「Cactus Chat」レビュー
公開日:2025年06月26日 20時00分
近年、サーバー処理を利用したチャットAIが普及していますが、オフラインでの使用やデータプライバシーを重視する声が高まっています。そんなニーズに応えるアプリが「Cactus Chat」です。このアプリは、AndroidスマートフォンとiPhoneの両方でチャットAIをローカルで実行できるのが特徴です。
アプリの機能と使い方
まず、Cactus Chatをインストールすると、サイズ0.61GBのAIモデルをダウンロードします。初期設定ではAlibabaの言語モデル「Qwen2.5-0.5B」を使用し、実際にオフライン環境で動作するかを確認するためにデバイスを機内モードに切り替えてテストしてみました。
例えば、「スマホのバッテリーを長持ちさせる方法を教えて」と入力すると、Pixel 9 Pro1000においては毎秒15トークンを出力し、スムーズに応答が返ってきました。
このアプリではCPUだけでなく、GPUを活用する設定も可能ですが、あまり性能向上は見られませんでした。具体的には、Pixel 9 ProではGPU使用時に1秒あたりのトークン数が14に減少しました。しかし、他のAIモデルも利用可能で、「Llama-3.2 1B Q6」をダウンロードすることで、より新しいモデルへのアクセスも可能になります。
iPhone版の利便性
iOS版も同様に操作が簡単で、基本的な設定はAndroid版と共通です。ダウンロード後、機内モードに切り替え、同様の質問を入力すると、iPhone 16 Proでは秒間61トークンを生成。これにより、高速な応答を実現しています。
まとめ
「Cactus Chat」は、AIモデルをローカルで実行し、データプライバシーに配慮した利用ができるアプリです。AndroidとiOSの双方で利用可能で、ユーザーが自分のデバイス上でAIと対話する新しい体験を提供しています。さらに、GitHubにてソースコードも公開されているため、開発者にとっても注目のプロジェクトです。
詳細情報やインストールは、以下のいずれかのリンクから行えます。
このアプリにより、誰もが手軽にAIと対話できる時代がさらに進んでいくことを期待します。
🧠 編集部より:
「Cactus Chat」概要と機能
自宅で使えるAIチャットアプリ
「Cactus Chat」は、AndroidスマホとiPhoneでAIモデルをローカルに実行し、チャットすることができる無料アプリです。サーバーを使わずに自分のデバイスでAIを動かすことができるため、プライバシーを重視するユーザーにとって非常に魅力的です。
主な特徴
- ローカル実行: インターネット接続がなくても動作するため、オフラインでの利用が可能。
- 複数のAIモデル: 初期モデルはQwen2.5-0.5Bですが、他にも「Llama-3.2」など多様なAIモデルを利用できます。
参考リンク
体験レビュー
Pixel 9 ProやiPhone 16 Proでの使用感もレポートされています。特に、機内モードに切り替えた状態でもスムーズにチャットが続いている様子が確認できました。Pixel 9 Proでは毎秒15トークン、iPhone 16 Proでは毎秒61トークン出力されることがわかり、性能の高さが伺えます。
豆知識: AIモデルについて
現在、多くのAIモデルがオープンソースとして公開されています。これにより、開発者や研究者が自由にモデルをカスタマイズして利用することが可能です。例えば、OpenAIのGPTモデルやMetaのLlamaモデルは、その代表的な例です。
セットアップ方法
利用方法は非常にシンプルで、アプリの初回起動時にはAIモデルのダウンロードを行います。これにより、初期設定が完了し、すぐに利用を開始できます。
個人データをわざわざクラウドにアップロードすることなく、自宅で安心してAIとやりとりができる点が「Cactus Chat」の最大の利点です。
さらに知りたい
アプリの動作や具体的な使い方に関しては、以下のYouTubeリンクも参考になります。
このように、手元の端末で簡単に利用できるAIチャット、非常に興味深い選択肢ですね!
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キーワード: Cactus Chat
※以下、出典元
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