🧠 あらすじと概要:
あらすじ
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は、可愛らしいキャラクターたちが住む「スウィートランド」というお菓子の世界が舞台です。物語は、ゴットンと呼ばれる敵が現れ、スウィートランドを制圧し、住人たちを脅かすところから始まります。主人公たちは、傾いた世界の平和を取り戻すために立ち上がりますが、その過程で奇妙な力や秘密を発見しながら冒険を繰り広げていきます。
記事の要約
この記事では、『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の世界観と物語の背景について深く考察しています。著者は、なぜスウィートランドが敵に容易に制圧されたのか、そしてその世界が遥か未来である可能性について論じています。特に、キャラクターたちが「オカシーズ」として人間と不思議な関係を持つことを踏まえ、人々が生き残るための戦略や環境についての考察が展開されています。また、食事の代わりにお菓子を食べる未来の社会についても言及し、歌唱シーンを通じてキャラクターたちの「ニュータイプ」的な能力に触れています。
全体として、この映画は単純な子供向け作品ではなく、深い社会的・文化的メッセージを持つものであると結論づけています。最後に、著者独自の視点からオカシーズ化したお菓子の強さをランク付けする「オカシーズ化最強お菓子tier表」が付されています。
・Q. 子供向けファンタジー映画にそういう考察するのは野暮だろ
A. 当たり前だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ド ン !!!!!!!!!!!
以下よりほんへ
考察① なぜスウィートランドは容易に制圧されてしまったのか
流石にいくらなんでも人間側が弱すぎではないかという話。
抵抗をしていればゴットンの弱点にも気づいていた可能性は高いし、マッカロンが吸引破砕機でゴットンを無害化していたことから考える力や抵抗手段はあったはずである。
にも拘らず、なぜスウィートランドはわたあめに制圧されてしまっただろうか。 私が考えているのは、「制圧されても生死には全く問題がなかったから」という説である。
『たべっ子どうぶつ』などのキャラクターたちは、本作品においてオカシーズと呼ばれる「人間がお菓子を食べると出てくる不思議な存在」だ。
そんなオカシーズたちには重要な性質がある。
「オカシーズ化とお菓子化が可逆」という性質だ。
オカシーズたちは人間に「いただきます」と言われると、なんとお菓子に戻るのである。
実際作品中でも、たべっ子どうぶつたちのお菓子化・オカシーズ化が2度描写されている。
ここから考えられるのは、このループを使うことで「スウィートランドにいる限りは炭水化物・脂質を無限に摂取することが可能」ということだ(もしかしたら隕石からエネルギーを消費しているなどの可能性もあるかもしれないが)。
さらに、本作品中の人間たちはお菓子さえ摂取していれば生きていける体質である可能性(後述) も考慮すると、「スウィートランドでは仕事をしなくても食料を確保できる」という状態になっている可能性は十分に考えられる。
そして、仕事しなくてよいほどに十分な食料があるとどうなるか。 現実において、以下のような俗説がある。 南国では種さえ植えれば食料は勝手にできる一方、北国では冬を越すために必死にならなければならないため、南国の方がおおらかな性格になるという話だ。
つまり、食糧生産に必死にならなくてよいスウィートランドの人々も、南国の人々のようなおおらかさを持つようになっていた可能性があるというわけだ。
上記より、ゴットンの侵略に対してほとんど抵抗をしていなかったのは、オカシーズの性質を利用した食料無限化により生きていくことに問題がなく、また人々には「なんとかなるだろう」というおおらかさがあったからであると考えられる。
考察② 本作品は遥か未来の話であり、人々はお菓子しか食べなくても生きられるようになっている
作品中の食事シーンはすべてお菓子だ。マッカロン宅での夕食シーンも「わたあめのスープ」という謎のお菓子(?)。
そりゃエンタメ作品でいちいち真面目に人間アピールのために食事シーンなんか描写しねえだろカスが、という声もあるだろうが、ここはあえて真面目に考察していく。
近年、食事の代わりにお菓子を食べるという人が増えてきているという話が一部で上がっている。またそれと同時に、健康意識への高まりによって、栄養素や健康面へ配慮した製品が成長するとの見立ても上がっている。
