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「好きな匂い」は文化を超える?
海外の空港に降り立つと、自国とは異なる匂いに驚きます。日本では「醤油の香り」が代表的ですが、文化ごとに匂いの好みは異なるのでしょうか?
スウェーデンのカロリンスカ研究所は、2022年に世界の異なる民族間での「匂いの好み」を調査しました。結果、文化に関わらず全人類に共通する好みの匂いが存在することが明らかに。
調査では、280名以上が10種類の匂いを評価。最も好まれたのは「バニリン」、続いて「酪酸エチル」、「リナロール」。反対に「イソ吉草酸」は不快とされました。
神経科学者のアルティン・アルシャミアン氏は、匂いの好みには文化の違いがほとんど影響しないと指摘。匂いの認識は進化的なメカニズムに基づいていると言えそうです。
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この記事のポイントは以下の3つです✨:
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共通の匂いの好み🌍
世界中の異なる文化でも、人類に共通して好まれる匂いがあることが研究で明らかになりました。最も人気のある香りは「バニラ」「桃の香り」「花の香り」となっています。 -
文化の影響はわずか🧪
匂いの好みには個人の嗜好や匂い分子の構造が大きく影響しており、文化的な違いはわずか6%という結果が出ました。匂いの好みは「文化の反映」ではなく、進化的な要因によるものとされています。 - 進化的な理由🧬
匂いには進化的な基盤があり、例えば腐った食べ物を嗅ぎ分ける能力は生存にとって重要です。研究者たちは、匂いの知覚に関するさらなる解明を進めていく予定です。
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※以下、出典元
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