土曜日, 5月 17, 2025
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『ミッション・インポッシブル』MI8先行上映感想とぽとぽ

🧠 あらすじと概要:

映画『ミッション・インポッシブル』MI8あらすじ

『ミッション・インポッシブル』MI8は、イーサン・ハントと彼の仲間たちが、果てしない危機に直面する中で繰り広げるスパイアクションの集大成です。先を見越した選択と試練が彼らを待ち受けており、過去の決断が未来にどのように影響を及ぼすのかがテーマに描かれています。世界規模の陰謀と戦いながら、彼らは個々の善悪や選択の重みを再認識し、目的を果たすために奔走します。

記事の要約

本記事は『ミッション・インポッシブル』MI8の先行上映に対する感想を述べています。作品が示す「人生の選択」について、過去からの脱却と未来志向の重要性が強調され、特にイーサン・ハントの使命感が印象的です。また、アクションシーンのスケールやスタントの革新性が評価されており、観客に対して深く考えさせるメッセージが込められています。シリーズの集大成として、愛や目的のために戦う姿勢が称賛され、最後には感動の余韻が残ると締めくくられています。全体を通して、シリーズのファンにとって満足感のある作品であることが強調されています。

『ミッション・インポッシブル』MI8先行上映感想とぽとぽ

宿命を塗り替えろ!弧を描く大団円

“Nothing is written.”

すべてつながっている!約30年にも及んだ “Mission accomplished.”。前作から度々出てきた「選択」という言葉。前作では”現在何をしても足掻いても(結局のところ)過去からは逃れられない”=足枷的な感じで、足を取られいつまでも重くのしかかる負のイメージで使われていた「人生は選択の連続の結果」というセリフが、本作では未来につながる前向きなものになっていくのが印象的だった。一つの選択で自分の価値は決まらない!過去ばかり振り返って、「あのときこうしていれば」「あんなこと言わなければ」…とクヨクヨしがちな自分には余計に刺さった。

「定めなどない」― いがみ・憎しみ合っている場合ではない時代。本作で詳しく描かれるのかと思っていたイーサンの過去が分からず仕舞なのも、結果オーライ。だって僕らは未来に向かって生きているのだから!アクションこそが最強のストーリーテリングであることを強固に更新および証明しながら、人類全体やすべての生き物が生きるこの惑星の命運すらも映し出し、観客に考えさせるというビッグバジェットに相応しいメッセージ・テーマ性。同じ未来を生きていく僕ら一人ひとりの善の心にかかっている。昨今の作品では比較的見られるものだから、本作が初めてではないけど、アンジェラ・バセット女性大統領誕生も。

“I need you to trust me. One last time.” 

シリーズ8作目となる本作が本当に最終作フィナーレかは現時点で分からないが、一段落つける相応しい集大成であることは疑う余地なく間違いない!!!!!!!! 上映時間もスタントも話の内容もとにかくスケールが桁外れにデカい!来る所まで来た感じで、このまま続けたらいつか本当にトムが死んでしまいそうな…。ここまで来たらイーサンに課される”インポッシブル・ミッション”は、第三次世界大戦を阻止することくらいしか残っていない。そんなトンデモの連続で、最後の最後まで飽くなき探究心と共にアクションシーンを、スタントを更新してみせる!!

『エンドゲーム』以降『ゴーストバスターズ』など昨今流行りかというほど増えている”全員集合”等の安易な手段に頼ることなく、 ― つまり過度に感傷的になることもなく ― 適度な気持ちよさ・距離感で、ただ巧みに見事にシリーズに今一度1本の一貫した糸を通していくようだ。それはもちろん予め決まっていたものでなく、前作・本作製作に際した突貫工事的後付けであるからある程度力業に頼る部分もあるかもしれないが、それすらも”自らの運命は自らで切り拓いていく”的な本作のテーマにも合致している!…という驚きっぷり。なんせ当時は単なるマクガフィンに過ぎなかった”ある”(J.J.エイブラムスもそこまで考えていなかったに違いない)アイテムを、イーサンの宿命にまで重要なものにしてしまうのだから!!!

愛する人のために、未知の人々のために、我々は影に生き影に死ぬ ―

例えば、”人と関わる仕事が好き”?未来の話をしよう。毎回のように自陣営からも追われ少数の仲間と孤軍奮闘することで、不可能を可能にしてきたイーサン・ハントとトム・クルーズ本人に共通する圧倒的な目的意識を見習いたい。5作目『ローグ・ネイション』ではテイよく利用されトカゲの尻尾切りのように使い捨てられる消耗品としてのスパイ(現場)の苦悩や葛藤、哀愁を描いていたけれど、結果さえ出せれば手段は選ばない・問わない、最終的には肝心ではない。官僚主義・事なかれ主義的な上層部・指揮系統に囚われることなく、大胆不敵な方法で風穴を開ける。目的が正しければ手段は最終的に肯定されるから、恐れることなく出る杭になれ!

シリーズ通して”今度ばっかりは流石にイーサン絶体絶命かと思った瞬間ランキング”を付けるなら間違いなく1位になるくらい(文字通り)息を呑む水中シーンと、目ん玉をひん剥く空中戦シーン!!それらに象徴されるように、歴代の作品を彷彿とさせるアクションシークエンスの数々で、更に更新してみせる!自分としては特別大好きな4作目『ゴースト・プロトコル』〜6作目『フォールアウト』までの3作を超えられるか正直一抹の不安もあったけど、嬉しいことに杞憂だった。

やたらと角度のつけた構図は相変わらずながら、前作のようなヘンテコさは少し影を潜めた。その代わりと言っては何だが、やたらと前に詰まってスペースを背負う形の構図の多さは、やはり「過去」や「宿命」をテーマにした演出か。だから、万事解決後にルッキングルームも取れて、角度もつかず水平な、綺麗な構図に収まるのも必然だった。一件落着後も打ち上げせずに各々消えていくのが『ワイスピ』と違う。もしこれで本当に終わりだったら、もう映画館であのテーマソングを聞く機会は無いのかと思うと残念!

“You owe my life.”

P.S. 興奮冷めやらぬ中、久しぶりに本気で次の回のチケットも買って2回連続で観ようかと思うくらい良かった(思い出補正などがあるにしても)。少し時間開けてからまた観に行こう!



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