海外で(特に絶えず価格が変化する米国で)、Nintendo Switch 2の本体やそのゲームの価格がどのくらいになるのかと混乱が巻き起こるなか、当初は気づかなかった人も多いであろう別の料金について明らかになった。Switch 2版の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にはエキスパンション・パスが含まれず、まだ所有していない場合はSwitch 2でDLCをプレイするために追加で購入する必要があるようだ。

特に頭を悩ませることではないと思うかもしれないが、少し説明させてほしい。Switch 2向けのゲームやその価格が発表されて以来、その仕組みについて混乱が生じている。今のところわかっているのは、すでに初代Switch版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を所有している場合、このバージョンは、購入済みのDLCを含めてSwitch 2でもそのままプレイすることが可能ということだ。

しかし、2025年6月5日には『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』が発売される。こちらではグラフィックやパフォーマンスが向上するほか、スマートフォンアプリ『Nintendo Switch App』にて無料で利用できるゲーム連携コンテンツ「ZELDA NOTES」で、プレイ履歴に応じた「称号」がもらえる。すでに初代Switch版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を所有している場合、こうした新要素を自動的に楽しめるようになるわけではないが、1000円(税込)でアップグレードパスを購入するだけですべてのコンテンツにアクセスが可能となる。

それでは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をまだ所有していないが、Switch 2で購入したいと考えている人はどうなるのだろうか。この場合は、「Nintendo Switch 2 Edition」を初代Switch版より1000円高い8678円(税込)で購入することになる(つまり初代Switch版本編とアップグレードパスの合計金額)。だが、それにはエキスパンション・パスは含まれていないため、価格が据え置きになるとすれば、プレイしたい場合はさらに2547円(税込)を支払わなければならない。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の体験をすべて手に入れるには、単純計算で合計1万1225円が必要ということになる。

IGN USが話を聞いた際、任天堂は次のように答えている。「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』には、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド エキスパンション・パス』は含まれておりません。このDLCは別途ご購入いただけます」

これは実際、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を所有している人がすでに支払った料金に、アップグレードパスを加えた金額であるため、公平だと思われるだろう。謎の追加料金がかかっているわけでもない。しかし、ほかの多くの販売元は、最終的に発売から8年が経過したゲームの価格を引き下げたり、新しいハードウェア向けの「強化版」にDLCを抱き合わせて、興味を持っているプレイヤーの経済的負担を軽減させたりしていることは指摘しておきたい。特に、『マリオカート ワールド』が8980円(税込、ダウンロード版)という価格になったこと、そしてSwitch 2の本体価格が4万9980円(税込)になったこと(米国では450ドル。関税の影響でさらに価格が上昇する可能性も指摘されている)を踏まえると、2017年にWii Uで発売されたゲームの最新版に1万1225円を支払うのはなかなかに痛い出費だ。

とはいえ、特に問題にはならないかもしれない。すでに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が素晴らしい売れ行きを記録していることを考えると、現実的な話として、本作をプレイする人の大部分が少なくとも初代Switch版の本編を所有している可能性は高い。だが、新しいハードウェアで本作(とその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』)を購入しようと待っていたのなら、「ブレス オブ ザ ワイルド」のエキスパンション・パスの価格を念頭に置いておく必要があるだろう。

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