🔸内容:
配達依頼の記録と分析:東京・飯田橋〜四ツ谷エリア
配達業務を行わない日でも、どれほどの依頼が来ているかを記録し分析しています。最近、東京の飯田橋から四ツ谷エリアでオファーを一日中記録し、そのデータをグラフ化しました。
記録日の概要
- 日付: 2025年9月2日(火曜日)
- 天気: 晴れ
- 最高気温: 37℃(猛暑日)
- 最低気温: 27℃
- エリア: 東京・飯田橋〜四ツ谷
報酬金額と時間の傾向
- 500円前後の低単価のオファーが多く観察され、昼のピーク時でも明確な上昇はありませんでした。
配達の単価TOP5
- 高額オファーの数は限られており、特に時給2000円以上のものは朝の時間帯に少ない傾向が見られました。昼ピーク時には時給3000円を超えるオファーもありましたが、それも数件程度です。
時給換算とキロ単価の分析
- 時給2000円は分単価34円程度で、キロ単価が200〜300円/kmで高効率とみなされます。しかし、100円/km以下の「キロ割れ」も見られ、全体として平日は依然として厳しい状況です。
時間帯別まとめ
- 時間帯ごとのオファー数を集計した結果、好条件(時給2000円超、キロ単価100円超、単価1000円超、距離10km未満、件数1件)は3件で1%未満でした。配達先を2件に絞ると11%になりましたが、高単価のものは極めて稀です。
分析まとめ
- 平日、特に火曜日は高単価のオファーがほとんどなく、低単価を中心に配達をこなす日となりました。
この分析は、ウーバーの規約に基づいて行われており、詳細については初日の記事を参照してください。
🧠 編集部の見解:
この記事から感じることは、東京のフードデリバリー市場の厳しさです。特に飯田橋〜四ツ谷エリアでは、気温が37℃と猛暑であるにもかかわらず、報酬が低単価に留まっているという実態が浮かび上がっています。この状況は、配達員にとって非常に挑戦的であり、生活の安定を保つためには相当な努力が必要です。
配達業界の背景には、需要と供給のバランスがあると思います。特に、都市部では競争が激化しており、配達件数自体は増えているものの、報酬額が変わらないか、むしろ減少していることが多いです。これは、いわゆる「ギグエコノミー」の影響で、労働者が簡単に代替可能とされてしまっているからかもしれません。
データ分析に関しても興味深い点がいくつかあります。例えば、時給2000円以上のオファーが極端に少なく、好条件が1%未満という結果は、配達員にとって不利な状況を表しています。さらに、時給3000円以上の瞬間があったとしても、数件というレベルでは意味が薄いというのも現実です。
社会的な影響としては、こうした低単価のオファーが続くことで、配達員の生活が厳しくなるだけでなく、配達サービスの質にも影響が出る可能性があります。過酷な労働環境では、モチベーションの低下やサービス品質の低下につながることも考えられます。
ちょっとした豆知識ですが、デリバリー業界では「キロ単価」という指標が重要視されています。これは、報酬を移動距離で割ったもので、効率的な配達を判断する基準になります。100円/km以下を「キロ割れ」と呼ぶことからも分かるように、配達効率が悪いと生活を立てるのが難しくなるかもしれません。
全体的に、フードデリバリーの世界は厳しい現実に直面していますが、一方で、データを駆使して自分の配達を分析する姿勢は、とても大切だと感じました。配達員たちが労働環境の改善を求める声が、より大きくなっていくことを願っています。
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キーワード: 配達分析
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