木曜日, 6月 5, 2025
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「反骨の彫刻家・安藤照展」 忠犬ハチ公の魅力再発見!

ざっくり内容:

展覧会の概要と背景

2025年6月21日から8月17日まで、渋谷区立松濤美術館で「黙然たる反骨 安藤照」展が開催されます。この展覧会は、渋谷の象徴的な彫刻《忠犬ハチ公像》の制作者である彫刻家、安藤照(1892~1945)の没後80年を記念した日本初の回顧展です。

安藤照の生涯

安藤は鹿児島県で生まれ、早稲田大学を退学後に東京美術学校で彫刻を学びました。彼の代表作には《忠犬ハチ公像》や《西郷隆盛像》があり、1945年の「山の手空襲」で命を落としました。彼の創作品は爆撃によってほとんど消失し、現存するものは約30点と稀少です。

展覧会の見どころ

本展では、安藤の作品とともに、彼の時代背景や同時代の作家たちの作品も紹介されます。安藤は、時勢に逆らいながらも作品制作を続け、軍需工場での活動など苦境に立ち向かいました。特に《忠犬ハチ公像》がどのように制作されたのかに焦点が当てられ、彼の生き様や精神に迫る内容となっています。

開催情報

  • 会期: 2025年6月21日(土)~8月17日(日)
  • 会場: 渋谷区立松濤美術館
  • 時間: 10:00~18:00(金曜は20:00まで)
  • 休館日: 月曜(特別開館日あり)
  • 料金: 一般1,000円など、無料入館日もあり

公式サイトでは詳細情報が掲載されています。安藤照の独自の彫刻精神と、激動の時代を生き抜いた彼の姿を体感する機会となるでしょう。

編集部の見解:
安藤照の展覧会が渋谷区立松濤美術館で開催されるなんて、すごく楽しみです!彼の作品といえばやっぱり《忠犬ハチ公像》。ただの像ではなく、戦時中の混乱の中で、まさに彼の「反骨」の精神が表れていると思います。

安藤は、学校教育のルートを断った後、美術の道に進んだのが印象的。一見普通のルートを外れる勇気は、今に通じるもので、私たちも自分の道を考え直したくなりますよね。 特に「塊人社」の設立など、当時の圧力に対する抵抗は、とても興味深い。その一方で、戦争に協力せざるを得なかった苦悩も感じます。

作品数は少なくなってしまったけれど、残った約30点を通して、彼の生涯を学べるのは貴重ですね。これを機に、安藤の作品を見てみることで、当時の日本の彫刻界の背景や、彼がどんな思いで作品を作っていたのかを考えさせられると思います。

ハチ公にまつわる逸話は、忠誠心の象徴として広く知られていますが、安藤の手を通じて生まれたその像が、彼自身の苦労や信念の結果であるということに気づくと、より深い意味を持って感じられそうです。社会や時代と葛藤しながら自分の信じる芸術を追求した彼の姿勢から、今の私たちもきっと学べることが多いでしょう。

この展覧会は、単なる美術館訪問を超えて、過去を学び、現在を見つめ直す大切な機会になるのは間違いなしです!

  • キーワード: 安藤照


※以下、出典元
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