156年の伝統を誇る熊本の老舗調味料メーカー・フンドーダイが、醤油と味噌の新たな可能性を発表した。
『Foam』と『Leaf』。どちらも、調味料の常識を覆す革新的なプロダクトとなっている。
ムース状の醤油『Foam』
こちらは、醤油をムース状の泡に仕上げた新発想の調味料。
泡立てには、生クリームなどにも用いられる亜酸化窒素ガス(N₂O)が使われており、軽やかでふんわりとした食感を生み出す。
ラインナップは2種類で、透明感が美しい「Foam-Clear Soy Sauce」と、熊本特有の甘口醤油を使った「Foam-Sweet Soy Sauce」。
どちらも150mlで税別2,000円。クリームのように泡立つことで、料理の上にふんわりと乗り、香りと旨みを包み込む。賞味期限は15ヶ月と長く、日常使いにも適している。
© 株式会社フンドーダイ
© 株式会社フンドーダイ
“貼る調味料”寒天ベースのシート醤油『Leaf』
一方の『Leaf』は、寒天をベースにした超薄型のシート状調味料。厚さわずか0.2mmで、指に取ると透けるほど。口に含むとすっと溶け、料理の味わいに溶け込む。
「Leaf-Soy Sauce」は塩分を57%カットした減塩仕様。「Leaf-Miso」は甘口の米味噌を使用しており、どちらも3枚入りで税別2,400円。冷たい料理に巻いたり、焼いた料理に後のせするなど、使い方は自由自在だ。冷蔵庫で保存すれば12ヶ月の長期保存も可能となっている。
© 株式会社フンドーダイ
© 株式会社フンドーダイ
醤油の次なる100年へ。
日本の食文化に、新しい息吹
フンドーダイは「食を通じて、社会に、地域に貢献する」を掲げ、老舗の知見とテクノロジーを融合させた挑戦を続けている。2つの新商品も、その象徴といえる存在だ。
案外、”泡とシートに包まれた日本料理の未来”もあり得るかもしれない。
Top image: © 株式会社フンドーダイ