木曜日, 5月 15, 2025
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『カプコン ファイティング コレクション2』で、古き良き名作を体験!オンライン対応&新しい対戦環境が新風を巻き起こす【先行レポ】 | インサイド



『カプコン ファイティング コレクション2』で、古き良き名作を体験!オンライン対応&新しい対戦環境が新風を巻き起こす【先行レポ】 | インサイド

来る5月16日、豪華な収録タイトルで格ゲーおじさん達を喜ばせ続けてきたシリーズの最新作、『カプコン ファイティング コレクション2(以下、ファイコレ2)』が発売されます。タイトル一つ一つの魅力も是非おすすめしていきたいのですが、まずその前に。『ファイコレ2』という「格ゲー集合体」ならではの魅力をレビューいたします。

◆「高画質」も、「ゲーセンっぽさ」も追求できるフィルター設定

実際に本作を機動しているモニターで、是非違いを体験してください

各タイトルのポーズメニューの「DISPLAY&SOUND SETTINGS」ではフィルターが設定できます。各フィルターを設定することで、ブラウン管の筐体に写っていた「あの感じ」を再現できるようになっているのです。

また、「内部解像度」の設定がある点にも注目。『ファイコレ』よりも『ファイコレ2』には年代が進んだタイトルが多く、内部解像度を上げた上でフィルター「なし」を設定すると、当時よりかなりキレイに見えるものもあります。自宅のディスプレイや周辺の照明環境に合わせて、こだわりがいがある設定項目です。

◆複数タイトルを同時に待ち受けする、異次元の格ゲー体験!

オンライン対戦には『ファイコレ』初代から実装されている素晴らしい仕様があります。なんと、複数のタイトルを同時に待ち受けできるのです。

例えば『カプエス2』を遊びながら『カプジャム』『パワーストーン』『燃えジャス』を待ち受けし、実際にマッチングしたのは『カプジャム』だったので、それで対戦する……なんてことが実現しています!

そして、対戦が終わった後はまた待ち受けに戻り、次は『パワーストーン』でマッチング……。このように、実際のゲームセンターではあり得ない次から次へ対戦できるという、メドレーのような異次元のゲーム体験ができるのは『ファイコレ』シリーズだけではないでしょうか。

◆新しい環境による未知の可能性!?『ファイコレ2』ならではの追加要素も

本作は、格闘ゲーム新規ファンにとっては『ストリートファイター6』で知ったキャラクターたちの色んな一面、様々なシステムの格闘ゲームに触れる機会に。そして往年のファンにとっては思い出に浸る機会になりますが、それだけではありません。長年アーケードで育まれてきた対戦環境への、重大な変更が行なわれているタイトルも収録されています。

これにより、新規ファンにとっては遊びやすく、往年のファンにとってはより刺激的な環境で対戦ができるのです。具体的な内容については各タイトルでの紹介で紹介させていただきます。

それでは収録各タイトルをレビューいたします。『ファイコレ2』ならではの追加要素があるタイトルは少し多めです。クロスプレイには対応していないので、友人を誘って遊ぶ場合には購入時のプラットフォームに注意してください。掲載タイトルのいくつかは以前に長めのレビューをしておりますので、そちらも是非御覧ください。


◆Capcom vs. SNK Millennium Fight 2000 PRO

・キャラの細かい違いを楽しみたい人へおすすめ

通称『カプエスPRO』。次回作『カプエス2』よりキャラクターは少ないですが(それにしても格闘ゲーム全体から見ると多いキャラ数です)EXTRAキャラを選択することができます。

例えば『スト2』シリーズっぽいケンにするか、『ZERO』シリーズっぽいケンにするか選べるということです。長い歴史を持つキャラだけに、自分にあった技構成のキャラには愛着もひとしお。

深さがある一方で、本作はカプコンの格ゲーには珍しく4ボタンで戦うゲームです。いつもの6ボタン制よりは手っ取り早く技を把握しやすい側面もあるため、カジュアルに遊びやすいかもしれませんね。

◆CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001

・新環境でキャラクターとシステムの組み合わせを試してみたい人、アイディアを考えるのが好きな人にオススメ!

通称『カプエス2』。おそらく『ファイコレ2』収録作の中で長期間遊ばれたタイトルであり、期待も大きいことと思います。前作からキャラは48人に増え、グルーヴ数も増えた上、キャラごとにレシオの配分が可能に。チームの組み合わせは何万通りあるのか想像もつきません。

各グルーヴには、往年のカプコンタイトル、またはSNKタイトルのシステムが再現されています。自分が得意だったタイトルで戦うも良し、過去タイトルではあり得なかった組み合わせを開発するも良し。まさに「ドリームマッチ」が本作なのです。

・「EO版準拠」での変更点をチェック!

