CD PROJEKT REDは本日(2025年6月3日),「ウィッチャー」シリーズ最新作「The Witcher IV」について,Unreal Engineの活用技術などを紹介するプレゼンテーションを「State of Unreal 2025」で行った。
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「The Witcher IV」,Unreal Engine活用技術を6月3日22:30から配信予定の「State of Unreal 2025」で紹介
CD PROJEKT REDは本日(2025年6月3日),「ウィッチャー」シリーズ最新作「The Witcher IV」について,6月3日22:30から配信予定の「State of Unreal 2025」でEpic Gamesとプレゼンテーションを行うと発表した。Unreal Engineのどのような機能や技術を使用しているのか,明らかになる予定だ。
プレイアブルキャラクターは,女性のシリ。技術デモでは,彼女が愛馬に乗り,港町を探索する様子が披露された。ゲームプレイでは,300体以上のNPCが行き交う活気ある市場などの様子も確認できた。
Unreal Engine is helping the world of The Witcher to invigorate open world experiences, prepare the newest Witcher saga for the future and push boundaries like never before.
It goes pretty Aard if you ask us!: https://t.co/W3KfuoU10w pic.twitter.com/Da5ljzfMP5— Unreal Engine (@UnrealEngine) June 3, 2025
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これらPS5実機で60FPSで動作し,レイトレーシングにも対応した美しいグラフィックスを実現している。
Unreal Engineの最新技術を活用し,妥協なく配置された高密度の森林や,機械学習を使用した馬の筋肉の動き,シームレスなアニメーションなどが紹介された。
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発売日などの発表はなく,6月5日6:00から配信される「State of Play」などでの続報に期待したい。
※記事中の画像は配信のキャプチャです
「State of Play」2025年6月5日6:00から配信決定。PS5タイトルの最新情報を40分にわたって紹介
SIEは本日,配信番組「State of Play」を日本時間2025年6月5日6:00から配信すると発表した。世界中のソフトウェアメーカー各社からリリースされるPS5用タイトルの最新情報が40分にわたって紹介される予定だ。
- キーワード:
- PS5
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- ニュース
- 編集部:MU
「State of Unreal 2025」配信ページ
「The Witcher IV」公式サイト
※2025年6月3日23:30ごろ追記:プレスリリースを追加しました
CD PROJEKT REDは6月3日(火)、米国オーランドでのUnreal Fest 2025の開幕に際し、Epic Gamesと共にステージに登壇し、Unreal Engine 5(UE5)を使用した『ウィッチャー4』のテックデモを披露しました。このテックデモでは、主人公であるシリが怪物退治の依頼を受けた様子を通じて、ゲームのオープンワールドを支える革新的なUE5の技術や機能を紹介することを目的としています。
テックデモの舞台となったのは、ゲームシリーズで初登場となる地域「コヴィリ」です。主人公シリが愛馬ケルピーとともに、険しい山々や森林を抜け、活気ある港町「ヴァルドレスト」に向かいます。その道中で、CD PROJEKT REDとEpic Gamesは、Unreal Engine 5 の各種技術がどのようにゲームのパフォーマンスや映像美を向上させ、没入感のあるオープンワールドを形作っているかについて解説しています。
『ウィッチャー4』のパートを含むUnreal Fest 2025のプレゼンテーション全編は、 こちらからご覧いただけます。
2022年に二社間の戦略的パートナーシップが発表されて以降、CD PROJEKT REDはEpic Gamesと協力し、Unreal Engine 5のオープンワールド開発機能を拡張するとともに、CD PROJEKT REDのオープンワールド設計哲学に特化した強力なツールの開発と既存機能の拡張に取り組んできました。PlayStation 5で60フレーム毎秒(FPS)で動作する今回のデモは、『ウィッチャー4』の世界を舞台にしたゲームエンジンの力を示すもので、Unreal Animation Framework、Nanite Foliage Rendering、Mass AI群衆スケーリングを備えたMetaHumanテクノロジーなどの新機能が紹介されています。これらのツールは開発とテストが完了し次第、本日リリースされたUnreal Engine 5.6を皮切りに、すべてのUE開発者に順次公開される予定です。この取り組みにより、他のゲーム開発スタジオも、パフォーマンスを犠牲にすることなく、没入感のある大規模なオープンワールド環境を60 FPSで実現することが可能になります。今回のプレゼンテーションはPlayStation 5上で実行されましたが、『ウィッチャー4』が発売されるすべてのプラットフォームでこれらの機能と技術がサポートされる予定です。
Unreal Animation Frameworkは、人ごみの多い場面でリアルなキャラクター動作を可能にします。Epic Gamesと共同で開発されたFastGeo Streamingテクノロジーは、環境データを迅速かつスムーズに読み込むことを可能にします。Nanite Foliageテクノロジーは、パフォー
マンスを損なうことなく、森や野原に密度の高いディテールを加えます。
Massシステムは、大規模で動的な群衆を簡便に処理し、ML Deformerはキャラクターのアニメーションに筋肉の動きに至るまで微細でリアルな表現を加えます。
CD PROJEKT RED共同CEO、ミハウ・ノヴァコウスキ:
「Epic Gamesとパートナーシップを組んだのは、オープンワールドゲームの技術をさらに進化させるためです。PlayStation 5上で60FPSで動作するUnreal Engineを使用した私たちの取り組みを早期段階でお見せできたことは、重要な節目であり、両チーム間の素晴らしい協力関係を示すものです。しかし、これで終わりではありません。『ウィッチャー4』の開発が進むにつれ、このパートナーシップから生まれるさらなる技術革新やインスピレーションに期待しています。」
Epic Gamesの創業者兼CEO、ティム・スウィーニー氏:
「CD PROJEKT REDは業界最高のオープンワールドゲームスタジオのひとつであり、彼らが『ウィッチャー4』でUnreal Engineの進化に協力してくれていることに感謝しています。すべてのUnreal Engine開発者と共有可能な新たなオープンワールドの構築技術を開発するにあたり、彼らは理想的なパートナーです。」
『ウィッチャー4』に関する詳細情報は公式ウェブサイトをご覧ください。また、『ウィッチャー』シリーズに関する最新情報は公式ウェブサイトおよびX(旧Twitter)でご確認いただけます。
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『ウィッチャー4』公式サイト
CD PROJEKT RED Japan公式X
🧠 編集部の感想:
「The Witcher IV」の技術デモが公開され、驚くほど美しいグラフィックスとスムーズな60FPSの動作に期待が高まります。Unreal Engineの新技術が活用され、オープンワールドの表現がさらに進化する様子が興味深いです。シリを主人公としたストーリーは、どのような冒険をもたらすのか、早くプレイしたい気持ちになります。
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