今日は、「AI × 教養」をテーマに投稿します。
皆さんは「教養」と聞いて、どんなイメージを抱きますか?
豊富な知識量?難しい言葉を使いこなす語彙力?TPOに合わせた振る舞い?それとも、あらゆる事象に広い視野を持てること?
私自身も漠然と「教養って大事だよね」とは思っていたものの、具体的に「じゃあ、自分に足りない教養って何だろう?」と聞かれると、正直、ピンと来ませんでした。もしかしたら、自分では全く気づいていない“教養の穴”があるのかもしれない…。
そんなふうに悶々としていたある日、ふと閃いたんです。「そうだ、ChatGPTに聞いてみよう!」と。
1. 「教養」って、そもそも何だろう?
「教養がある人」と聞いて思い浮かぶのは、議論の場で的確な意見を述べたり、どんな話題にも柔軟に対応できる人。難解な本を読みこなし、歴史や文化に深い洞察を持っている人。そんなイメージでしょうか。
でも、本当に教養って、ただ知識を詰め込むことなんでしょうか?
私はかねてから、自分自身の思考や発言には、ある程度の偏りがあると感じていました。得意な分野はとことん深掘りするけれど、興味のないことには見向きもしない。それが強みである反面、もしかしたら、どこか「視野の狭さ」に繋がっているのかもしれない…。
そこで、このモヤモヤを解消すべく、ChatGPTに私の「教養の穴」を尋ねてみることにしました。
2. 実験:ChatGPTに相談してみた
思い切って、ChatGPTにこんなプロンプトを投げかけてみました。
「私の思考や発言の傾向を踏まえて、私に足りない教養を教えてください」
すると、間髪入れずに返ってきた答えに、私は思わず唸ってしまいました。
私の「強み」と「相対的に伸ばすと効果が大きい教養」を具体的に提示してくれたんです。
【AIが指摘した私の強み】
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生成AI・ICT活用力: 具体的なプロンプト作成やタスク自動化など、実践的スキルが高い。
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教育理論・指導案作成: 学習指導要領の読み解きや単元設計など、カリキュラム開発に精通。
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文章編集力: 語調統一・文字数制限など、細部まで整えるリテラシーが高い。
これは確かに、日頃から意識している部分であり、納得です。プロンプト作成や教育に関する知識、文章を整える作業は、私の得意分野だと自負していました。
そして、その上でAIが指摘した「相対的に伸ばすと効果が大きい教養」がこちらです。
【AIが提示した、伸ばすべき教養領域】
AIは、私の「強み」を分析した上で、それらをさらに深化させたり、あるいは異なる視点から補完することで、より多角的な思考や発言が可能になると判断したようです。
例えば、「生成AI・ICT活用力」という強みがあるからこそ、「人文・哲学」の視点からAIの倫理について深く考察したり、「比較教育政策」の観点からAI推進に関する制度設計を多角的に議論できるようになる、といった具合です。
この分析には、正直なところ「ハッ」とさせられました。
3. 自分の経験と照らし合わせて考えてみた
AIが挙げた項目を見て、改めて自分の過去を振り返ってみました。
確かに、「人文・哲学」は学生時代に少し触れた程度で、深く学んだ経験がありません。AIが急速に進化する現代において、その倫理的な側面や社会への影響について深く考える機会が少なかったのは、まさに「教養の穴」だったのかもしれません。
また、「データリテラシー&統計」についても、日頃の授業実践において漠然と「効果があっただろう」と感じることはあっても、それを客観的な数値で示したり、データに基づいて分析する視点が欠けていたと痛感しました。EdTechの評価を数値で示せるようになれば、教育現場での発言力も増すはずです。
「ビジュアル・デザイン」や「アート&クリエイティブライティング」も、文章を書くことは得意でも、視覚的な魅力を高める工夫や、より豊かな表現方法については、意識が及んでいませんでした。
考えてみれば、これまで私が避けて通ってきたような分野ばかりです。「教養」とは、単に「知っているかどうか」の知識量ではなく、様々な事象を「多角的に捉え、深く考えるための土台」なのだと、この時強く実感しました。自分の思考の偏りを自覚し、それを補うことで、より広い視野で物事を見つめ、より豊かな発想ができるようになる。それが、AIが私に教えてくれた「教養」の真髄だったのです。
まとめ:AIが教えてくれた「足りなかったもの」
今回のChatGPTとのやり取りは、私にとって非常に刺激的な体験となりました。
自分では気づかなかった思考の偏りや、学ぶべき分野をAIが明確に示してくれたことで、具体的な学習の方向性が見えてきました。
AIは万能な「答え」をくれるわけではありませんが、私たち自身の内省を促し、新たな発見や成長の「きっかけ」を与えてくれる、非常にパワフルなツールです。
「教養」とは、一方的に知識を「積み上げるもの」というよりは、様々な情報や視点と「対話で育てるもの」なのかもしれません。AIとの対話を通じて、この「教養を育てる」というプロセスを意識するようになりました。
もし、あなたも「自分に足りない教養って何だろう?」と感じることがあれば、一度、AIに問いかけてみてはいかがでしょうか。きっと、意外な答えと、これからの学びのヒントが見つかるはずです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪
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