アメリカの出版社Insight Editionsは,ゲーム「パックマン」をテーマとした料理本「PAC-MAN The Official Cookbook」を発売した。価格は29.99ドル(約4400円)で,公式サイトの販売ページでは,日本を含む海外への発送も受け付けているほか,Amazonなどでも購入可能だ。
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Insight Editions「PAC-MAN The Official Cookbook」販売ページ
1980年に稼働が始まったアーケードゲーム「パックマン」は,「食べる」ことをテーマに,女性のプレイも視野に入れたことなどから,日本でヒットしたのはもちろん,世界的な人気作となり,さまざまなハードに移植された。メインキャラクターのパックマンはゲームの枠を超え,とくにアメリカでは,アニメやレコードなどで大ブームを巻き起こし,今年で登場45周年を迎える
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この区切りの年に発売されたのが本書,「PAC-MAN The Official Cookbook」だ。フードライターでレシピ研究家でもあるLisa Kingsley氏と,フードスタイリングとレシピ開発を手がけるJennifer Peterson氏が,「パックマン」をテーマに60種類の料理を作り出した。
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「エネルギー満点のスナックから,ボリューム満点のディナーまで」と銘打たれたメニューは,パックマンの形をピザ生地で再現した「PAC-MAN PEPPERONI PIE」,パックマンがパワークッキーやモンスターを食べる様子をホットドッグで表現し,ピコ・デ・ガヨ(メキシコ料理でトマトやトウガラシで作ったソース)で味付けした「ON-A-HOT-STREAK-DOGS」,トマトスープで真っ赤なブリンキーを再現した「BLINKEY’S TENACIOUS TOMATO SOUP」,さらにインキーのウイング(手羽先)やパックマンのマカロニチーズなど,料理の難度やジャンルもさまざま。表紙を見ると,ゴーストやフルーツターゲットをモチーフにした料理も登場するようだ。
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本書にはゲームに関する記述もあるようで,「1980年のアーケード版からTikTokの『PAC-MAN: WAKA WAKA Run』まで,食べ物とゲームの歴史を探検」「クラシックなアートと美味しい料理がつまったハードカバーで,長年の『パックマン』ファンがアーケードでの栄光の日々を追体験するのに最適」とのこと。書籍は全160ページで,本のサイズは8×10インチ(約20cm×25cm)。言語は英語のみとなっている。
45周年を記念し,「パックマンの遺伝子を宿した」という探索型アクション「Shadow Labyrinth」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch 2 / Switch)のリリースや,クリスピー・クリーム・ドーナツとのコラボなど,さまざまな展開も行われている。
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Insight Editions「PAC-MAN The Official Cookbook」販売ページ
🧠 編集部の感想:
「パックマン」をテーマにした料理本の発売は、ゲームと食文化が融合したユニークな試みですね。特に、パックマン型のペパロニパイなど、視覚的にも楽しめるレシピが60種類もあるのは驚きです。ゲームファンだけでなく、料理好きにも興味を引く内容だと思います。
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