土曜日, 6月 21, 2025
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「超薄板ガラス振動板の革新!OTOTENで体験」

OTOTEN2025で発表された超薄板ガラス製振動板の革新

2025年6月21日から22日まで、東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN2025」では、最新のオーディオ技術が紹介されました。中でも注目を集めたのが、台湾のガラス加工メーカーであるGlass Acousticが出展した超薄板ガラス製の振動板です。この振動板は、日本電気硝子との共同開発により、非常に軽量で高い剛性と耐久性を兼ね備えています。

超薄板ガラスを使った振動板
超薄板ガラスを使った振動板

超薄板ガラスの特徴

超薄板ガラスは、厚さ0.025mmという驚異的な薄さを持っており、通常のコップや窓ガラスと比べるとその薄さは際立っています。このガラスは、曲げても割れない特性があり、スマートフォンや人工衛星のソーラーパネルにも使用されてきました。Glass Acousticでは、このガラスを3D成形し、特殊な化学処理で強化してスピーカーの振動板として使用しています。

ユニットの形状に3D成形する前の、薄さ0.025mmのガラス
ユニットの形状に3D成形する前の、薄さ0.025mmのガラス。このように曲げられる

この振動板の特長は、音の伝達速度が非常に速く、音の歪みが少ないことにあります。これにより、音の立ち上がりが早く、クリアな音質を実現しています。また、環境変化に強く経年劣化しにくい特性も備えています。

GAITが3D成形し、表面に特殊な化学処理を施して強化し、振動板になる
GAITが3D成形し、表面に特殊な化学処理を施して強化し、振動板になる

実際の音質と展示製品

会場では、この超薄板ガラスを使ったマークオーディオのユニット「Alpair 5G」や、SIVGAブランドのイヤフォン「Que UTG」が展示されました。また、Glass Acoustic自身が手掛けたスピーカーも試聴可能で、非常に鮮明で力強い音質が特徴として挙げられました。

マークオーディオのユニット「Alpair 5G」
マークオーディオのユニット「Alpair 5G」

SIVGAブランドのイヤフォン「Que UTG」
SIVGAブランドのイヤフォン「Que UTG」

今後の展望

Glass Acousticは、今年中を目指して更に大型の8インチユニットの開発を進めていると発表しました。とのことです。様々なメーカーからも引き合いがあるとのことから、超薄板ガラスを使用した新しいオーディオ製品が今後続々と登場することが予想されます。

Glass Acoustic自身が手掛けたスピーカー
Glass Acoustic自身が手掛けたスピーカー

今回のOTOTEN2025での紹介は、最新のオーディオ技術がどのように進化し続けているかを示す重要なものでした。音質のクリアさや高い利便性を求めるオーディオファンにとって、今後も注目の技術と言えるでしょう。

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🧠 編集部より:

超薄板ガラス製振動板の概要と特徴

超薄板ガラス製振動板とは何か?

台湾のガラス加工メーカー「Glass Acoustic」が、日本電気硝子と共同開発した超薄板ガラス製の振動板は、音響業界での革新をもたらしています。このガラスは厚さ0.025mmという驚異的な薄さを持ちながら、曲げても割れず、高い剛性と耐久性を誇ります。この技術は、折りたたみスマートフォンや人工衛星のソーラーパネルのカバーなど、様々な分野で活用されています。

音質への影響

超薄板ガラスは、音の伝達速度が非常に速く、音の立ち上がりも迅速です。これは、音の鮮明さやクリアな表現に寄与しています。また、内部損失が大きく、音の歪みが少ないことから、繊細な音のニュアンスを正確に表現することができます。加えて、温度や湿度に強く、経年劣化しにくい特性を持つため、長期間良好な音質を保つことができます。

技術的な背景

超薄板ガラスは、内部構造に特別な成分を添加することにより、剛性と内部損失の両立を実現しています。これにより、一般的な石英ガラスに比べて音質向上が図られ、特に重低音に対しても強い耐久性を持つのです。

応用例と魅力

製品例としては、マークオーディオのユニット「Alpair 5G」や、SIVGAブランドのイヤフォン「Que UTG」があり、これらに超薄板ガラス製振動板が使用されています。実際の音質は非常にクリアで、耳にやさしい音環境を提供します。

豆知識

  • ガラスの歴史: ガラスは古代エジプトの時代から使われており、最初は宝石や装飾品として重宝されました。
  • 振動板の役割: スピーカーの振動板は、電気信号を音波に変える重要な役割を担っています。

関連リンク

今後も超薄板ガラス振動板を用いた製品は増えていく見込みで、オーディオファンにとって注目の技術となるでしょう。

  • キーワード: 超薄板ガラス

    このキーワードは、記事内での主な焦点であり、特に日本電気硝子と台湾のGlass Acousticが共同開発した技術を指しています。超薄板ガラス製の振動板は、オーディオ機器において新たな音質向上をもたらす可能性を秘めています。



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