SFアニメーション作家ルネ・ラルーの長編全3作を特集する「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」。「時の支配者」「ガンダーラ」は4K修復版での上映がすでに決定していたが、このたび「ファンタスティック・プラネット」も4K修復版で上映されることが明らかになった。
ラルーが1973年に発表したデビュー作「ファンタスティック・プラネット」は、ステファン・ウルのSF小説「オム族がいっぱい」にもとづき、ローラン・トポールが4年の歳月を掛けて原画デッサンを描き、切り絵アニメーションという手法でラルーが映画化したもの。アニメーションとして初めてカンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞した。4K修復版は、本国フランスのポストプロダクション・エクレールにより5月21日に修復が完了したばかりだ。
また「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」の開催を記念し、本企画のキービジュアルのデザインも手がけたコラージュアーティスト・Q-TAが「ファンタスティック・プラネット」の世界観を独自の視点で再構築したビジュアルを制作。これを使用したオリジナルTシャツの発売も決定した。東京・渋谷HUMAXシネマのECサイトでは、Tシャツの先行予約の受付がスタートしている。
「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」は、6月20日より渋谷HUMAXシネマほか全国で順次開催。同劇場のみで使用可能な特別鑑賞回数券(3回券)も販売されており、特典として「ファンタスティック・プラネット」のキャラクター“ティバちゃん”のアクリルスタンドが付く。
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編集部の感想:
「ファンタスティック・プラネット」の4K修復版上映が決定し、嬉しいニュースです。ラルー監督の独特なアニメーションアートが再び観られるのは貴重な機会ですね。また、新しいTシャツの発売も楽しみで、作品への愛を形で表現できるのが素敵です。
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