ざっくり内容:
韓国のホラー映画『層間騒音』が、2023年10月10日から日本で公開されることが決定しました。この映画は、「層間騒音」という、集合住宅で上下階から聞こえる生活音に基づいた恐怖を描いています。
### 作品の背景
映画の中心となるテーマは、音による恐怖です。音響監督のパク・ヨンギが手掛けた音響は、過去の名作『哭声/コクソン』や『コンジアム』をもとにし、観客を驚かせる仕掛けが施されています。また、監督のキム・スジンは自身の初長編作品の制作中に、不可解な現象を体験したと語っています。
### ストーリー概要
物語は、聴覚障がいのある主人公ソ・ジュヨンが、妹ジュヒの失踪を知るところから始まります。妹と以前一緒に暮らしていたジュヨンは、騒音問題で喧嘩しその後会っていなかったため、彼女の失踪に疑念を抱きます。ジュヒが住んでいた団地で、耳に残る奇妙な音の正体を追い求める中で、恐怖が次第に増していきます。
### ティザービジュアルとメッセージ
映画のティザービジュアルには、団地の玄関ドアに乱雑に書かれた「静かにしてください」といったメッセージが印象的です。このビジュアルは、作品の恐怖を象徴しており、音が引き起こす不安感を強調しています。
『層間騒音』は、ホラー映画の新たな視点を提供し、観客を引き込むことでしょう。上映は新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ渋谷などで行われ、全国でのロードショーも予定されています。
編集部の見解:
ホラー映画『層間騒音』のテーマは、音という普段私たちが意識しない要素を巧みに利用して恐怖を引き立てる点が非常に興味深いです。この映画が描く騒音問題は、都市生活における現実の一部でもありますよね。特に、集合住宅では隣人の生活音が気になることが多く、これが人間関係に影響を与えることも。
この記事を読んで思い出されたのは、私自身の経験だと、昔住んでいたアパートでの騒音問題。早朝の足音や深夜の音楽でイライラしていた日々を思い出します。そのストレスが、ちょっとしたトラブルを引き起こしたり、心の健康にも影響が出てしまうこともありました。韓国では、こうした日常の騒音が生み出す心理的圧迫をホラーとして表現する文化があるからこそ、観客は共感しやすいのだと思います。
また、音響監督のパク・ヨンギ氏が「身の毛のよだつサウンド」を手掛けるというのも興味深いですよね。音の持つ力は恐怖を演出する上でとても重要で、環境音や人の気配など、視覚以外の感覚を刺激することで、一層の緊張感を生み出します。
聴覚障がいを持つ主人公が、補聴器を介して少しずつ音を感じ始める展開は、視聴者にも不安感を煽る要素になるでしょう。「何が本当に起こっているのか」という疑念が、物語全体にわたって漂っているのが期待できそうです。
日本では10月10日から公開されるとのことで、どのように映像化されているのか、今から楽しみです。この映画がどれほど観客に影響を与えるのか、社会全体での騒音問題への意識がどう変わるのか、興味が尽きません。観た後には、普段の生活の音に対する見方が変わるかもしれませんね!
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キーワード: 層間騒音
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