2025年8月6日、特に注目すべきなウェブサイト「Is it really foss?」が話題になっています。このサイトは、フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)を簡単に確認できるプラットフォームです。多くのソフトウェアは、自由に利用・修正・再配布できると謳っていますが、実際には異なるライセンスのコードが混ざっていることもあります。そのような場合に、正確な情報を提供してくれるのがこのサイトです。
FOSSの分類
「Is it really foss?」では、プロジェクトがどの程度FOSSであるかを以下の5つのカテゴリーで示しています。
- Yes!: 完全にFOSSである
- Partially: オープンコアで部分的にFOSS
- Issues exist: 主にFOSSだが問題あり
- Nope!: FOSSではない
- Nope! (related issues): FOSS関連のライセンス問題あり
このように、ユーザーはソフトウェアを選ぶ際に役立つ情報を得ることができます。
実際の例
例えば、オープンソースのパスワードマネージャー「Bitwarden」は、「Issues exist」に分類されています。これは、Bitwardenのコアに非FOSSコードが含まれているため、利用にいくつかの制限があるからです。
さらに、暗号化メールサービスの「Proton Mail」は、そのメールクライアントこそGPLv3ライセンスですが、サービスそのものはFOSSではないため、「Nope!」として分類されています。
サイトへのリンク
- FOSSに関する詳細を知りたい方は、Is it really foss?をご覧ください。
- Bitwardenの詳細はこちら。
- Proton Mailの詳細はこちら。
このウェブサイトは、フリーオープンソースソフトウェアに関心のある人々にとって、有益なリソースとなることでしょう。
🧠 編集部より:
「フリーでオープンソースソフトウェア(FOSS)」の真偽を確認する「Is it really foss?」
近年、オープンソースソフトウェアの普及が進み多くのプロジェクトが「フリーオープンソース」として知られるようになりました。しかし、すべてがその名の通りであるわけではなく、一部に異なるライセンスのコードが混ざっている場合があります。そこで役立つのが、「Is it really foss?」というウェブサイトです。このサイトは、各プロジェクトが本当にFOSSであるかどうかを分類し、利用者に知られざるリスクを伝えています。
サイトの機能と情報
「Is it really foss?」にアクセスすると、FOSSのプロジェクトが新規追加順にリストアップされ、各プロジェクトの状態がアイコンおよび色分けで示されています。分類は以下の通りです:
- Yes! — FOSSである
- Partially — オープンコアで部分的にFOSS
- Issues exist — 主にFOSSだが問題あり
- Nope! — FOSSではない
- Nope! (License issues) — FOSS関連のライセンス問題あり
この情報により、ユーザーはソフトウェアの安全性と自由度をより良く理解できるようになります。
具体的な事例
例えば、オープンソースのパスワードマネージャーBitwardenは、「Issues exist」に分類されています。これは、メインサーバーのコアがAGPLv3ライセンスで、クライアントアプリがGPLv3ライセンスにもかかわらず、非FOSSコードが含まれているためです。
同様に、暗号化メールサービスのProton Mailは、メールクライアント自体がGPLv3ライセンスですが、サービス全体がFOSSではないため「Nope!」とされています。
背景や豆知識
オープンソースソフトウェアは、透明性や協業を促進する強力な手段ですが、ライセンスやソースコードの混合によって意図しないリスクも抱えることがあります。FOSSの原則を理解し、信頼できるプロジェクトを選ぶことが重要です。オープンソースコミュニティが拡大する中で、それに付随する正しい情報を得るためのリソースとして、「Is it really foss?」は非常に価値のあるサイトといえるでしょう。
さらなる情報
- FOSSとは? — FOSSについての詳細
- Is it really foss? — 公式ウェブサイト
- プロジェクトの分類方法について — カテゴリの詳細
このように、FOSSを利用する際は信頼のおける情報源を確認することが、望ましいソフトウェア利用につながります。
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キーワード: FOSS (フリーオープンソースソフトウェア)
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