📌 概要

概要

独立した映像制作者が、仕事に対する思いと判断軸について語った記事です。初期には全ての依頼を引き受けていたものの、次第に「しっくりこない」と感じ、自己のスタンスを明確にする必要性を認識しました。具体的には、相手の想いや映像制作の意味を尊重すること、期待感を持ってもらえるかどうかの重要性を挙げ、修正作業も大切なプロセスとして捉えています。最後に、自身のメッセージ「映像で想いをつなぐ」を軸にすることが、仕事選びや自己実現に役立つと提案しています。

要約

仕事についての悩みを抱える独立映像制作者が、自分に合った仕事選びの基準を模索する過程を綴っています。かつては全ての依頼を受け入れていた彼ですが、相手の想いの見えない仕事への違和感から、自己の判断軸を確立する重要性に気づきます。映像制作のプロセスにおける修正は必須であり、信頼関係を築き、期待感を共有することが良質な成果を生むと述べています。最終的には、「映像で想いをつなぐ」という言葉を枕詞にし、仕事選びに活かすことを提案しています。

📖 詳細

これって、本当に自分がやるべき仕事なんだろうか？

仕事に向き合う際、思い悩むことはありませんか？私も独立して間もない頃は、いただいた仕事を全て引き受けていました。それが必要だと思っていましたが、いつしか「しっくり来ない」という感覚が生まれ、自分なりの判断軸を持つ重要性に気づくようになりました。今回は、そんな“しっくりくる仕事”を見つける基準についてお話しします。

なんとなく、違う気がする

独立当初は、ジャンルや規模に関係なく全ての仕事を受けていました。しかし、限界が訪れます。例えば、ショート動画の大量生産には売上があるものの、「これは自分じゃない」と感じていました。私が本当にやりたいのは、リアルな言葉や感情を大切にした映像であり、丁寧に取材を重ねることに意義を感じていました。

違和感を言語化する

違和感を抱く仕事の一つは、相手の想いが見えないことです。惰性で作られた映像や、トップダウンで降りてきた案件は、モチベーションが低下しがちです。本当に映像を作る意味を感じられない時、心の中で「自分じゃなくても…」と思わざるを得ないのです。

もちろん、売上のための映像制作も重要ですが、「良い映像を一緒につくりたい」という共通の思いがなければ、チームでの制作は良いものにはなれません。その温度感の差が仕上がりに影響します。

修正が多い＝悪い仕事？

同業者の間でよく聞くのが、「修正が多い」との愚痴。映像制作は最後の難所である編集直しがつきものです。しかし、修正は決して悪いことではなく、他者の視点があってこそ気づけることも多いのです。発注者の権利でもあります。

制作者は独断的にならず、「これが正しい」と思い込まず、謙虚に映像と向き合う姿勢が求められます。修正が多くなる理由には、コミュニケーション不足や依頼者との相性も関与していることがあるため、今後について一度考える必要があると思います。

自分の中に、評価軸を持つ

私は“しっくりくるかどうか”を判断するための幾つかの軸を持っています。

• 映像で伝えたい想いがあるか
  自然に伝わる想いの有無が、映像の質に影響します。

• 映像に期待を持っているか
  完成映像が何かを変える力があると信じているか。そうした関係は、こちらの熱量を高めます。

• 共に作る意識があるか
  お互いに信頼を持ち、より良くしようとする関係性が、仕事の成果に直結します。

映像制作は作って終わりではなく、どう届けるかも大切です。自分の貴重な時間を使って良い映像を作りたいと思います。

制作者こそ「タグライン」を持つ

私の判断軸は、「映像で想いをつなぐ」という言葉です。この言葉が私自身の指針であり、仕事に向き合う際の羅針盤となっています。

もし「しっくりくる仕事」が見つからない方は、自分の制作スタンスや価値観を言葉にしてみると良いかもしれません。それが、仕事を選ぶ際の軸や人生の軸になるでしょう。

あなたは、どんな仕事に「しっくり」を感じるでしょうか？今向き合っている仕事と、あなたの想いが重なっているか、ぜひ考えてみてください。

🧭 読みどころ
仕事に対する自己疑問や迷いについての体験が綴られています。特に、自分に合った仕事を見つけるための判断軸や基準を持つ重要性に焦点が当てられています。具体的には、他者との共感や共通の目標が、質の高い映像制作に不可欠とされています。💡

「映像で想いをつなぐ」というタグラインを持つことで、自分の制作スタンスが明確になり、仕事選びの指針にもなるとのこと。読者も、自分なりの価値観を言葉にすることで、仕事への満足感を高められるかもしれません。✨

💬 編集部メモ

「これって、本当に自分がやるべき仕事なんだろうか？」

仕事をしている中で、こうした疑問を持つことは誰しもあるのではないでしょうか。私も独立したばかりの頃、すべての仕事を引き受ける姿勢が必要だと思っていましたが、次第に自分の「判断軸」を持つ重要性に気づきました。今回は、自分にとって“しっくりくる仕事”を見つけるための基準について考えてみたいと思います。

仕事の現場では、「違和感」や「しっくりこない」という感情が大切です。特に「相手の想いが見えない仕事」は、自分自身のモチベーションを下げることがあります。「ただの業務の一環」として映像制作を捉えてしまうのは危険です。良い映像を作るためには、共通の想いが必須です。

修正についても触れていますが、修正依頼は決して悪いことではなく、むしろ他者の視点があればこそ、より良い作品ができることもあります。冷静に、謙虚に自分の作品と向き合うことで、より意味のある映像制作が実現できるでしょう。

すべての仕事が「しっくりくる」とは限りませんが、自分の「価値観」や「制作スタンス」を言葉にすることで、仕事の選択がしやすくなるかもしれません。あなたも自分の“しっくりくる仕事”を見つけるために、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。✨

もし、転職を視野に入れているなら、インモビの転職紹介ページもご覧になってみてください。あなたの未来に合った選択が見つかるかもしれません。

日々の制作の中で感じたことを、共有できたら嬉しいです。ぜひ、あなたの意見や体験も聞かせてください！