Arrowhead Game Studiosは5月20日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』に向けて大型アップデート「民主主義の命運」を配信開始した。これを受けて、多数のプレイヤーが集まり、大きな盛り上がりを見せている。
本作は、『HELLDIVERS』の続編となる協力プレイ対応TPSだ。舞台となるのは人類が宇宙進出した未来。人類の故郷はスーパーアースと呼ばれ、管理民主主義を標榜する統一政府(通称・連邦)によって統治されていた。プレイヤーは連邦が誇る精鋭部隊「ヘルダイバー」として星々に赴き、危険なエイリアンから惑星を“解放”することを目指す。
プレイヤーと対峙するのは宇宙生物のムシ(ターミニッド)や、オートマトンと呼ばれる殺人ロボット、そして高度な文明をもつイルミネイトの三勢力だ。プレイヤーはそれぞれの勢力に占領された星に降り立ち、マップ内のさまざまなミッションに挑み、脱出を目指すこととなる。

そして今回配信された大型アップデート「民主主義の命運」では、あろうことかスーパーアースにイルミネイトが襲来。本作にて初めてスーパーアースが戦いの舞台となり、広大な市街地がプレイアブルマップとして実装された。満を持しての総力戦として描かれており、新たな仕組みもさまざま導入。たとえばスーパーアースには街路を市民が逃げまどっているほか、味方NPC部隊「SEAF」がパトロールしており、SEAFとは共闘することも可能だ。敵地に乗り込んでいた従来のミッションとは違った趣となっている。
さらに新たなゲームシステムとして、メインウェポンのカスタマイズシステムが導入。サイトやマズル、アンダーバレルにアタッチメントを装着できるようになり、反動を抑制したり、取り回しをよくしたりといったカスタムが可能になった。各種アタッチメントは武器を使い込んでレベルを上げていくことでアンロックし、購入することが可能だ。
そんな本作にはさっそく多くのプレイヤーが集っている様子。Steamではアップデート後のピーク時に16万人以上が集い、本稿執筆時点でも同程度の同時接続プレイヤー数を維持している(SteamDB)。本作Steam版には昨年12月の大型アップデート「独裁の触手」の配信直後にも約15万人が集っていたが(関連記事)、それを超える盛況ぶりだ。
ちなみにSteamユーザーレビューには5月20日および21日に本稿執筆時点で約700件のユーザーレビューが集まっており、約90%が好評を投じている。本作において屈指の決戦ともいえる一大イベントということもあり、歓声を上げるユーザーレビューも散見される。
なおレビューには長時間本作をプレイしているユーザーのほか、新たに本作を始めたというユーザーも見受けられる。アップデートにあわせて定価の20%オフとなる税込3584円で購入できるセールが実施されており、過去のセール価格と同額ながら、新規プレイヤーを呼び込んでいる様子だ。
本作は昨年2月の発売後にバランス調整面で賛否が寄せられ、ユーザーの声を反映した大規模な改修が長期間にわたって実施されていた(関連記事)。その後は新規コンテンツ開発に舵が切られているようで、先述した「独裁の触手」では新勢力イルミネイトが実装され盛況を博した。今回の「民主主義の命運」でも新要素が大規模に実装された結果さらに大きな盛り上がりを見せており、2年目を迎える本作のライブサービスの好調ぶりがうかがえる。今後の盛り上がりも注目されるところだろう。
『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。いずれのストアでも定価の20%オフとなる税込3584円にてセールが実施されており、セール期間はSteamでは5月28日まで、PS Storeでは6月4日まで。
🧠 編集部の感想:
『ヘルダイバー2』の人気が急上昇しているのは、最新の大型アップデート「民主主義の命運」が大きな要因ですね。新しいゲームシステムや舞台が加わり、プレイヤーが楽しめる要素が増えたのが魅力的です。多くの新旧プレイヤーが集まり、今後の盛り上がりに期待が高まります。
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