米価の高騰が問題になっている日本で、江藤拓農水相の発言が物議を醸している。
江藤農水相は18日に佐賀市で行われた政治資金パーティーで講演した際、米価高騰をめぐる話題の中で「私はコメを買ったことはありません。支援者の方がたくさんくださるので、もう、まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」と発言し、厳しい批判を浴びている。
中国のSNS・微博(ウェイボー)で300万超のフォロワーを持つインフルエンサーはこの発言を紹介した上で、「日本人は本当におとなしすぎる。おとなしすぎて驚くほどだ」と評し、日本国民はもっと怒るべきとの見方を示した。
中国のネットユーザーからは「大臣がこんなこと言っていいのか?」「この人は能天気なのか、それともばかなのか」「令和の米騒動2.0」「なぜ肉がゆを食べないのか(民衆が飢饉で餓死していると聞いた西晋の皇帝が「なぜ肉がゆを食べないのか?」と問い返したという記録から、統治者が庶民の苦しみに無関心で現実離れした認識を持っていることを表す)」といった声が上がった。
また、「日本人はなぜ怒らない」「日本人は本当にちょっとおとなしすぎるようだ」「日本人はまだ彼の食品庫を開けに行かないのか?」「日本人はその昔、一揆を起こしてたんじゃないの?」「これでも反抗しないとか、日本人のストレス耐性は並外れてる」「日本ではお辞儀をすればそれでチャラだからな」といった声も。
このほか、「似たような話を聞いたことがあるような…」「東アジアはどこも同じ」「日本では少なくとも(こうした発言が)報道される」など、自国を暗に批判するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
編集部の感想:
江藤農水相の発言は、国民の苦境に対する無関心を象徴しており、多くの人が怒りを感じるのは当然だと思います。日本人の「おとなしさ」が際立つ一方で、中国の反応からは、同じような問題がどの国にも存在することを感じます。この議論を通じて、もっと多くの声が上がり、政策が改善されることを期待します。
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