かつてアーケード家庭用に移植された『CAPCOM VS. SNK 2 EO MILLIONAIRE FIGHTING 2001』(通称「EO版」)に施されたバランス調整が、デフォルトのバージョンとして設定されています。(オリジナルへ変更可能ですが、ランクマッチのルール設定は「EO版準拠」となっていますEO版はアーケードでは稼働しておらず、またネットワーク対戦に対応した移植も今回が初めてのことです。新しい対戦環境に挑む前に、主要な変更点を抑えておきましょう!

・猛威をふるった「前転キャンセル」に無敵時間が付与されなくなった

画像はただの前転。これで接近して強引に攻めるだけでも十分に強力です

最も大きい変更点です。グルーヴによって前転(弱P+弱K)動作ができるのですが、これには打撃や飛び道具に対する無敵時間が存在しています。これだけでも強いのに、なんと前転をキャンセルして必殺技を出すと無敵時間が必殺技に付与されていたのです。

例えば、前転をキャンセルして波動拳を出した場合、波動拳に飛び込まれても無敵時間で飛び込みを無効にしつつ、波動拳の後ろ側を当てる……なんてことができていました。

このテクニックが発覚した後、織り込み済みでプレイし競っていたプレイヤーも多いのですが、安定させることが難しいのでプレイヤーにとって参入障壁ですし、前転キャンセルと相性の悪いキャラにとって逆風の環境でした。EO版準拠では前転キャンセルをしても無敵時間は付与されないので、意味のないテクニックになったと言っていいでしょう。純粋にキャラとグルーヴの組み合わせを楽しんで戦いましょう!

・Pグルーヴが大きく強化され、爽快に

「昔はのぅ、弱の昇竜拳の隙に反撃を入れるのもちょっとむずかしかったんじゃよ」そんな昔話をしたくなる小さな隙に、さらなる読み合いが発生します

アーケード版ではやや苦しい立ち位置にあった、『ストリートファイターIII』シリーズ準拠のPグルーヴに大きな強化が施されています。なんと、Pグルーヴだけ「スーパーキャンセル」が可能になったのです。これにより、「昇竜拳から真昇竜拳」のようなド派手かつ出しやすいコンボがPグルーヴのみ可能になっています。さらに、「空振りした昇龍拳の降り際をキャンセルして、逆択真空波動拳」のようなキツイ読み合いを仕掛けることも可能に。

・なんと隠しキャラで対戦可能!ランクマッチでの強さや如何に

画面を制圧する二発の斬空波動拳。しかもバックジャンプから出せてしまう

流石に火力や体力は抑えられているものの、なんと隠しキャラがランクマッチでも使用可能です。あの真豪鬼がランクマッチで使える興奮、すべての格闘ゲーマーに味わっていただきたいですね。

凄まじい性能ですが、体力は全くありません。強Pキャンセル昇竜拳だけでこの減り

その他、一部グルーヴ、キャラクターの性能が調整されているとのことです。オリジナル版との比較検証環境がないためはっきりとは分からないのですが、過去に発売されたEO版ではオリジナル版で強力過ぎたキャラクター(サガットなど)の火力が抑えられていたり、筆者の大好きなレアキャラたち(イーグルなど)の火力がアップされていました。是非実際に遊んで確かめてください!

◆CAPCOM FIGHTING Jam

・過去に遊んだタイトルの経験ですぐ戦いたい人にオススメ

通称『カプジャム』。『カプエス』系の作品とは異なり、本作では各キャラの出身タイトルをかなりそのまま再現した仕様で戦うことができます。そのため、使用キャラの出身タイトルさえ遊んでいればいきなり実戦でも対戦が可能です。

また、2キャラでチームを組むシステムですが、試合中は常に1vs1ですし、ラウンド終了後にキャラを変えるかは自由です。そのため、キャラの弱点を補うようなチームだけでなく、自分が戦いたくない1キャラを選ばせないための「脅し」としてのキャラ選出も戦術として考えられます。つまり、実際には1キャラしか使えなくても遊べるように作られていると言えます。

・『カプジャム』といえばやっぱり「イングリッド」と「ブリス」

正式なプレイアブル参戦としては他にPSPの『ストリートファイターZERO3↑↑』しか存在しないはずなのに、異様な人気を誇るキャラ、イングリッド。可愛らしいビジュアルの彼女がオンライン対戦で使えるのは『ファイコレ2』が初めてです!

ネタ技じゃないんです。強いんです。コマンドにクセがありますが、『ファイコレ2』ならワンボタン必殺技で安心!

