ゲームを自作できた夢のマシン
本日、2023年10月8日は、41年前の1984年6月21日にファミリーコンピュータ用の周辺機器「ファミリーベーシック」が発売された日です。この製品は、ファミコンユーザーにプログラミング言語BASICを用いてゲームを自作できるチャンスを提供しました。通常より大きなロムカセットとキーボードがセットになっており、特にパソコンには手が出せなかった多くのユーザーにとって、非常に魅力的なツールでした。
「ファミリーベーシック」は、起動時にAIがユーザーに話しかけるインターフェースを採用しており、これが当時の子供たちに未来的な印象を与えました。プログラミングのメインモードである“GAME BASIC”の他に、計算機や音楽作成、メッセージ入力、さらには占いなど、多彩な機能が搭載されていました。また、データのバックアップはロムカセットに乾電池を使う仕組みでした。
筆者は「ゲームを自作すれば無限に遊べる!」と興奮しましたが、知識がなかったため挫折。後に『ファミマガ』で紹介されたプログラムを打ち込んで楽しむだけでした。1985年には機能が向上した「ファミリーベーシックV3」も登場し、すぐに遊べるサンプルプログラムがバンドルされていました。
このような技術は、今のIT社会においても重要な基盤となっています。「ファミリーベーシック」の発売は、プログラミングやゲーム制作に興味を持たせるきっかけとなり、未来のクリエイターたちを育む第一歩だったと言えるでしょう。
🧠 編集部より:
1984年6月21日、ファミリーコンピュータ用の周辺機器「ファミリーベーシック」が発売されました。この製品は、ユーザーが簡単にプログラミング言語BASICを使用してゲームを自作できるツールで、特に当時の家庭では手軽にプログラミングを楽しむ手段となっていました。
ファミリーベーシックの特徴
- ロムカセットとキーボード: 特殊なロムカセットには、基本的なプログラミングのためのツールやサンプルが含まれており、付属のキーボードにより手軽に文字を入力できました。
- 音声インターフェース: 起動時にはAIがプレイヤーに対して語りかけ、簡単な操作を可能にした点は、未来的な体験を提供しました。
豆知識
- 「無限の遊び」: 筆者も含め、多くの子供たちは自作ゲームの可能性にワクワクしましたが、実際にはプログラミングが難しくて挫折することが多かったようです。まさに「夢のマシン」とされていたファミリーベーシックですが、プログラミングの入り口としての役割を果たしたと言えます。
- 進化するファミリーベーシック: 1985年には新機能を追加した「ファミリーベーシックV3」が発売され、さらに多様なプログラムを楽しむことができるようになりました。
ファミリーベーシックは、当時の子供たちにプログラミングの楽しさを教える貴重なツールであり、今もなおレトロゲーム愛好家に親しまれています。この背景には、DIY(Do It Yourself)の文化が根付いているのも興味深い点です。
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キーワード: ファミリーベーシック
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