飲酒運転事故により、高校生18人が死傷した事故から20年。
当時を知る教員と犠牲となった高校生の遺族は、飲酒運転を絶対に繰り返してはいけないと強く訴えています。
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22日、宮城・多賀城市の事故現場を訪れた郷古武さん(57)は、当時高校2年生の担任でした。
郷古武さん
「3人のご冥福をお祈りするとともに、今後も引き続き飲酒運転の根絶にむけて、これからも啓蒙活動を続けていく気持ちを込めて手を合わせました」
かけつけた現場の光景を、いまもはっきりと覚えています。
郷古武さん
「目の前で仲間が友達が倒れていくというのを目撃した、あるいはまだ朝早い時間でしたから 多少寒さもあったのか、やはり震えている生徒が多かったように記憶しています」
生徒たちの将来を奪った飲酒運転への憤りは、20年がたったいまも変わりません。
郷古武さん
「当時高校1年生だった生徒たちも、社会に出て世のため人のために一生懸命尽くして今頃いるはずだったのになと思いながら、本当に残念でならない。この飲酒運転の事故による犠牲者が出たことを風化させないということが、やはり大事になってくるんじゃないかと思います」
犠牲となった生徒の1人で、当時高校1年生の細井恵さん。
英語の勉強が好きで、家族には高校のうちに海外留学する希望も話していたといいます。
恵さんの父親・実さんは、事故から20年となるいまの心境を、ミヤギテレビに手記で寄せました。
「事件から20年も経ってしまいました。その分今生きている私たちは年齢を重ねて老いていかざるをえません。しかし恵の時間は20年前に留まったままです。いや事件によって奪われた命とともに奪われたまま、戻ってくることは無いのです。事件の前日に駅まで見送ったのに、その時恵の後ろ姿を黙ってみていただけの自分に深い後悔を抱えたまま、生きているのです」
飲酒運転をした男には、危険運転致死傷罪の最高刑にあたる懲役20年が言い渡されました。
飲酒運転への厳罰を求める象徴的な事故でもありましたが、その願いを踏みにじるかのように、全国で飲酒運転があとをたちません。
実さんは、悔しさと深い怒りをつづりました。
「5月22日が来るのを嘲笑うように、飲酒運転による大きな事件が連続して起こりました。ただ唖然として、なんと愚かな、情けないことだと思いながら、悔しさや、怒りがこみ上げてきます。してはいけないことだと理解はしていても、一時の迷いや油断、過信等が飲酒運転をさせてしまっているのでしょうか。飲酒運転は犯罪である。殺人や傷害と同じ犯罪であるとの認識を社会のモラルの一つとしてだれもが良心に留め、過ちを犯すことなく生きていって欲しいと思います」
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