水曜日, 6月 4, 2025
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『トラぺジウム』とかいうとんでもない映画を見た感想ぱきれもん

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

『トラぺジウム』は、主人公の東ゆうがアイドルになる夢を追い求める過程を描いた物語です。彼女は自らスカウトし、南、西、北からの3人の少女を集めて「東西南北」というグループを結成します。物語は、東ゆうの利己的な野望が中心に描かれ、彼女の成長よりも仲間との友情や絆がほとんど注目されない展開が続きます。様々な困難に直面する中で、グループは解散の危機を迎えますが、物語のエピローグでは東ゆうがアイドルとして成功を収める様子が描かれます。

記事の要約

この記事は、映画『トラぺジウム』を見た感想を述べています。最初はアイドル青春ストーリーだと思ったが、実際には主人公が自己中心的に行動する物語であり、仲間の友情や成長は軽視されているとの指摘があります。グループ内の関係が描かれず、東ゆうが利己的な行動を取っても結果として成功する様子が不自然に思え、物語には納得感が欠けていると感じています。また、映画の結末で彼女の行動が肯定されるのは不快であると語っています。しかし、その一方で映画自体は非常に面白く、興味深い作品だったと締めくくっています。

『トラぺジウム』とかいうとんでもない映画を見た感想ぱきれもん

何の気なしにアマプラで見てみたらとんでもない映画でした。タイトルやアマプラのPV映像?なんか見てると4人の力が合わさって頑張っていくアイドル青春ストーリーを想像してたんですが違いました。この映画は東ゆう一人が我を貫き通して過去を顧みることなく成功する異様な物語なのです。この映画は主人公の女の子、東ゆうのアイドルになりたいという執着心によってストーリーが展開していきます。彼女は自らスカウトして、南、西、北から3人の女の子たちを集めて東西南北というグループを結成します。東ゆうと他3人で東西南北ですね。複数人の方が目立てるという算段があったんでしょうか。彼女の利己的な思想が垣間見えますね。それを奨励するかのように物語は彼女の思い描くように、とんとん拍子で進んでいきます。東ゆうの利己的な行動すべてが良い方向に報われていくんですね。それとは対照的にメンバー4人の友情や絆が全く深堀されないんですよ。『こうして私たちは、友情を深めていった』みたいな東ゆうのナレーションを被せて仲睦まじい4人の映像をダイジェストで流して終わり。あくまでメンバーは東ゆうをスポットするための舞台装置でしかないような印象を受けました。東ゆうにとってメンバーの仲を深めることは、彼女の関心事ではないんでしょうね。偶然も作用してうまいこと芸能界に入ることのできた東西南北。しかしメンバーが彼氏バレしたり、人目にさらされるストレスで発狂したりいろいろな事情でうまくいかず、東ゆうの傲慢さも重なってグループは解散してしまいます。東ゆうと他のメンバーではアイドルになることの温度差があったってことなんでしょうね。その後物語の終盤で東ゆうはメンバーに謝罪をして、なんかいい雰囲気になって一緒に歌を歌ってみんな仲直り。私たちを引き合わせてくれてどうもありがとうなんて東ゆうは感謝さえされてしまいます。東ゆうの利己的な行動が結果的に3人を救ったみたいに解釈がされてます。これってなんか気持ち悪くないですか?むしゃくしゃしててそこら辺の人を突飛ばしたらその人がいたはずの地点に鉄骨が落ちてきて命を救ったみたいな。結果としては良かったけどそれって動機としては不純じゃないですか。こういうの凄いもやもやしますね。結果オーライでしかない。そして極めつけが、あれだけの傲慢やわがままを押し通した東ゆうが数年後のエピローグでアイドルになった姿が描かれるんですね。結局アイドルになれるんかい!と。僕としては、アイドル以外の職業に就いていた方が物語の流れとしてまだ納得がいったんですけど。これだと自分が今までやってきた行いが東ゆうの中で正当化されてしまうように思えてならない。実際エピローグで東ゆうは心の中でこうつぶやきます。『夢をかなえることの喜びはかなえたものにしかわからない。ありがとうあの頃の私』、と言ってのけるんですね。これって過去の自分の行いを完全に肯定していないと出てこない言葉ですよね。要するに東ゆうは徹頭徹尾変わっていないんですよ。今も昔も。この物語を通して何の教訓も得ていない。得ていたとしてもその精神的な変化をこの映画は描かずにすっとばしてるんですよ。だから全然彼女がアイドルになれたことの納得感がない。アイドルになったきっかけのインタビューでも『何気なく、応募したオーディションで』とか『誰かの笑顔の手助けができた時、一緒にうれしくなれたんです』とか言っちゃうんですよこいつ。滅茶苦茶ホラーじゃないですか。この白々しいほどの謙虚アピール。まあアイドルらしいと言えばらしいのですが…。ボランティアで知り合った義足の女の子の扱いもすごい気になりますね。東ゆうのオーラに気圧されてアイドルの服装を譲っていたあの子(笑)。何て言うか本当に東ゆうの引き立て役でしかない。アイドルという職業の非情さを裏テーマで糾弾する映画なんですかね?ネガティブなことばかり書き連ねましたが感想としては滅茶苦茶面白かったです。ただ初めて見るタイプの映画だったんで心がずっとざわざわしてて、勢いでの記事を書いてしまってます。友達にも勧めちゃいました。また何か気づいたことがあったら加筆していこうと思います。あとどうでもいいけど、ツインテールのいじめっ子が可愛かったです。

ぱきれもん



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