はじめまして。1月からケータイ Watch編集部の一員となりました、岩井と申します。よろしくお願いいたします。私は編集部に加わる前からシャオミ端末を愛用している、いわゆる“Mi Fan”です。

 さて、今年のシャオミ・ジャパンは、多くの新機種やIoT製品の発売、直営店のオープンなど、この4カ月だけでも驚くほどの勢いを見せています。中でも私が特に惹かれたのが、シャオミでは珍しくコンパクトと言えそうなモデル「Xiaomi 15」です。発表会やXiaomi Store、レビュー用にお借りした端末などで実際に触れてみて、そのサイズ感に魅力を感じました。

 そして新年度早々、Xiaomi 15を購入しました。これまで大型ディスプレイのモデルが多かったシャオミのラインナップの中ではコンパクトなこの端末はひときわ目を引きます。

手に馴染むサイズ感と絶妙なバランス

 私が日常使いしているスマートフォンの中で、Xiaomi 15と似たサイズ感のものにはiPhone 12があります。比較すると、Xiaomi 15のほうがわずかに大きく、重さもやや感じられますが、手に持ったときのフィット感は非常に良好で、片手操作も問題ありません。

左がXiaomi 15、右がiPhone 12

握りやすいサイズ

 特に、これまでXiaomi 14 Ultraのような大きめサイズのスマートフォンを使用していた私にとっては、このコンパクトさはまさに感動的です。ポケットからの出し入れもスムーズで、日常使いのストレスが大きく軽減されると感じました。

 また、日本の発表会では言及されていませんでしたが、中国向け発表会では「Xiaomi 15」は重量バランスが前後50:50に設計されているとのことで、そこも特筆すべき点です。実際に持ってみると、端末の上部が重く感じることもなく、とても安定しています。この絶妙なバランスは、長時間の使用でも疲れにくいというメリットにつながるでしょう。

Xiaomi Launch March 2025より。中国向けの発表会ほど触れられなかったが、グローバル向けの端末も50:50のようだ

美しさと指紋とカメラ周りのデザイン

 ご存知の通り、リキッドシルバーの背面は、波打つように見える美しい仕上がりになっています。手に持ったときの質感も心地よく、所有欲をくすぐる魅力があります。この独特の質感は、他のスマートフォンにはない個性だと感じています。ふとした瞬間に光が反射してまぶしく感じることもありますが、それも含めて印象的です。

Xiaomi 14 Ultraで撮影したXiaomi 15。眩しいほど反射している

発表会で撮影。眩しすぎてXiaomi 15を持った安達氏の手元が見えない

 ただし、美しい背面である一方、指紋が付きやすいという点は否めません。”裸”で使用する場合は、こまめに拭き取る必要があるでしょう。また、カメラ周辺は波打っておらずフラットなため、意図せず自分の顔が映り込んでしまうことがあります。この部分も他のモデルのようにブラックで統一されたデザインであれば、見た目にもより洗練されるのではと感じました。

 Xiaomi 15には、Xiaomi 14 Ultraやフォトグラフィーキットと同様、底面が大きく開いた形状の付属ケースが同梱されています。ただし、Xiaomi 15の側面も背面と同じシルバーであるため、指紋や汚れが目立ちやすくなっています。この心地よい感触をケースなしで楽しみたい気持ちもありますが、指紋や傷を考えると、やはり保護対策は欠かせません。

保護ケースの底面部分は大きく開いている

 そこで私は、中国のECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」で、保護フィルムやケースを購入しました。いろいろと試してみて、Xiaomi 15の美しさを活かしつつ、しっかり守れるベストな組み合わせを見つけたいと思っています。

AliExpressなどでは良さそうなものが見つからなかったため、拼多多で購入

Xiaomi HyperOS:グローバル向けにない機能

 Xiaomi 15に搭載されている「Xiaomi HyperOS」ですが、中国向けの「HyperOS」と比べると、グローバル向けでは一部の機能が削除されているようです。

 たとえば、Xiaomi HyperAIによる「画面翻訳」機能がその一例です。一応、「AI字幕」や「会話を翻訳」といった機能は共通で存在しますが、「画面翻訳」や「カメラ翻訳」はグローバル版にはありません。これはGoogle Geminiに置き換えられているためだと考えられますが、日本語に対応していないアプリの画面をサッと翻訳できないのは、やや不便に感じます。

中国向け「翻訳」アプリ

グローバル向け「AI字幕」アプリ

設定画面は似ているが「翻訳」アプリと「AI字幕」アプリと異なる名前となっている

 また、ホーム画面のカスタマイズ性にも違いがあります。中国向けではXiaomi独自のウィジェットが用意されているようですが、グローバル向けではAndroid標準のウィジェットのみが利用可能です。Xiaomiならではのデザイン性の高いウィジェットが使えないのは少し残念に感じます。

Android向けのウィジェット

 こうした点については、ぜひ今後、グローバル向け製品でも導入されることを期待しています。

今のところは、触っていておもしろいスマホという印象



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