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概要
この記事では、教師の後藤大輔が「集客の極意」を教育に応用した経験を語っています。起業家から得た「目の前の人を全力で楽しませること」が教育における重要な要素であるとし、クラス全体を効率よく扱うのではなく、個々の生徒に焦点を当てることの重要性を訴えています。
要約
- 教師としての交流: 教師である後藤は、起業家との交流を通じて多くを学んでいる。
- 集客の極意: 起業家から「目の前の人を全力で楽しませること」が集客において重要だと教わる。
- 教育との共通点: マーケティングと教育は、数や効率を重視する傾向が似ているが、個々に対するアプローチが重要。
- クラスの構成: 一番遠くにいる生徒を楽しませることを意識することで、他の生徒にも影響が及ぶ。
- 教育の口コミ: 1人の生徒が楽しむことで、他の生徒を引き寄せる効果がある。
- マーケターとしての教師: 教師は授業の参加を促し、興味を引き、リピートを期待させるなど、マーケティングの手法を使っている。
- 育てることの重要性: 教師は売る相手ではなく育てる相手として、目の前の生徒を大切にすることが未来につながる集客になる。
- 実践の提案: 授業に困難を感じている教師に、目の前の1人に本気で向き合うことを勧める。
理由は、またそのうち話します。
で、
起業家さんに、
「集客の極意って何なんですか?」
と質問してみました。
返ってきた答えは、シンプルでした。
「目の前の人を全力で楽しませること」
これを聞いた瞬間、「ああ、これはまんま教育じゃないか」と
かなり合点がいったんです。
マーケティングと教育の共通点
マーケティングの話になると、多くの人は「効率よく、大量に、たくさんの人を集める方法」に目を向けがちです。でもこれって、学校教育も似たところがありますよね。
「クラス全体をまとめるには?」「学年全体の底上げには?」
「地域の学力平均を上げるには?」
数で語る。平均で測る。効率を求める。
その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
でも、現場に立つと気づくんですよ。
クラス全体に話してるつもりが、誰にも届いていないってことに。
目の前の“あの子”に向けて授業をする
僕が最近、意識してるのはこういうことです。
「クラスの中で、一番遠くにいる子を、楽しませるにはどうすればいいか?」
その子に届いたら、たいていの子には届く。逆に、その子を無視してクラス全体に向けて話しても、だいたいスベる。
たとえば、授業でわざと小ネタを仕込む。ツカミでちょっとしたボケを入れる。
板書の中に“気づいた人だけニヤッとする仕掛け”を忍ばせる。
お笑い芸人かって言われるけど、
こっちは命がけで“惹きつけ”を演出してるんですよ。
なぜなら
「1人を笑わせたら、隣の子も笑い出す」「1人が集中し始めたら、空気が変わる」
「1人が『授業って楽しい』と言ったら、流れが生まれる」
これ、マーケティングの「集客原理」と全く同じだということに気づいたからです。先生って授業を教える人というより、子どもたちの学習意欲を邪魔しないようにする人。という形が、最近はかなり適切だと考えています。
1人に本気で届けた結果、口コミが起きる
ある時、授業後にこんなことがありました。
「先生の授業、○○くんが『めっちゃ面白い!』って言ってたから、今日楽しみにしてたんです」
別のクラスの子がそう言ってきたんです。
まさか、あの無口で静かな○○くんが!?と驚きました。
でも、これがまさに“教育の口コミ”だと思うんです。
たった1人を、本気で楽しませた結果、
その子が“他の誰か”を連れてくる。
チラシもSNSも使ってない。
でも確実に「集まる」し、「広がる」。
まとめ:教師こそ最強のマーケターである
教師って、ある意味“毎日マーケティングしてる人”なんですよね。
・その日の授業に「参加してもらう」ために話を組み立て、・興味を引くためにネタや工夫を入れ、・集中力が切れたら構成を切り替え、
・リピート(次回の授業)を期待させる
やってることは、
マーケティングそのものです。
でも、最大の違いはこれです。
売る相手じゃなくて、育てる相手だということ。
だからこそ、効率や数じゃなく、目の前のあの子を大事にする。それが、未来につながる集客。
いや、人育ての本質なんじゃないかと思うんです。
おわりに
もし、クラスがまとまらない、空気が重い、授業に手ごたえがない…
そんな悩みを抱えていたら、試してほしいのは
「目の前の1人」に本気になること。
その1人が次の流れを連れてきてくれるから。
そしてそれは、教育に限らず、
文章でも、SNSでも、ビジネスでも同じです。
たった1人が笑えば、世界はちょっと変わる。
そんな“集客”なら、僕は何度でもチャレンジしたい。
というわけで、教師って教材を勉強することも大事だけど、
もっと人間心理を学んだ方が、
授業力爆上げできるので、ぜひ、人間観察してみてください。
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