🧠 あらすじと概要:
映画「プレゼンス 存在」あらすじと要約
あらすじ
「プレゼンス 存在」は、家の地縛霊として暮らす霊の視点で描かれる物語です。主人公は、長い間空き家だった家に引っ越してきた一家を見守る霊で、特に妹のクロエに強い想いを寄せています。クロエは家の中で霊を感じ取り、兄タイラーはそれを軽視しますが、彼の行動によって家族内での様々な感情が交錯します。物語は、家族が霊媒師を呼び、霊とのコミュニケーションを図る中で進展していきます。
要約
感想文では、ホラーと思いきや、心温まる物語であることが強調されています。クロエの視点が物語の中心であり、彼女と霊の関係が描かれます。霊としての存在の描写や、過去の出来事が家族にどのように影響を与えるかが焦点となっており、最終的には兄の愛と後悔が重要なテーマとして浮かび上がります。物語の結末は少しわかりにくいところがありつつも、最後には家族の絆が感じ取れる温かいメッセージが伝えられています。
なるほど、まったくジャンル映画じゃなかった(´▽`)
霊視点で進行する物語。これ自体は、全くオチでもネタバレでもない。開始早々に、あーそういうことかー!と、わかるようになっている。家の地縛霊として住んでるマイハウスに、一つの家族が引っ越してくるところから話は始まる。不動産屋が内見のときに築100年を超えているという家だが、リフォームされて綺麗で広い。一家は生活を始めるが、妹クロエが、私がウロウロするたびに「なんかいるぅ!!( °o°)」ってなるので、
兄タイラーから「見える子ちゃん」扱いされ馬鹿にされ、喧嘩になって、なんかごめんね、、(ó﹏ò。)という罪悪感を感じる。
実際クロエだけが一家の中で私のことを見てくれるので、クロエのクローゼットの中からコソコソ眺める。クロエが泣いているとふらふら寄っていって寄り添ったり、散らかしたままの部屋をお片付けしてあげる。やっていることは、オカンである。J( ‘ー`)しどうしたん?話こか?というカメラワークの揺れ方もちょっと楽しかった。でもね。。こういうのがいけないんだよぅ!!(つд⊂)物陰からこっそり見てるとか、突然部屋のものが動いてたら怖いでしょうよ!とホラー映画全般に対して思う。来るならガッ!と挨拶してもらいたい。
『ROOMMANIA#203』の思ひ出
更に、この感覚何かで知っている!!と思ったら、ドリームキャスト/PS2のゲーム『ROOMMANIA#203』を思い出す。説明しよう!( ー`дー´)キリッ知名度としてはマイナーな作品で、知らない人も多いかもしれない。2000年にセガから発売されたこのゲームは、ネジ青年の生活を神として定点カメラで部屋を覗き見し、彼がいない間に部屋の物をこっそり動かしたりして、ほんの少しだけ人生に干渉していくというユニークな内容だった。プレイヤーは時間を進めつつ、些細な変化を積み重ね、ネジの心に影響を与え、物語を分岐させていく。この「直接会話できないけれど、環境を通じてそっと人生に手を加える」という構造が、今作を観ていて記憶の扉があいてしまう作品でした。\パッカーン/
⚠️この先ネタバレです⚠️
( *・×・*)クチチャック!!
ここだけの話をあっちこっちでする
人は見た目が10割
クロエは、もしかすると霊は亡くなった友人ナディアではないかと感じ、ひとり語りかける。そっかー、ワイはナディアなのかー。という気持ちで眺める。そんな娘の様子を見かねた父は、知人の妻が霊感が強く、霊媒師をしていると語り、その夫婦を家に呼ぶことを決める。この霊媒師が、ちゃんと私のこと見えて話しかけてくる。初めて意思疎通できそうな感じ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝それなのに、旦那のネクタイが黄色くて胡散臭さを爆上げしてたり、霊媒師妻が神秘的な感じゼロのその辺のおばちゃんなのに突然頭痛で苦しみだすとか、こっそり裏でお金を要求しているのとか、ステレオタイプな霊感商法の様相。。。わかるよ!!私だってこの人たちが来たら本物だって思わないよ!どう考えても適当なこと言ってそう。信じない一家より、霊能者さん側の問題だと思いますよ。やっぱり雰囲気とか大事だなって思い知らされる。ちゃんと見てくれてるし、なんか大事なことを話しているのに、一家は真面目に聞いてない。「ぶぶ漬けでもどないどす?」みたいな空気で、早く帰って欲しがる。
(*」´□`)」< この人は本物よ!!
と一家に伝えたいのに、私の声は届かない。霊媒師が帰ったあと、家族がみんなインチキだと喧嘩になっていたのが悲しい。( ;∀;)そして機能不全一家なので、すぐ揉める。霊媒師はごちゃごちゃ沢山言ってる中で、重要ワードをサラッと混ぜ込む。
霊は時間に縛られない。
もっと何度か復唱してほしかった。
ねるねるねるね
今作、ラストにアハ体験をさせようとしすぎて、練りに練りすぎて不親切な作品になってしまったパターン。鑑賞者はラストの鏡に映る兄をみても、そんなに驚かないというか、気付けない仕様になってそう。今作は、妹と仲直りできなかった兄が、妹を守るため霊魂になって100年以上の時間をランダムジャンプをして、薬で意識を失った自分の身体に入って、ジャンキーサイコパスと窓を割って差し違える・・・そんな時空を超え頑張った兄の愛の物語、、、というのが今作の大オチなのだろう。とても優しい眼差しがないとわかりにくい。振り返れば、女の子を虐めたことを武勇伝のように語る自分に対し、霊としてのタイラーは激しく反応する。クロエは嫌悪の表情を浮かべ、父は苛立ち、母だけが嬉しそうに聞いている。そんな家族の風景を前に、タイラーは激しい後悔の衝動から部屋をめちゃくちゃにする。自分への怒り、そして妹への申し訳なさがそこに込められている。解って観てみると、ちょろけてる自分を見て、暴れたくなる気持ちはわかる。(*ノωノ)ラストに母に対して、少し強くなっていた妹と、守り切って成仏した兄でほっこりする仕様として描いていた作品なのだと思う。筋としては面白いのに、わかりにくい。勿体ないオバケがでちゃう。なにがいけないんだろう。。親友ミスリードが強すぎたこと、みんな主語を話さない一家の体質、霊となったタイラーが自分の身体に入るシーンの演出が電気ピカピカしてるだけで分からないこと、、もう少しわかりやすければ、名作になれた気がするの(´・ω・`)ションボリ鑑賞者の優しさも必要な作品でした。
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