キヤノンやニコン、ソニー、パナソニックなど、カメラメーカーが異なるとRAW画像のファイル形式も違うものになります。なぜ独自のファイル形式を採用しているのかについて各カメラメーカーに質問した結果を、海外メディアのThe Vergeが公開しています。

We asked camera companies why their RAW formats are all different and confusing | The Verge
https://www.theverge.com/tech/640119/camera-raw-spec-format-explained-adobe-dng-canon-nikon-sony-fujifilm


デジタルカメラの中には撮影した画像をRAW画像として保存できるものがあります。RAW画像にはJPEG形式の画像よりも多くの情報を格納可能で、後から写真の明るさやシャープネスなどを柔軟に調整可能。このため、写真愛好家やプロ写真家に好まれています。

以下の画像ファイルは、左から順にニコン製カメラ「D5」、ソニー製かメラ「α1 II」、パナソニック製カメラ「LUMIX DC-GH7」で撮影したRAW画像です。ファイル形式はニコンが「NEF」、ソニーが「ARW」、パナソニックが「RW2」でそれぞれ異なります。


同様に、キヤノンは「CR3」、富士フイルムは「RAF」、OM SYSTEM(旧オリンパス)は「ORF」といったようにメーカーごとにRAW画像のファイル形式は異なります。この原因について、各カメラメーカーに質問し、ソニー、パナソニック、シグマ、キヤノン、ペンタックスから回答を得ることに成功しました。なお、ニコンと富士フイルムには質問を送付したものの回答を得られなかったとのこと。

各メーカーの回答は以下の通り。

ソニー:ソニーのαシリーズはイメージセンサーや画像処理エンジンなどのデバイス特性に最適化してパフォーマンスを最大化するために独自のARW形式を採用しています。

パナソニック:独自のフォーマットによって最適化が可能となり、独自のカメラ機能をサポートできます。

シグマ:独自のデータ形式を用いることで、カメラの情報を現像ソフトに正確に提供できるようになります。ただし、汎用(はんよう)性は低くなります。

キヤノン:独自のRAW形式を採用することで、標準化された規格に縛られることなく独自の情報をRAW画像に追加できます。また、データを自由に扱うことが可能となり、現像時に最適な処理を実行できるようになります。

ペンタックス:独自のフォーマットのメリットは、独自の進歩が可能な点です。デメリットは、他社製アプリでサポートされない可能性があることです。

なお、RAW画像のファイル形式が各社でバラバラな状況を改善するべく「DNG」というファイル形式が普及しつつあります。DNGはAdobeが開発したファイル形式で、すでにライカ、カシオ、リコー、ペンタックスといったカメラメーカーがDNGを記録できるカメラを生産しています。また、AppleとGoogleもDNGのサポートを表明しており、iPhoneのカメラで「Apple ProRAW」での撮影を実行すると撮影データがDNG形式で保存されます。

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