🧠 概要:
概要
この記事では、著者の石塚洋輔がAIを使った文章生成の経験と、自分自身で文章を書くことの意義を語っています。AIは便利で効率的だが、情熱や温度感が欠けていると感じ、自分の言葉で書くことが大事であると強調します。また、AIとの共創によって、より良い文章を生み出す方法についても言及しています。
要約の箇条書き
- AIは便利だが、面白くないと感じる。
- AIに文字起こしを読ませ、記事を作成させたが、ワクワク感が欠如していた。
- 自分で書くことの楽しさと表現の自由を再確認。
- AIは編集者としての役割が得意であり、文章を整えたり削ぎ落としたりする能力が高い。
- 自分の意図を伝えるためには、やはり自分の言葉が重要。
- 過去にセミナーを文字起こしした本は読みづらかったが、しっかりとした性格の書籍は多くの人に読まれた。
- 自分で語り、AIを利用して整えるスタイルが今の自分に合っていると認識。
- フロントエンドの内容は詰め込み過ぎず、読者の心に残る構成が大切。
- 自分の言葉とAIの力を組み合わせて、「読まれる発信」を続ける意欲を示す。
AIって便利だけど、面白くはないんですよね。
最近、Udemy講座の文字起こしをAIに読ませて「おすすめ記事にして」って頼んだら、ちゃんとまとまった文章が出てきた。でも、ぜんぜんワクワクしなかった。
僕はやっぱり、自分の言葉で書くのが好きだし、そっちの方が伝わる。
この記事では、「書く」ことに対する僕のスタンスの変化と、AIの役割の再定義についてまとめてみました。
🧩 本文構成
1. AIに文字起こしを読ませて記事を書かせたら…
2. 情景も温度もない、事務的な文章
3. 試しにゼロから自分で書いてみたら
4. 人間にしかできない“スイッチ”と“脱線”
5. AIは「編集者」として本領を発揮する
6. メールも書籍も、自分の意図を削がずに届けたい
7. セミナー本は“読み物”に仕立ててこそ伝わる
8. フロントエンドは完璧じゃなくていい、共感の入り口でいい
9. 書くことにおいてAIとどう共創していくか
AIを活用することと、自分で書くことは対立じゃなく共創。
「まず出して、あとで整える」
僕はこれからも、このスタイルで書いていく。
同じように、AIとの付き合い方に悩んでいる書き手や起業家に、
何かヒントになればうれしいです。
― 書きたいことが溢れる僕がたどり着いた、伝えるための選択
最近、あるUdemy講座の文字起こしをAIに読ませて、
「おすすめ記事にまとめて」と指示してみた。
たしかに、整理はされていた。要点も抜けていなかった。
でも……読んでいて、全然ワクワクしなかった。
機能としては優秀、だけど…
“こういう講座です”“こういう内容です”っていう事務的なまとめはできても、
そこに温度や余白や自分らしさは、なかった。
語りかけてるつもりでってお願いしても、なんか“っぽい”だけ。
僕がほしいのは、「っぽさ」じゃなくて、「伝えたいことが伝わる文章」だった。
やっぱり、自分で書いた方が早い
試しに、自分でゼロから書き始めてみた。
すると不思議なもので、「あ、ここでスイッチ入れよう」とか
「ちょっと話脱線するけど」っていう自由さが戻ってくる。
そして、ちゃんと戻ってこれる。「話、戻しますね」って。
これは、人間にしかできない。
いや、自分にしかできない表現なんだと、あらためて感じた。
AIは、編集者としてとても優秀
もちろん、AIがまったく役に立たないわけじゃない。
むしろ**「削ぎ落とす」作業にはめちゃくちゃ向いてる。**
僕が言いたいこと全部詰め込んだら、平気で何万文字にもなる。
それを一緒に「15000文字に」「書籍のフォーマットに」って整える編集者としては、頼れる存在。
紙の書籍で言えば、原稿6万文字くらいになるイメージ。
その「読みやすく整える」「章立てをつける」というところで、AIは本当に助かっている。
伝えたいことを、伝えたいままに伝えるために
AIは便利だし、時短にもなる。
でも、細かいトーンや順序、どのメールで何を言うかっていう戦略を持った文章は、
やっぱり自分で書いたほうが、ちゃんと“伝わる”。
キャンペーンも同じ。たとえばメールを何通か書くとき、「この1通ではこれだけを伝える」と決める。
その精度やバランス感覚は、“人に伝える”という経験からしか育たない。
セミナーの書籍化で学んだこと
過去には、セミナーをそのまま文字起こしして本にしたこともある。
内容は濃かった。けど……読みづらかった。
それに対して、しっかりと「読み物」として体裁を整えた書籍は、
多くの人に読まれ、喜ばれた。
自分で伝える。AIと整える。
― どちらも使って、「読まれる文章」にしていく
今は、「伝えきる」よりも「伝わる」ことのほうが大事だと思っている。自分の文章は、時に熱くなりすぎるし、長くなりすぎる。
でも、それでいい。まずは出すこと、語ること。
そして、AIと一緒にそれを整えていく。
それが、僕の書くという行為の「今」のスタイル。
フロントエンドは“共感の入り口”でいい
書籍にしろ、講座にしろ、結局そこからファネルに入ってもらって、
少しずつ価値観を共有して、長く関係性を築いていく。
だから、フロントは詰め込みすぎなくていい。
読みやすくて、心に残って、次につながる構成にすればいい。
そんなふうに、自分のことばと、AIの力をうまく使い分けながら、
これからも“読まれる発信”を続けていこうと思う。
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