木曜日, 5月 15, 2025
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「Nintendo Switch 2」の明かされていない技術仕様のウワサ総まとめ、カスタムNVIDIA T239 SoCや1536個のCUDAコアを備えたAmpereベースのGPUに12GBのLPDDR5X RAMなど



「Nintendo Switch 2」の明かされていない技術仕様のウワサ総まとめ、カスタムNVIDIA T239 SoCや1536個のCUDAコアを備えたAmpereベースのGPUに12GBのLPDDR5X RAMなど


2025年6月5日にリリースされる予定のNintendo Switch 2は正式に技術仕様が公開されていますが、どんなチップを使っているのか、総合的なスペックはいかほどなのかといった詳細な情報は出ていません。詳細情報について、開発者向けキットベースのリーク情報やウワサなどをテクノロジー系メディアのEurogamerがまとめています。

Nintendo Switch 2: final tech specs and system reservations confirmed | Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/digitalfoundry-2025-nintendo-switch-2-final-tech-specs-and-system-reservations-confirmed

Nintendo Switch 2のCPUおよびGPUはNVIDIA製カスタムプロセッサであり、本体保存容量(ROM)は256GBであることが正式に発表されています。

非公式には、とあるYouTuberが手にれた「Nintendo Switch 2のマザーボード」からさらに多くの情報が明らかになっています。例えば、SoCはNVIDIA製の「T239」で、ストレージはHynixの256GB TLC UFS 3.1、MediaTekのMT3681AEN Wi-Fi/Bluetoothチップ、RealtekのALC5658オーディオチップ、SoCに電力を供給する2相PMIC(電源管理用IC)などが搭載されているほか、GPUは6個のTPC(テクスチャ・プロセッシング・クラスター)にそれぞれ2個のSM(ストリーミング・マルチプロセッサ)が実装されていて、SM1個当たり128CUDAコアで、GPU全体で1536のCUDAコアを実装しているといった具合です。

Nintendo Switch 2のSoC分析で8基のA78Cコア・1536個のAmpereシェーダー・Samsungの8nmプロセスの存在が明らかに、パフォーマンスはGTX 1050 Tiに匹敵 – GIGAZINE


CPUにはARM Cortex A78Cが採用され、ARMv8 64ビット命令セットを実行しており、Nintendo Switch 2では64K L1命令キャッシュと64K L1データキャッシュがあり、8つの256K L2キャッシュ搭載で8コアすべてが4MBのL3キャッシュを共有しています。

初代Nintendo Switchでは、ARM Cortex A57コアが4つ搭載され、そのうち1つはOS機能用に、3つは開発者用に開放されていました。Eurogamerは、Nintendo Switch 2でも同様の比率で、6つのコアが開発者に提供され、2つのコアがOS実行用に予約されていると推測しています。CPUのクロック周波数は携帯モードでは1100MHzで、TVモード時に用いられるパフォーマンスモードでは998MHzまで下がるとの指摘あり。パフォーマンスモードよりも携帯モード時の方がCPUのクロック周波数が高い理由については、携帯モードではメモリ帯域幅が低下してCPU性能に影響を与える可能性が高いためとEurogamerは推測しています。

なお、任天堂はCPUの最大クロック周波数を1.7GHzと明記しているため、リーク情報との差分については、任天堂が将来的に開放する可能性のある理論上の最大値か、特別な状況で発揮されるクロック周波数である可能性をEurogamerは指摘しています。Nintendo Switchでは、ローディング画面でGPUをダウンクロック周波数し、サーマルヘッドルームを使ってCPUを最大1.785GHzまで引き上げてローディング時間を改善していたため、同様の処理をNintendo Switch 2でも行う可能性があります。


GPUの最大クロック周波数は、非公式には携帯モードで561MHz、パフォーマンスモードで1007MHzになることが確認されていますが、正式には1.4GHzとされています。開発者はクロック周波数レートを調整することができますが、GPUリソースをフルに使えるわけではなく、その一部はシステム用に割り当てられています。

メモリ(RAM)には、12GBのLPDDR5Xが使用され、メモリ帯域幅はパフォーマンスモードで102GB/s、携帯モードでは68GB/sです。12GBのメモリのうち3GBはシステム自体が予約しており、開発者が利用できるのは9GB。Nintendo Switchでは合計でわずか4GBのメモリしか搭載しておらず、開発者が利用できるのは3.2GBだったため、任天堂は今回、ゲーム以外の機能のためにRAMの大部分を確保していることになります。


Nintendo Switch 2はほとんど既存の技術のカスタムバリエーションを使用していますが、任天堂のために完全にカスタムメイドされたコンポーネントがあります。それは「FDE(ファイル解凍エンジン)」と呼ばれるもので、ストレージとデータをやりとりするときに役立ちます。

Nintendo Switch 2には256GBのUFSストレージが搭載されていますが、外部ストレージとして最大2TBのmicroSD Expressカードを利用可能です。データは通常、ストレージ上で圧縮されているため、ゲームをロードするときはロードするだけでなく解凍する必要があります。ここで解凍を担うのがFDE。Nintendo Switch 2は、解凍をCPUではなくFDEに委ねることができるため、より高速で電力効率に優れているはずだとEurogamerは指摘しています。

その他、詳しい情報・ウワサからスペックは以下の通りだと推測されます。

  Nintendo Switch 2 Nintendo Switch
CPU アーキテクチャ 8x ARM Cortex A78C 4x ARM Cortex A57
CPU クロック周波数 998MHz (TVモード), 1101MHz (携帯モード), 最大1.7GHz 1020 MHz (TV/携帯モード), 最大1.785GHz
CPU コア 6コア(+システム用2 コア) 3コア(+システム用1コア)
GPU アーキテクチャ Ampere Maxwell
CUDAコア 1536 256
GPU クロック周波数 1007MHz (TVモード), 561MHz (携帯モード), Max 1.4GHz 768MHz (TVモード), up to 460MHz (携帯モード), Max 921MHz
メモリ 128-bit/LPDDR5 64-bit/LPDDR4
メモリ帯域幅 102GB/s (TVモード), 68GB/s (携帯モード) 25.6GB/s (TVモード), 21.3GB/s (携帯モード)
メモリ容量 9GB(+システム用3GB) 3.2GB(+システム用0.8GB)

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🧠 編集部の感想:
「Nintendo Switch 2」の技術仕様に関する噂が多く報道され、特にNVIDIAのカスタムプロセッサの搭載には驚きました。高性能なGPUと大容量のRAMによって、ゲーム体験が大きく向上することが期待されます。新しい機能や性能向上により、任天堂ファンがどのような楽しみを味わえるのか、非常に楽しみです。

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