📌 ニュース:
宇宙で最も冷たい天体、「ブーメラン星雲」は、地球から5000光年離れた場所にあります。その温度は1K(約−272℃)で、絶対零度にわずか1℃高いだけです。
1980年に発見されたブーメラン星雲は、原始惑星状星雲に分類され、ガスが猛烈なスピードで放出されています。このガス流は秒速150〜164キロメートルにも達し、膨張により温度が劇的に低下します。
さらに、ブーメラン星雲は宇宙マイクロ波背景放射を吸収する唯一の場所とも言われており、その冷たさの理由は、二つの星からなる系による可能性が高いとされています。
将来的には、その温度が上昇し、最も冷たい天体の座を失うかもしれませんが、現在の時点では、ブーメラン星雲がその名にふさわしい存在です。
-
宇宙で最も冷たい天体「ブーメラン星雲」についてのポイントを3つご紹介します!🌌❄️
-
絶対零度に近い冷たさ
ブーメラン星雲の温度は1K(約-272℃)であり、これは絶対零度(0K、約-273.15℃)からわずか1℃高いだけです。物質が静止した状態に極めて近い、最も冷たい場所なのです。❄️ -
ガスの猛烈な流出が原因
星雲の中心からは秒速150〜164キロメートルのスピードでガスが放出されており、この異常な膨張が温度を劇的に下げています。ガスの放出は、二つの星の相互作用によって生じたものと考えられています。💨✨ -
宇宙マイクロ波背景放射を吸収
ブーメラン星雲は、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)よりも低い温度であり、この点で宇宙で唯一の存在です。CMBは宇宙の始まりの名残ですが、ブーメラン星雲はその影響を直接受けないほど冷たいのです。🌌🔭
これらのポイントから、ブーメラン星雲がいかに特異な存在であるかがわかりますね!
-
※以下、出典元
▶ 元記事を読む
Views: 0