木曜日, 6月 5, 2025
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ホーム音楽活動「曲を作っても誰にも届かない」と音楽活動に疲れた人あなたへ。承認欲求との向き合い方を徹底解説店長P@ 作編曲家ギタリスト

「曲を作っても誰にも届かない」と音楽活動に疲れた人あなたへ。承認欲求との向き合い方を徹底解説店長P@ 作編曲家ギタリスト

🧠 概要:

概要

この記事は、音楽活動に疲れを感じるクリエイターに向けて、承認欲求との向き合い方を解説。特に、自己承認や成長の重要性、他者に強く押し付けるのではなく自然な形で届けることの価値が強調されています。

要約

  • 反響のないストレス: SNSで曲を投稿しても反応が少なく、孤独感を感じやすい。
  • 承認欲求の位置付け: 承認欲求は健全なものであり、創作のモチベーションにもなるが、評価に依存しすぎると苦しくなる。
  • 承認欲求と共存: 承認欲求を“殺す”のではなく、“飼いならす”ことが重要。
  • 3つのポイント:
    1. 「届かなくて当たり前」: 創作初期は無反応が普通。その期間は成長のため。
    2. 「評価より成長」: 数値を追いかけず、自己成長に目を向けることが重要。
    3. 「押し付けず、自然に」: 音楽はそっと寄り添うものであり、届けたい気持ちが強すぎると押し付けに感じられる。
  • 自由への到達: 自己を知る旅としての音楽活動が大切で、承認に振り回されると迷いが生じる。
  • 自己リスナー: 自分を最初のリスナーとし、誇りを持って自分の音楽を楽しむことが大事。

「曲を作っても誰にも届かない」と音楽活動に疲れた人あなたへ。承認欲求との向き合い方を徹底解説店長P@ 作編曲家ギタリスト

「自分の曲を聴いてくれ!」は、なぜ届かないのか

楽曲が完成したときの達成感。
「これはイケる」と手応えを感じながら、
SNSに投稿ボタンを押すあの瞬間。

でも──
待てど暮らせど、反応は来ない。
再生数は低空飛行、インプレッションも伸びず、
「いいね」は数えるほど。
しかも大半は身内。

焦りと不安、そして次第に押し寄せる孤独感。
思わず叫びたくなるかもしれません。

「お願いだから、聴いてくれよ……!」

でもここで、一度冷静になってみてください。

たとえば、あなたが全く知らない人から
「この曲、マジで聴いて!」といきなりDMが来たら、
どう感じますか?

「誰?」
「なんで私が聴かなきゃいけないの?」
おそらく、スルーして終わるはずです。

それと同じことが、あなたの投稿にも起きているのです。

“承認されたい”という気持ちは、
他人にとって聴く理由にはならない。

それどころか、ただの押し付けに感じられることすらある。
だから、どれだけ叫んでも、その声は届かないのです。

承認欲求は「ガソリン」にも「ブレーキ」にもなる

ここで誤解してほしくないのは、
承認欲求そのものを否定する意図はまったくない、ということです。

誰かに認められたい。
作品に反応してほしい。
それは、とても自然で健全な願いです。

実際、「評価されたい」という気持ちが、
制作のモチベーションになったり、
自分を磨く努力につながったりするのも事実です。

でも──

「評価されなければ意味がない」
「数字が伸びなければ失敗」
「誰にも届かないなら、作る価値がない」

こうした極端な思考に陥ると、一気に創作が苦しくなります。

まるで、ガソリンタンクの代わりに
火薬を積んで走っているようなもの。
燃料としては強力だけど、
ちょっと間違えば自分を吹き飛ばしてしまう危険があるのです。

鍵は「飼いならす」こと──承認欲求と共存するために

だからこそ、音楽を続けていきたい人に必要なのは、
承認欲求を“殺す”ことではなく、“飼いならす”技術です。

ポイントは次の3つ。

1. 最初は「誰にも届かなくて当たり前」だと理解すること

創作を始めたばかりの頃──
どれだけ情熱を込めて曲を作っても、反応はほとんど返ってきません。
投稿しても再生数は数十回、
コメントも「友達からのひとこと」だけ。
その静けさに、「やっぱり才能がないのかな……」
と不安になることもあるでしょう。