ソース:世界の10人に1人が食事の代わりにお菓子を食べる?! ―ユーロモニター調査 – Euromonitor.com
これにより、「遥か未来の世界では、お菓子を食べるだけでも十分な栄養を採ることができるようになっている」と考えることはできないだろうか。
実際、「完全メシ カラムーチョ ホットチリ味」なる、栄養バランスを考慮したお菓子も既に発売されており、今後とも健康意識の高いお菓子は成長していく可能性が高い。 そうして、遥か未来のことを考えてみよう。
あらゆるお菓子に十分な栄養素が詰め込まれ、一食の食事として堪え得る製品になっているのではないだろうか。
しかし、このままでは作中世界が遥か未来であるという証拠が不十分だ。 マッカロンの吸引破砕機や、ワニくんの羽、バイクの小型ジェットエンジンから、技術面において我々の世界よりもいくらか未来の技術を持っているであろうことは散見される。 ただ、たべっ子どうぶつたちの乗る飛行機が我々のそれと特別変わっているわけではなさそうなことも考慮すると、上記の例は「未来の技術」というより「個人の技術」である可能性も高い。ワニくんは早く国立研究所に行け。
ともすれば、どのようにして作中世界が未来であることを示せるであろうか。
考えずとも、作中にしっかりと描写されているではないか。
そう、物語中盤、囚われたペガサスちゃんの歌唱シーンだ。
高い塔に幽閉されたペガサスちゃん。その日の夜、自身の持ち歌を歌いだす。 するとなんということだろうか、町中の人々が窓から顔を出し、それに合わせて歌い始めたではないか。
さらに、たべっ子どうぶつのメンバーたちも、ペガサスちゃんに「私たちは大丈夫だよ」と伝えるように窓から顔を出すのだ。
・・・何か奇妙に感じないだろうか。 そう、高い塔にいるペガサスちゃんの歌声が、届くはずのない家屋にまで届いているのだ。いくら幽閉されている所が密室ではないとはいえ、明らかに異様だ。しかも、外は危険だと言って普段外出しない人々が、この時ばかりは皆無防備にも歌を歌いだすのだ。
なぜ街の人々はペガサスちゃんの歌を聞くことができたのだろうか。
それは、人々が皆ニュータイプであり、ペガサスちゃんの感応波に共鳴したためである。
ニュータイプ
ニュータイプ (Newtype) は、『ガンダムシリーズ』に登場する架空の概念である。劇中においては、時空を超えた非言語的コミュニケーション能力[1][2]を獲得し、超人的な直感力と観察力と洞察力を持つ、新しい人類とされる人間を指すが、その概念は明確にされず、さまざまな解釈が可能で想像の余地を残した形で描かれる[3]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遥か未来、人々は進化しニュータイプの力に目覚めた。 そしてそんな世界の中生まれたオカシーズたちもまた、ニュータイプとしての素質を持ち合わせていた。 あの歌唱シーンは、まさに人々やキャラクターがニュータイプであることを示すと同時に、ニュータイプの存在=遥か未来の話であるということを示しているシーンなのだ。
上記より、本作品は遥か未来の世界を描いており、人々はお菓子だけ食べていても生きていくことができるということが考えられる。
おまけ:オカシーズ化最強お菓子tier表
異論は認める。なお、アンパンマングミ等のお菓子以外に原点があるIPを使っているお菓子はオカシーズ化不可とする。
tier S
・ビックリマンチョコ
言わずもがな。神を呼び出せる。
tier A
・森羅万象チョコ ビックリマンチョコの下位互換に近いが、何か手伝わせたり戦わせるには十分なスペック。・キャベツ太郎
カエルのおまわりさんが拳銃を所持しているので、戦力増強に。1袋当たりの個数も多く、手数になるのが強み。
tier B
・うまい棒(うまみちゃんパッケージ版) かわいい。・カール、チョコあ~んぱん など、特定職のキャラクターが載っているお菓子 近年問題となっている労働者の確保に一躍買ってくれる。・きびだんご など、近接武器持ちキャラが載っているお菓子
流石に銃持ちのキャベツ太郎には勝てないが、白兵戦には十分かもしれない。ただ、きびだんごに関しては数が少ないのが弱いか。
tier C
・ミルキー 流石に厳しい。・キョロちゃん、柿ピーの2人組 など、小柄なキャラクター 厳しい(できる仕事の幅が)。・コアラのマーチ コアラだし多分ずっと寝てる。・M&M
シンプルに怖いだろ目の前にいたら。
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