メモ


イーロン・マスク氏率いる政府効率化省(DOGE)からの圧力により、国防総省の技術開発部門「国防デジタルサービス」のほぼすべてのスタッフが、2025年4月から5月にかけて職を辞することになったと伝えられました。

Pentagon’s ‘SWAT team of nerds’ resigns en masse – POLITICO
https://www.politico.com/news/2025/04/15/pentagons-digital-resignations-00290930

Entire Pentagon defense tech unit to leave by May
https://thehill.com/policy/defense/5250654-pentagon-defense-tech-unit-resigns/

Pentagon Geek Squad Resigns En Masse After Rival DOGE Nerds Streamline Them Into Obsolescence |
https://dailycallernewsfoundation.org/2025/04/15/pentagon-geek-squad-resigns-en-masse-after-rival-doge-nerds-streamline-them-into-obsolescence/

国防デジタルサービスの公式サイトによると、同部門は国防総省の最高デジタル・人工知能局の一部であり、同省が最優先とするデジタル関連の課題に取り組むために活動していて、これまでに対無人航空システム開発のパートナーとなったり、バグ報奨金プログラムを通じてセキュリティ体制を見直したりしているとのこと。

2015年に創設され、かつては「オタクのSWATチーム」とも呼ばれたという同部門は、在職者14人のうちディレクターのジェニファー・ヘイ氏を含む12人が2025年5月1日までに退職する予定。残る2人も近いうちに職場を去るといいます。


アメリカのニュースメディアであるPoliticoは、この動きを「DOGEによる圧力だ」と報じています。Politicoがヘイ氏から聞いたところでは、スタッフは当初、「業務を自動化し、AIを導入する」というマスク氏の取り組みの一部になることを期待していたそうですが、結果として取り組みから除外され、これが大量退職につながったとのことです。

在職者の1人はPoliticoに対し「この部門がなければ、国防総省の技術者をつなぐパイプラインが非合理的になり、ドローンに対抗するいくつかの重要な取り組みが立ち行かなくなります」と語りました。

マスク氏はアメリカ政府の無駄を排除することを目標として掲げ、政府関連組織の統廃合を図っています。

イーロン・マスクが政府職員に「最近の仕事について説明するか辞職か」を迫るメールを送信し関係省庁に緊張が走る – GIGAZINE


この流れで、ピート・ヘグゼス国防長官は「無駄な支出を減らし、外部のコンサルタントに支払っていたリソースを国防総省の高度なスキルを持つ職員が活用できるようにする」として、複数の民間技術請負業者との契約を解除することを明らかにしています。

Politicoは「国防デジタルサービスはここ数年、政治的な内紛、雇用凍結、出張制限などの影響を受け、フル稼働を維持するのに苦労していた。また、2024年5月に発表された監視団の監査では、同部門の前局長が特定の技術ツールについて無許可で免除を与えていたことが判明した」と伝え、国防デジタルサービスは何も清廉潔白な組織ではなかったと示唆しています。


ヘイ氏はPoliticoに対し、「DOGEが改革を図るこの状況を表す最適な表現は、我々は急速に死ぬか、ゆっくりと死ぬかのどちらかだ、というものです」と話しました。

国防総省の広報担当者は退職についてコメントしませんでしたが、同部門の機能は最高デジタル・人工知能局に吸収されるだろうと述べたとのことです。

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