でも、それは“自然なこと”なんです。

というより、誰しもが通る“音がまだ届かない時期”
を、あなたも今歩いているだけです。

たとえるなら、山奥のスタジオで音楽を作っているようなもの。
まだ街にチラシも配っていないし、
看板も立っていない。当然、通りがかる人もいなければ、
耳を傾けてくれる人も少ないでしょう。

だけど──
この時期にこそ、作品の本質が磨かれます。
誰にも見られていないからこそ、評価を気にせず、
自分の本音に向き合える。試行錯誤の繰り返しの中で、
「本当に自分が鳴らしたい音」を探せるのです。

その時間を「無駄」と切り捨ててしまうか、
「未来の自分のための準備期間」と捉えるかで、
あなたの創作人生は大きく変わります。

あなたの「無音の季節」は、確実に意味を持っています。

2. 評価ではなく、「成長」に目を向けること

再生数、いいね、コメント──
これらは、現代の創作者にとって
“目に見える評価”の指標です。
SNSや配信プラットフォームでは、
数値が全てを語るように見える瞬間もあります。

でも、それだけを追いかけてしまうと、
心が疲弊してしまいます。

数字は「外から与えられる結果」にすぎません。
それに一喜一憂していると、創作の主導権が自分から離れてしまいます。

大切なのは、「昨日の自分より、少しでも良いものを作れているか」という視点です。

・前よりメロディの展開がスムーズになった
・ミックスで低域の処理がうまくいった
・作詞で新しい表現を試してみた

こうした“自分だけが気づける進歩”こそが、本当の成長です。

他人には見えなくても、自分には確かにわかる変化。
それを積み重ねていくことが、長く続ける力になります。

たとえるなら、登山中に「頂上が見えない」と焦るのではなく、
「昨日より一歩上に来た」と確信を持つこと。
歩き続ける人だけが、いつか景色を手に入れられるのです。

3. 「誰かのために作る」ではなく、
「誰かがふと立ち止まる作品」を目指すこと

創作には、常に“届けたい相手”が存在します。

「誰かを元気づけたい」
「この気持ちを共有したい」
「誰かの心に寄り添いたい」

こうした思いはとても大切ですし、
音楽の力そのものでもあります。

ただし、その気持ちが強くなりすぎると、
いつの間にか“届けたい”が“押し付けたい”に変わってしまうことがあります。

「お願いだから聴いて!」
「これ、絶対いいから!」
そんなふうにぐいぐい迫られると、
受け手は身構えてしまうのです。

本当に誰かの心に届く音楽は、
そっと寄り添って、気づいたらそこにあった──そんな存在です。

まるで、偶然立ち寄った本屋の片隅で出会った一冊の本が、
不思議なほど自分の気持ちにフィットしていて、
「なんで今、この本と出会えたんだろう」と思わせるように。

音楽も同じです。

誰かがふと立ち止まり、耳を傾けてしまうような、
そんな“隙間”のある作品を目指してみてください。

相手を動かそうとするのではなく、
「自分が本当に届けたい音」を誠実に鳴らし続けること。

その音は、誰かの心に、確実に届く日がきます。

最後に──「誰かに聴いてほしい」を超えた先に、自由がある

音楽とは、結局のところ、自分を知る旅です。

承認欲求に振り回されるほど、その旅はブレていきます。
「何のために作っていたんだっけ?」と、自分を見失ってしまう。

だからこそ、まずはこう問いかけてみてください。

「評価されなくても、僕はこれを作るだろうか?」

その答えが「YES」なら、
きっとあなたはすでに“本物”の音楽家です。
誰かに届くかどうかは、
その先にある“ご褒美”のようなもの。

今日、反応がなかったとしても、
あなたの曲は確実にそこに存在しています。
そして、明日ふと、誰かの心を救うかもしれません。

だからこそ──

自分自身の一番のリスナーは、まずあなた自身であるべきです。

誰よりも誇りを持って、自分の音楽を聴いてあげてください。
その音が、本当に誰かに届く日は、必ずやってきます。



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