🔸内容:
実践!Googleの生成AI GeminiでGASコード生成
概要
Googleの生成AI「Gemini」を使って、Google Apps Script(GAS)のコードを日本語で依頼し、実際に動かす過程を紹介します。最初のタスクは、スプレッドシートのA列のデータを読み取ってログに出力するコードを作成することです。
知っておきたい料金
- Gemini
- 無料プランあり
- Advancedプラン(有料):月額2,900円(Google One統合)
- Google Apps Script
- 基本は無料で使用可能
- Workspaceアカウントでは一部機能が拡張される場合あり
商用利用時の注意点
- Geminiに機密情報や個人情報は入力しないこと。
- GASのコードは業務利用が可能ですが、社内の規則も確認することが必要です。
プログラム実践手順
- Geminiを開く
- プロンプトの入力
プロンプト例:
「Google Apps Scriptで、スプレッドシートのアクティブシートのA列の値を全て取得し、ログに出力するコードを書いてください。」
このプロンプトは、スプレッドシートのA列にあるデータを一行ずつ読み取り、ログに表示する処理を依頼しています。
-
Geminiが生成したコードを確認
たとえば、指定されたA列のデータを最後の行まで取得し、ログに出力するコードが返されます。 -
スクリプトを実行する準備
- 新しいGoogleスプレッドシートを作成し、A列にデータを入力。
- スクリプトエディタを開く:「拡張機能」メニューから「Apps Script」を選択。
- Geminiから得たコードをエディタに貼り付けて保存。
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スクリプトを実行
- 作成した関数を選び、実行ボタンをクリック。
- 初回に権限の許可が求められるので、指示に従って承認。
- ログを確認
上部メニューから「表示」を選択し、「ログ」を確認。A列のデータが表示されていれば成功です。
よくあるエラーとその対処法
- スクリプトが実行できない:初回は権限許可が必要です。
- ログが空:A列にデータが入っていない可能性があるため、再度確認。
- 想定外のエラー:エラーメッセージをGeminiに尋ねてみること。
- 範囲が無効:スプレッドシートが保存されていない場合が考えられます。
まとめ
- Geminiに指示を出すことで、自動でGASコードを生成可能です。
- 初心者でも簡単に自動化の体験ができる。
- ログ出力はコードの動作確認において基本的な手法です。
次回予告
次回は、スプレッドシートのデータを自動的に整列・集計するスクリプトをGeminiに依頼します。
この内容により、生成AIを使ったプログラミングの実践方法がより具体的に理解できると思います。
🧠 編集部の見解:
この記事は、Googleの生成AI「Gemini」を使って、Google Apps Script(GAS)でスプレッドシートのデータを処理するプロセスを紹介しています。特に、スプレッドシートのA列の値を取得してログに出力する具体的な手順が詳しく説明されています。
### 感想
最初に感じたのは、AIの進化が本当にすごいということです。昔は、プログラミングができる人にしかできなかった作業が、今では誰でも手軽にできるようになってきています。このような技術の普及は、特に教育やビジネスの現場に大きな影響を与えると感じます。
### 関連事例
例えば、最近では多くの企業が業務の効率化を図るためにRPA(Robotic Process Automation)を導入しています。AIが自動化を助けることで、従業員はよりクリエイティブな仕事に集中できるようになり、時間を有効に使うことができるのです。
### 社会的影響
この技術の普及は、仕事の在り方に変化をもたらすでしょう。単純作業が自動化されることで、労働市場に新たなスキルの需要が生まれ、教育体系も変化していくことが予想されます。また、小規模なビジネスでもAIを利用することで、生産性を向上させられるチャンスが増えるのではないでしょうか。
### 背景や豆知識
ところで、Google Apps Script(GAS)はその名の通り、Googleの製品に特化したスクリプトを書くための言語ですが、実はJavaScriptがベースとなっています。これにより、プログラミング経験がある人ならすぐに扱いやすいのが特徴です。また、GASはクラウドベースなので、どこでもアクセスできるのも大きな利点です。
要するに、AIの活用は新しい風をビジネスにもたらしており、この流れは今後も続くでしょう。次回はさらに実務っぽいスクリプトの作成を予定しているとのことで、ますます楽しみです!
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主なキーワード: 自動化
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