イラストレーターの水季氏が4月20日、フリーの探偵アドベンチャーゲーム『エイプリル探偵事務所』を公開し、SNSで好評を博している。

本作は「ややこしいことは全部スキップして、“犯人はお前だ”のところだけやるハイスピード推理ゲーム」となっている。プレイヤーは、群雄割拠の大探偵時代を迎えるロンドンにて居を構える地味な探偵事務所「エイプリル」の代表私立探偵となり、連行されてきた9人の被疑者と面談をする。

とはいえ、実際に面談で相手の言い分を聞くかどうかは自由だ。「話を聞かない」を選択して、即「犯人じゃない」「犯人はお前だ」の選択肢に移ることができ、作品紹介文のとおり1周あたり2分という怒涛のハイスピードでエンディングに向かうことが可能だ。また本作には12種ものエンディング分岐とコンプリートのおまけがあり、どのエンディングに到達したかによって表示される作品ロゴが変化するという演出も存在している。

仮に各被疑者の話を聞いた場合でさえ1周あたり数分で終わるくらい、被疑者の言い分も短い。推理の元にできそうな情報が少なくエンディング回収もすぐに完了してしまいそうだが、12種のエンディングをすべて見ることは意外に難しい。SNS上では「スピーディな展開なのに、マルチエンディングのやりこみ要素が面白い」と好評なようだ。特に、「8」以降のエンディングは何度かプレイしてもなかなか到達できない人が多いようで、そのもどかしさに苦戦するユーザーもみられる。全エンディングを回収できたプレイヤーは、メモを取りながらプレイするなど各登場人物の主張や背景を理解したうえでコンプリートしている模様だ。1周が短いながらに、解禁された情報をもとに推理を進めることができるという、深みのある設計となっている。

なお本作は、もともと水季氏がX上にてエイプリルフールに投稿した数枚のイラストが発端。「エイプリルフールのノリと勢い」の投稿が、実際にゲーム化されたようだ。

筆者もプレイしてみたところ、1~3番のエンディングはすぐに回収できたものの、そのほかは考えて周回しないと収集できないようで、試行錯誤やキャラクター理解のために思わず繰り返しプレイに没頭してしまった。本作は無料プレイであり1周も短く気軽に触れられるため、興味のある方はプレイしてみてもいいだろう。

『エイプリル探偵事務所』は、PC(Webブラウザ/Windows)向けに無料で配信中。



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