イオンスマートテクノロジーの DevSecOps Div SREチーム @hikkie13 です。
去る2025/5/19(月)に開催された『一日で学ぶクラウドネイティブ技術実践ハンズオン』by CloudNative Days Summer 2025 実行委員会 にオンライン参加してきました。
参加レポートとしてまとめていきたいと思います!💪
「どんなイベントなのかな〜?」と次回以降の参加を検討されている方々の参考になれば幸いです。
イベント概要は、以下の通りです。
学べるOSSをラインナップの多さが光ります。
このハンズオンは、Kubernetesやクラウドネイティブ技術に精通したメンバーが、2025年現在でデファクトとなっている(デファクトになりそうな)新しい技術について一気に学べるように設計したハンズオンです。 下記のような様々なトピックを、手を動かしながら1日で学ぶことができます。
2023年に開催した際には、申し込みわずか半日で定員の4倍の申し込みがあり、急遽増枠した大人気イベントです。
【学べるOSS】
Docker
Kubernetes
Prometheus
Grafana
Pyroscope
Loki
Tempo
Open Telemetry
Cilium
Argo CD
Argo Rollouts
Istio
Hubble
自分の参加理由は以下です。
- 業務上中々触る機会のないクラウドネイティブ技術が多く、さらっと理解できる機会になると良いなと思った。(恥ずかしながら名前すら知らないOSSもチラホラ…)
- ハンズオンのため、手を動かすことで理解が深まりそうと感じた。
- (意志が弱く)中々ハンズオンしてまで学ぶ時間を取れないので、まとめて実施するチャンスだった。
基本的な進め方としては、GitHubで公開されている https://github.com/cloudnativedaysjp/cnd-handson のリポジトリにある通りにハンズオンを進めていく形です。
READMEに記載がある通り、フローチャートから自分の興味に合わせてある程度自由に進め方を選べます。フローチャートが依存関係を示しているので、そこを守る必要があることに注意ください。
開始時点でVMが用意されている!
このハンズオンはGitHubに公開されているので、もちろん自分で進めることは可能です。
ただしこのイベントに参加していると、初めからVMが用意されており必要なリポジトリはcloneされている状態から始めれます。
つまり、chapter_setupをスキップすることができます。
お財布にも嬉しいですし、ハンズオンそのものに集中できるのがありがたいです。
自分の興味がある内容をピックアップして進められる自由度
「実際の進め方」でも記載した通り、フローチャートに沿って自分にとって必要なものを取捨選択して進めることが可能です。
自分の場合はObservability分野に弱かったり、argocdのおさらいをしたかったのでそこを集中的に実施しました。
CloudNative Days Summer 2025 実行委員会有志によるサポート
ハンズオン中はzoomとslackでコミュニケーションを取れます。
何か詰まったところがあればその場でスタッフの皆様に質問し解決することができます。
直接的な質問でなくても、↓のようにスタッフからコメントを頂けます。
このような気軽さが非常にありがたいです。
ハンズオンが洗練されており、何もわからない状態からでも各OSSの動作の雰囲気を感じることができる
ハンズオンのHelmファイルやmanifest fileがしっかり整っているため、実際のmanifestの内容を全く理解できていなくても、学ぶ対象のOSSの動作の雰囲気を感じることが可能です。百聞は一見に如かず、です。
懇切丁寧に1から教えてもらう会ではないことを理解しておく
有料セミナーではないので「講師がいて解説をしてハンズオンを開始する〜」という会ではないです。当たり前ですが、そのような内容を期待する場合は有料の講座を受講しましょう。
僕自身は、無料でこのレベルの会が開催されていることが素晴らしいと思っております。
チャプターに自由度があるからこそ、事前に自分が学びたい内容に目星をつけておくほうが良い
推しポイントゆえの留意点ですが、チャプターの進め方に自由度があるからこそ「自分はこれを学びたい」と言うのを事前に整理しておくと、よりハンズオンのスタートがスムーズになるかと思います。
事前にOSSのリストを見て「このOSSは何の分野だろう?」くらいは押さえておくとより意義のある参加になるかもしれません。
端的に言って非常に素晴らしいイベントだったと思います。
このようなOSSのラインナップをサラッと1日で学べる機会はありがたいです。
クラウドネイティブな技術の学習に興味ある方は是非参加をお勧めします!
また、ハンズオンは入り口に過ぎないので、より深く知りたいものは自身でさらに手を動かしていきたいと思います!💪
最後に、当日スタッフのCloudNative Days Summer 2025 実行委員会有志の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!
イオングループでは、エンジニアを積極採用中です。少しでもご興味をもった方は、キャリア登録やカジュアル面談登録などもしていただけると嬉しいです。
皆さまとお話できるのを楽しみにしています!
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