土曜日, 5月 24, 2025
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「日本一猛暑のまち」は11月に運動会 修学旅行を春に変更 熱中症リスクと学校行事

去年猛暑日を62日記録した福岡県太宰府市の小学校は今年、例年5月に行ってきた運動会を11月に変更しました。年々暑さが厳しくなる中、春に運動会を実施する学校も熱中症対策に神経をとがらせています。

校庭に”ミストが出るテント” 5月末に運動会の小学校

元気いっぱいソーラン節の練習をする子どもたち。

福岡市中央区の南当仁小学校では、5月末の運動会本番に向けてゴールデンウィーク明けから練習が本格化しています。

この日の福岡市の最高気温は27・9℃。

教員は暑さ指数を確認しこまめに休憩をとってもらうなどの熱中症対策をしてます。南当仁小学校 鳥居優美 教諭「きょうみたいに日差しがあって運動量が多いときっていうのは、20分を簡単な休憩の目安にしながら」RKB 馬場遼之介記者「校庭の隅には暑さ対策として、ミストが出るテントが置かれています」休憩時間になると子どもたちがミストテントに入り涼んでいました。

「きつそうにしてないかな」子どもの顔見ながら・・・

南当仁小学校では気温の高さなどを見ながら体育館でも練習を行っています。2年生担任 山邊大和 教諭「子どもの顔を見ながらきつそうにしてないかなとか表情で確認したり動きが止まってたりとかそういうのを確認しながら、普段とどう違うかなというのを見てます。巨大扇風機を置いて風通しをよくしたりとかしてできるだけ子供たちがきつくならないように」

「春の運動会、有意義だけど・・・」秋の開催を検討

20日、福岡市では最高気温が30℃を超え真夏日となりました。年々気温が上昇する中、南当仁小学校も秋の運動会開催を検討しています。南当仁小学校 小林信太郎 校長「学校をまとめたりっていう上で春の運動会の開催っていうのはすごく有意義なものだと思います。ただ、暑くなってきているので、少し2学期に行事を変えていくのかなっていうのは、今後検討する要因の1つではありますね」

「日本一猛暑のまち」は11月に運動会

去年猛暑日を62日記録した「日本一猛暑のまち」福岡県太宰府市の小学校も対策に乗り出しました太宰府市立国分小学校 三宅ひろみ 教頭「昨年度まで春5月に行われていたのを11月に変更しました」

国分小学校では学校行事の年間スケジュールを大幅に見直し今年から運動会の時期を春から秋にずらしました

太宰府市立国分小学校 三宅ひろみ 教頭「これまで修学旅行を秋に持っていってたんですけど、逆に春に持ってくるというところが大きな変更点だったかなと思います。去年の暑さがやっぱりちょっと厳しかったなっていうのと、熱中症とまではいかないけども、子どもたちがきついと言っている子が数人いたので」6年生「11月に変わるとやっぱちょっと涼しくなって運動しやすい環境に変わるから、僕は11月に変わってよかった」6年生「涼しいから11月でもいいかなっていう感じと、やっぱり最初から運動会がいいっていう子もいます」

運動会はいつがいいの?専門家は「秋が最適」

去年、福岡市や太宰府市の最高気温の月平均は5月や10月は25℃前後でしたが、11月はおよそ19℃。運動会の時期に関して気候変動の専門家は秋が最適だと話します。九州大学応用力学研究所 竹村俊彦 教授「九州の場合はやはり秋。10月下旬とか11月上旬とかおそらくそれぐらいが、気候的には最も適している」

ただ、他の行事との兼ね合いから5月開催がまだまだ多いなか学校はどのような対策を取ればいいのでしょうか。九州大学応用力学研究所 竹村俊彦 教授「翌日の気温、最高気温が何度になるかという情報を必ず確認することで、最高気温が午後の初め頃ですね、そういった時期には時間を短縮するといった対策が必要」

年々高まる暑さとどう向き合って行けばいいのか。運動会のあり方が問われています。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1925729

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