土曜日, 6月 14, 2025
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ホーム財務分析「営業マン必見!決算書の見方研修 開催中」

「営業マン必見!決算書の見方研修 開催中」


🔸 ざっくり内容:

今回は大手商社の子会社向けに、「決算書の見方」をテーマとした与信管理研修を行いました。この研修はハイブリッド方式で、1時間程度のコンパクトな内容でした。これまでの経験を踏まえ、参加者に伝えるべきポイントを明確にし、研修を進めました。

研修の重要なポイント

営業マンの役割は単なる販売にとどまらず、代金回収まで含まれることを強調しました。与信販売を行う際、相手の信用状態を明確にするためには、決算書の財務分析が不可欠です。

  1. 決算書の 基礎理解

    • 3つの主要な決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)について、それぞれの構成や重要な要点を解説しました。
    • 貸借対照表では資金運用と資金調達のバランスの重要性を述べました。
  2. 損益計算書の分析

    • 売上の変動要因や粗利率、販管費率の変化などをチェックし、本業の収益性を確認することの重要性を訴えかけました。
  3. キャッシュフローの重要性
    • 企業の倒産原因は手元資金の不足であり、赤字でも資金がつながっていれば破綻を免れることがあると説明しました。また、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローの解説を行いました。

ケーススタディと自己分析

研修の後半では、具体的な取引先を用いたケーススタディを実施し、参加者自身に決算書を分析させ、信用度の評価と取組方針を考察してもらいました。このプロセスが決算書の見方を習得する最良の方法であると考えています。

今後の展望

このテーマでの研修を重ねることで、講師としても新たな発見があり、研修内容の充実につながると思います。引き続き、効果的な研修を行い、与信管理のコンサル活動を続けていきたいと考えています。

与信管理コンサルタント 髙見 広行

🧠 編集部の見解:
この記事から感じたことは、「決算書の見方」というテーマの重要性です。特に営業マンにとって、与信管理はただ商品を売るだけでなく、代金回収までが仕事であるという認識が肝要です。そのため、決算書の財務分析は、取引先の信用状態を見極めるうえで欠かせないツールになっています。

### 関連事例
たとえば、過去に多くの企業が備品売買で倒産したケースがあります。特に、売上が高いがキャッシュフローが回っていない企業は、赤字決算でも生き残れる可能性があるのに対し、利益が出ているが資金繰りが悪いと、短期間で破綻することも。これが、決算書分析の重要性を如実に物語っています。

### 社会的影響
この研修によって、参加者が与信管理のスキルを身につけることで、企業全体の経済的な健全性が向上します。それは、単に個々の企業の利益に留まらず、取引先や顧客との信頼関係を築く基盤にもなります。結果として、業界全体の透明性と信頼性が高まり、経済の安定にも寄与します。

### 背景と豆知識
決算書は、企業の「健康診断書」のようなものです。さらに、貸借対照表が左右にバランスする仕組みは、古代からの会計ルールに由来しており、商業活動が始まった時から続く文化です。このような背景を理解することで、決算書の読み解き方に深みが増します。

要するに、決算書を理解する力は、営業マンに限らず、すべてのビジネスパーソンにとって必須のスキルであることを、この記事は教えてくれますね。今後もこのような教育的な取り組みが続くことで、より多くの人が与信管理の重要性を認識し、ビジネスシーンで実践していくことを期待しています。

  • この研修に関連するキーワードは「決算書の見方」です。

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