自動音声ガイダンスで「日本年金機構」などとかたり金をだまし取る還付金詐欺が、今年に入って長崎県内で急増しています。実際にかかってきた音声をもとに被害に遭わないための対策を考えます。ガイダンスの音声:
「こちらは日本年金機構です・・・」この音声は先月、長崎県佐世保市に住む70代男性の自宅の固定電話に記録された音声です。(※音声は動画で聞くことができます)ガイダンスの音声:
「未処理のお手続きが期限を過ぎております。引き続きご対応いただけない場合は、国民年金の受給を停止する場合がございます」男性は週末に電話があったことを不審に思い、年金機構や警察に相談。詐欺であることが分かりました。長崎県内では、同じような“自動音声”を入口とした還付金詐欺が急増しています。ガイダンスに従いボタンを押すとどうなるのでしょうか。長崎県警本部生活安全企画課 狩野真一警部:
「ボタンを押してしまうと、被疑者側と電話が繋がって話をすることになる。その中で『年金の還付金があるんですよ』などとうまく銀行のATMに誘導されて、お金をもらうはずだったのに、お金を振り込んでしまう、そういうケースが多発しています」長崎県内では今年4月までに、既に還付金詐欺が16件発生しています。そのうち”音声ガイダンス”を通じた被害は6件で、被害総額はおよそ1200万円に上ります。長崎県警本部生活安全企画課 狩野真一警部:
「なんで私にその公的機関から電話がかかるんだ?…と一旦冷静になって警戒してください。『お金を振り込む』これはキーワードです。お金を振り込んでくださいという話が出てきたら、おかしい!詐欺だ!と思ってください」詐欺にあわないために、知っておきたい特徴はー
・還付金詐欺は自宅の固定電話に電話がかかってきている
・自動音声ガイダンスからの電話
・オペレーターにつながると金を振り込む話をされる高齢者を中心に被害が拡大する還付金詐欺。
不審な電話がかかってきたら、すぐに警察に相談してください。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/1911435
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