





LM Studioに新機能追加
2025年6月26日、LM Studioのバージョン0.3.17が公開され、MCP(Model Context Protocol)サーバーへの接続機能が追加されたことが発表されました。このアップデートにより、一般的なPCでも手軽にLLM(大規模言語モデル)を動作させることが可能になり、さまざまな外部サービスやツールとの連携が実現します。
MCPとは何か?
MCPは2024年11月にAnthropicによって発表されたオープン標準であり、生成AIと他のシステムを双方向で接続する仕組みを提供します。この接続を通じて、AIは情報の取得や自動化を行う能力が向上します。LM StudioにMCPを追加する際には、チャット画面からサイドバーの「Program」を選ぶ必要があります。
インストール手順
- チャット画面で「Program」を選択し、「Install」をクリック。
- 表示される警告を確認し、「Got It」をクリック。
- エディタが開かれ、任意のMCPサーバーに接続するための設定を行います。
セキュリティに関する注意
MCPの使用には注意が必要です。信頼できないソースからのMCPは、セキュリティリスクを引き起こす可能性があります。正確な設定と動作確認を行うことが推奨されています。
具体的な接続例
LM Studio 0.3.17では、例えばHugging FaceのMCPサーバーに接続する手順が示されています。「Add to LM Studio」をクリックし、必要なトークンをエディタに設定することで、Hugging Faceのツールとリソースを利用できるようになります。
ワンクリックでの接続
さらに、LM Studioの告知ページでは、ワンクリックでMCPサーバーに接続できるリンクボタンを作成するツールが公開されています。この機能により、ユーザーはより簡単にAIと外部システムを連携させることが可能になります。
この新機能は、AIの活用をさらに進化させる重要な一歩となるでしょう。興味のある方はぜひ、LM Studioの公式ページで最新情報をチェックしてみてください。
🧠 編集部より:
【補足説明】
LM Studioについて
「LM Studio」は、生活の中で生成AIを気軽に楽しむことができるソフトウェアです。特に、GPUを搭載していないPCでも動作するため、多くのユーザーにとって利用しやすい環境を提供しています。これにより、開発者や研究者だけでなく、一般ユーザーもAIモデルを手軽に試すことが可能となります。
MCP(Model Context Protocol)とは
MCPは、Anthropicが開発した生成AIと他のシステムを接続するためのオープンスタンダードです。このプロトコルを使用することで、様々な外部サービスやツールと連携し、自動化や情報取得を行えるようになります。MCPを通じて、AIの可能性が大いに広がる一方で、信頼できるソースのMCPのみを利用することが重要です。
使用方法
LM StudioでMCPを利用するには、まずチャット画面を開き、サイドバーから「Program」を選択、その後「Install」をクリックし「Edit mcp.json」を選びます。これは、任意のMCPサーバーに接続するための設定を行う画面となります。
セキュリティ注意点
MCPの利用にはセキュリティリスクが伴うため、「信頼できるMCPのみを使う」「動作確認を行う」といった注意が必要です。特に、不明なソースのMCPを使用することは避けるべきです。
便利なリソース
背景知識
生成AI技術は急速に進化しており、さまざまな業界で利用が進んでいます。特に、教育、健康管理、カスタマーサービスなどの分野での活用が見込まれています。MCPのような接続プロトコルが普及することで、AIの導入がさらに加速するでしょう。
このように、LM StudioとMCPの組み合わせにより、ユーザーは手軽に強力なAIツールを利用できるようになってきています。興味がある方は是非、これらのリソースを活用してみてください!
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キーワード: MCP (Model Context Protocol)
※以下、出典元 ▶ 元記事を読む
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