ざっくり内容:
韓国ホラー映画『層間騒音』(そうかんそうおん)が、10月10日(金)に公開されます。この映画は、古い団地を舞台に原因不明の騒音が引き起こす恐怖を描いています。音響監督は、『哭声/コクソン』や『コンジアム』で知られるパク・ヨンギが担当し、独特なサウンドデザインが特徴です。
物語は、聴覚障がい者のジュヨンが、失踪した妹のジュヒを探すために団地に向かうところから始まります。予告編では、ジュヨンが異様な音やビジュアルに直面し、鮮烈なシーンが展開されます。特に、謎の少年から「これ以上聞くと、死ぬよ」と警告される場面は緊張感を醸し出しています。
この映画は、ただのホラーにとどまらず、音に関する新しい体験を提供し、視覚と聴覚の両面から観客を引き込みます。新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ渋谷などで全国ロードショーが予定されています。
編集部の見解:
韓国ホラー映画『層間騒音』のテーマは、私たちの周囲に潜む見えない恐怖を巧みに描写しています。騒音という身近な存在が、物語の中心に置かれているのが印象的ですね。私たちの生活の中で、当たり前のように耳にしている音が、実は恐怖の要因になり得るという点で、ちょっとしたゾッとするスリルがあります。
この映画の目玉は音響に徹底的にこだわった点。音響監督のパク・ヨンギが手がけたということで、もともと彼が関わった『哭声』や『コンジアム』と同様に、音が映像を飛躍させる役割を果たすことが期待されます。ホラー映画において音は非常に重要な要素。暗闇の中でのかすかな物音や、思わぬタイミングで響く音楽が、観客の不安を煽りますからね。
実際、聴覚が重要な要素として描かれているジュヨンのキャラクターにも耳が注意を惹かれます。補聴器を持つ彼女が音に引き込まれる様子は、あまり見られない視点で、観る側に新たな体験をもたらします。音の恐怖を体感することで、視覚だけでなく聴覚でも感じる恐ろしさが増幅されるのです。
私自身、韓国のホラーはその独特な演出とストーリー展開が好きなので、この映画も非常に楽しみにしています。社会的影響という観点では、ホラーが人々に与える心理的な影響について考えるきっかけにもなるでしょう。特に、近年はストレス社会の中で、ホラー作品が「恐怖」を通じて心の整理をする手段としても機能しています。見えない恐怖を描くことで、逆に人々の心の奥底にある不安や恐れが顕在化するのかもしれません。
小ネタとして、韓国のホラー映画はそのストーリー展開やキャラクターに深いバックストーリーがあることが多いですから、そんな部分にも注目して観るとさらに楽しめるかも!公開日が待ち遠しいですね。
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キーワード: 層間騒音
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