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「夜間の血圧が高い人」と「血圧がいつもバラバラな人」が知っておくべきたった1つのこと【医者が教える】 - ニュースな本

寝起きの男性写真はイメージです Photo:PIXTA

糖質や塩分が多い食生活や、仕事詰めで万年寝不足。そうした日々のなかで長年払ってきた体の“ツケ”は、高齢になった頃に返ってくるという。抗加齢医学のエキスパート・伊藤 裕氏が、老後までに返済したい「負債」について紹介する。※本稿は、伊藤 裕『老化負債 臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

身近な生活習慣病の放置は
いずれ命に関わる病となる

「わかっちゃいるけどやめられない」のは人間の性です。

 ちょっと目に留まったスマホのアプリを、面白そうだと思ってつい利用契約したのを忘れてしまい、毎月毎月課金されているようなこともよくあるでしょう。短期の借り入れのつもりでお金を借りた結果、どんどん利子が嵩んで、どうしようもなくなる悲劇の根っこにある心理です。

 同じようなことが「老化負債」(編集部注/著者の造語。長年の悪習慣などによって生じる、臓器の営みの不具合や誤作動が「負債」として積み重なり、生活に支障が生じること)にも当てはまります。メタボリックドミノ(編集部注/著者が提唱した造語。糖尿病や高血圧といった生活習慣病の放置が引き起こす、脳卒中などの疾患)が原因となる多くの重大な病気を引き起こす、“チョイト一杯のつもり”の負債の代表例をお示しします。

老化負債その(1)
血糖負債:血糖値スパイク

 健康な人では、何を食べてもいつでも通常血糖は140mg/dL以上に上昇することはありません。しかし、人によっては、吸収のよい糖類、つまりGI値が高い食品(砂糖が入ったお菓子、パン、パスタなど)を取ると、血糖が一時的に急激に、200mg/dLあるいはそれ以上に上がってしまいます。

 この食後だけ血糖が急激に上がることは「血糖値スパイク」といわれています。しかし、空腹時の血糖や、1カ月の血糖の平均値であるHbAlc(1カ月の血糖の蓄積の度合いです)は正常なので、ついつい、まあいいか、と思いがちです。

 HbAlcは、健康な人では、5.5%以下です。6.5%を超えると強く糖尿病が疑われます。その間の値を取る人は、正常と糖尿病の間の境界域にいる人で、血糖値スパイクが出ている可能性が高いです。血糖値スパイクは短期借り入れのようなものです。一時的にでも血糖が高くなると、血管が傷害されます。

 さらにこの状態が続いていくと、一時的に高くなった血糖を下げようと膵臓から血糖を下げるホルモンであるインスリンがたくさん分泌されるようになり、太りやすくなります(インスリンには、余計なカロリーを脂肪として溜め込む作用があります)。

 インスリンがたくさん分泌されるようになると、インスリンが働きすぎて低血糖になることを防ぐために、われわれの体はインスリンが効きにくくなるように変化していきます。こうして、インスリンの分泌、効き方にブレが起こることによって、血糖が上がりやすくなり、やがては糖尿病が起こります。

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