画面で楽しんでほしい、青春をたくさん感じられる作品になっている、など3名がそれぞれ作品の魅力を改めてアピールし、イベントを締めくくりました。
『卓球少女 -閃光のかなたへ-』作品情報

あらすじ
気持ちを入れ替えて新しい生活を始めるため、実家のある中国東北から遠く離れた杭州の高校に通うことに。
そこで、学業・スポーツともに秀でた優等生のワン・ルー(王麓)、明るい性格で卓球オタクのリ・シントン(李新桐)、フリーダムな問題児・ディン・シャオ(丁晓)らと出会う。
過去の敗北が心の傷になっているルオイは、それでも再びラケットを手に取る。
一方、実力はあるのに卓球チームへの参加を避けるワン・ルー。
卓球に対する様々な想いを抱える4人は、互いのプレーや考えに刺激を受けながら、自分自身の中の卓球に対する想いと向き合っていく。
すべては、青春をささげたあの試合で後悔しないために――。
キャスト
(C)Hua Mei. All Rights Reserved.
🧠 編集部の感想:
『卓球少女 -閃光のかなたへ-』の舞台挨拶レポートは、アニメの魅力が伝わってきて非常に楽しめました。特に、中国文化が反映されている点や、豪華なキャスト陣のトークが印象的でした。また、クイズコーナーでの盛り上がりが、観客との一体感を生んでいて素晴らしかったです。
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