米Microsoftは14日(現地時間)、「Hey, Copilot!」とマイクでPCに呼びかけることでAIアシスタントのCopilotが利用できる機能をWindows Insider向けに展開した。Microsoft Store経由で更新を配布し、現時点では英語でのみ利用可能。ほかの言語については段階的に展開する。
Copilotアプリバージョン1.25051.10.0以降への更新により、PCがロック解除されている状態であれば、「Hey, Copilot!」というウェイクワードでCopilotを起動できる。このハンズフリー体験により、アイディアを誰かと相談したい時などでも、作業を止めずに必要な回答を得られる。
この機能は標準ではオフとなっており、設定で有効にする必要がある。この機能を有効にすると、WindowsのシステムトレイにCopilotがマイクを使用していることが分かるアイコンが表示される。
より具体的な仕組みとしては、Hey, Copilot!を有効にした場合、特定のフレーズを検出するオンデバイスのウェイクワードスポッターが起動する。ウェイクスポッターはデバイス上のメモリにある10秒間の音声バッファを使うが、音声バッファがローカルに録音または保存されることはない。
ウェイクワードが検出されると、画面下部にCopilot Voice Floating UIが表示され、小さなチャイムが鳴るか、Copilotによる音声の挨拶もしくは応答が得られる。ここで初めて音声バッファから音声がクラウドに送信され、ユーザーの質問に対する答えに必要な通信が行なわれる。
UI上で閉じる(☓)を押すか、数秒間何も話さないと自動的にチャイムや音声確認とともに終了する。なお、ウェイクワードの検出はローカル処理だが、その後の応答はインターネット接続が必要。
🧠 編集部の感想:
「Hey, Copilot!」の音声操作機能は、効率的な作業を提供してくれそうです。ハンズフリーでのアクセスは特に便利で、アイディアをすぐに相談できる点が魅力的ですね。今後、多言語対応が進むことで、より多くのユーザーに利用されることを期待しています。
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