「生活保護者は農業従事させれば良い」投稿したコンサル社長が炎上　「農業ナメるな」の声も… – Sirabee

25日、HR総合支援サービス企業「オーエスワンコミット」代表取締役・奥山直和氏がXにて、生活保護受給者に対する私見を投稿。

疑問の声が多数寄せられ、「炎上」する事態となった。

■「地方で農業に従事させたら良いのでは？」

ことの発端は「大和財託グループ」の代表取締役・藤原正明氏の「生活保護者は最低限の衣食住を支えるだけでよいと思う。全て現物支給でよい」というポストに対する奥山氏のリプライ。

「生活保護受給者は地方で農業に従事させたら良いのでは？？ と思ってます」「生活費を支給するので卸価格をそこまで気にしなくても大丈夫だし、上がれば保護費を調整すれば良いし、就農人口も上がり食糧自給率も維持でき、輸出分の確保に関してもコストを抑えられる。そして、自立にも繋がる」という意見が綴られていた。

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■「農業ナメてます？」と炎上

生活保護受給者は地方で農業に従事させたら良いのでは？？

と思ってます。

生活費を支給するので卸価格をそこまで気にしなくても大丈夫だし、上がれば保護費を調整すれば良いし、就農人口も上がり食糧自給率も維持でき、輸出分の確保に関してもコストを抑えられる。

そして、自立にも繋がる。

— Naokazu Okuyama / HR領域と事業承継を支援 (@naokazu_okuyama) June 25, 2025

こちらのリプライを受け、Xユーザーからは「農業ナメてますか？」「オーエスワンコミット（株）が生活保護受給者を業務に従事させたら良いのでは？？」「仕事ができないから、生活保護を受給しているのでは…」「これがコンサルのプロの発言なのか」など、驚きと疑問の入り混じった声が多数寄せられている。

なお、同じコンサルタントである「働き方改革総合研究所」代表取締役・新田龍氏も奥山氏のポストに対し、「この種の発言って、生活保護受給者やニートや氷河期世代や引きこもりに対する理解が浅薄で、『怠けてるだけ』『選り好みしてる』『自己責任だ』といったステレオタイプな偏見を持ち、かつ農業や介護や運送や建設や自衛隊の仕事が極めて重要で専門性が高いことを知らず、『誰にでも簡単に務まる仕事だ』と心底から軽視してないと出てこないんですよ。二重、三重の差別意識を内包しているわけですね」と、疑問を呈していた。

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■炎上中の奥山氏「Xって面白い」「まじウケる！」

こうした炎上騒動を受けて26日、奥山氏は当該ポストの補足を投稿。

「Xって面白い。さらっと書いたことにここまで反応があるとは。感覚的に好意的反応が1割くらいで否定的反応が2割くらい、あとは話にもならない感じですね」「さて、答え合わせとしては生活保護受給者の社会復帰への手法を説いているに過ぎない」と、答え合わせをしている。

Xって面白い。さらっと書いたことにここまで反応があるとは。
感覚的に好意的反応が１割くらいで否定的反応が２割くらい、あとは話にもならない感じですね。

さて、答え合わせとしては生活保護受給者の社会復帰への手法を説いているに過ぎない。… https://t.co/0XqxCii3fW

— Naokazu Okuyama / HR領域と事業承継を支援 (@naokazu_okuyama) June 26, 2025

ポスト本文は「いやぁ、ほんと、匿名で叩いてくる人の多いこと多いこと、まじウケる！」「あ、ちなみに私の本家は東北の農家でして、毎年毎年その恩恵を受けてますので、あしからず！」と、締められていた。

余談だが、24日には建設会社の代表取締役がXより、退職代行サービス『モームリ』に対して「退職代行は電話だけで楽な仕事でいいですね」「その会社に行かなくていいし羨ましいです笑」「僕達は体を使って汗水たらしながら働いています。座って電話だけしてもらったお金で食べるハンバーグ何味ですか？」と発言し、大炎上したばかり。

異なる職種・業種に対しての発言は、言葉選びを慎重に行いたい。

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（文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）