Seagateの30TB HDDが一般発売を開始
公開日: 2025年07月16日 12:06
Seagateが新たに30TBのハードディスクドライブ（HDD）を一般向けに発売しました。これまで主にデータセンター向けに提供されていた「Exos M」モデルと、NASに最適化された「IronWolf Pro」モデルが登場し、価格はそれぞれ約8万5000円から約8万9000円です。
新しいHDDモデルと価格
- Exos M 28TB: 569.99ドル（約8万5000円）
- Exos M 30TB: 599.99ドル（約8万9000円）
- IronWolf Pro 28TB: 569.99ドル
- IronWolf Pro 30TB: 599.99ドル
Exos Mは高エネルギー効率のストレージが求められる顧客向けに設計され、データ配置の最適化やリアルタイムのエッジ分析などに適しています。一方、IronWolf ProはNASシステムに特化しており、AIワークロードに対する強化が期待されています。
HAMR技術に基づく革新
Seagateは、この30TBの容量を実現するために「熱アシスト磁気記録（HAMR）」技術を採用しています。この技術は、従来の垂直磁気記録（PMR）とは異なり、磁気記録媒体を加熱することで、より高密度のデータ保存を可能にします。これにより、Seagateはプラッタ当たり3TBの面密度を達成しました。
このHAMR技術は、将来的に36TBや40TBのHDD展開も見据えており、すでに36TBのHDDが一部の顧客に提供されています。
市場の反応と今後の展望
30TB HDDの登場により、データストレージ市場は一層の進化が期待されます。特に、ハイパースケール環境や企業向けのストレージ需要に応える製品としての地位を確立するでしょう。今後、さらなる大容量モデルの開発も注目です。
ご興味のある方は、Amazonなどでの購入を検討してみてください。
🧠 編集部より：
Seagateの30TB HDDが一般発売開始
2025年7月16日、Seagateが画期的な30TB HDDを一般向けに発売しました。これにより、個人利用者や小規模なビジネスも、これまでデータセンター向けにしか入手できなかった大容量ストレージを手に入れることができます。
製品ラインナップと価格
新たに発売されたHDDには、「Exos M」モデルと「IronWolf Pro」モデルがあります。価格は以下の通りです：
- Exos M 28TB：569.99ドル（約8万5000円）
- Exos M 30TB：599.99ドル（約8万9000円）
- IronWolf Pro 28TB：569.99ドル
- IronWolf Pro 30TB：599.99ドル
Exos Mは高エネルギー効率を求める企業向け、IronWolf Proは主にNAS環境での使用に最適化されています。
技術的背景：HAMR技術
30TBという容量は、「熱アシスト磁気記録（HAMR）」技術によって実現されています。この技術は、従来の垂直磁気記録(PMR)とは異なり、磁気記録媒体を加熱することでデータ密度を向上させます。Seagateはこの技術を用いて、特に大容量ストレージにおいて優れたパフォーマンスを発揮しているとしています。
関連リンク一覧
ちょっとした豆知識
Seagateは長年にわたり、HDDの技術革新を続けてきましたが、特にこのHAMR技術は業界のゲームチェンジャーとして注目されています。大容量ストレージを必要とするビジネスが増加する中、このような技術はますます重要になっていくでしょう。
-
キーワード: 30TB HDD
※以下、出典元 ▶ 元記事を読む
Views: 0