そして『カプジャム』のもう一つの思い出がこの「ミッドナイトブリス」。デミトリの超必殺技なのですが、相手を女性化してから吸血します。原作である『ヴァンパイア』以外のキャラの女性化が見れるということで、当時のゲーム雑誌でも話題になった記憶があります。

普通に女性化するキャラから、そのキャラゆかりの別の女性キャラに変化するものもあり非常にバラエティ豊かです。一見の価値あり。

◆ストリートファイターZERO3↑(アッパー)

・激レアキャラで戦ってみたい人へオススメ

通称『ZERO3アッパー』。アーケードにおけるシリーズの最終タイトルでした。この最終バージョンで追加された激レアキャラ、「ユーリ」「ユーニ」で遊べる点は大きなポイント。彼女たちは服装から見てとれるように、かつてキャミィが所属していた「ベガ親衛隊」のメンバーです。『ストリートファイター6』からキャミィのファンになった格ゲーマーたちには、是非彼女たちの戦闘スタイルにキャミィのエッセンスを感じてほしいです。

・『ファイコレ2』では、「着地キャンセル」の調整もあり

ZERO3アッパー』では、オリジナルコンボ発動中に着地をしゃがみでキャンセルすることでコンボを非常に長く続ける「着地キャンセル」というテクニックがありました。『ファイコレ2』のランクマッチでは、着地キャンセル「なし」が設定されています。長いオリジナルコンボを前提としない新しい環境になっているので、新鮮な気持ちで対戦してみましょう。

◆パワーストーン 

・2D格闘をちょっと休憩したい人へオススメ

パワーストーン』は『ファイコレ2』収録作の中では異色の、3D対戦アクションゲームです。コマンド技のない簡単な操作システムが特徴。ステージに発生するパワーストーンを3つ集めると超強力な変身ができるので、まずはなんとかパワーストーンを手に入れましょう。

続編の『2』と比較すると本作はアクションが1vs1を前提とした深さのあるものになっていると感じました。特に、ジャンプについては『2』よりも自由度が高く、強力な飛び蹴りを繰り出すことができます。格闘ゲームとは一味違う読み合いをしたい人にオススメです。

画面全体を演出するロック演出も1vs1の本作ならでは

◆パワーストーン2

・大人数でワイワイ楽しみたい人へオススメ

パワーストーン2』は、なんと同時に4人で対戦できる3D対戦アクションゲーム。4人の乱戦を前提としたシステムになっており、より操作はシンプルに整理されています。

その分、増加したキャラクターやステージギミックやアイテム、パワーストーンの取得によるヘイト管理が重要です。

ステージギミックは前作より更に過激に
アーケードモードでは、二人の協力プレイが楽しめます。当時アーケードで対戦ではなく協力できるゲームは少なく貴重でした

◆燃えろ!ジャスティス学園

・簡単操作で派手な技を出したい人にオススメ

通称は『燃えジャス』。本作は学園モノならではの個性的なキャラクターと、その組み合わせで発生するアクションが魅力的です。

一般的な格ゲーのコマンド技もありますが、切り返しに使える「愛と友情のツープラトン」はボタンを同時押しするだけで発生。タッグによってド派手な攻撃を出すことができます。空中コンボも斜め下+強Pまたは強Kで打ち上げてボタンを押すだけで自然と滞空してコンボになっていくので、未経験でも自然とそれらしい動きができるようになっているのが嬉しいですね。

また、アーケードモードでは所属する学園別の「ストーリーモード」が楽しめます。類を見ない濃さのキャラクター達のデモは必見です。

◆スターグラディエイター2

・本格対戦をすぐに楽しみたい人にオススメ

通称『スタグラ2』。軸の移動はありますが、操作感は2Dアクションに近いです。ボタンを押していくと次々攻撃が派生するプラズマコンボや、プラズマコンボからキャンセルできる必殺技、ピンチを切り返すプラズマリベンジなど、最近の格闘ゲームにも継承されているシステムが目白押し

共通システムの数は少なくないですが、操作が簡単かつ整理されているので、『ファイコレ2』収録作の中ですぐランクマッチをしたいという格闘ゲーム経験者には、『カプジャム』と同じくらいオススメです。


以上のように、『ファイコレ2』にはアーケードの第一線で遊び続けられてきたタイトルだけでなく、カジュアルに遊べるものも含めて豪華タイトルが目白押し。ランクマッチの複数タイトル待ち受けで会いましょう!

カプコン ファイティング コレクション2』はニンテンドースイッチ/ PlayStation4/Xbox One/ PC(Steam)にて、2025年5月16日(金)予定です。





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🧠 編集部の感想:
『カプコン ファイティング コレクション2』の発売が楽しみです!オンライン対戦に対応し、懐かしいタイトルが現代に蘇ることで、新旧のファンが楽しめる環境が整いましたね。特に複数タイトルを同時に待ち受けできる新しい対戦スタイルに期待大です!

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