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ドナルド・トランプ大統領が2025年4月3日に発表した相互関税では、日本への24%の関税を含む世界各国への全面的な関税措置が発表されましたが、対象となった「国」には野生動物しかいない南極近海の無人島も含まれていたため、アメリカのメディアは「プーチンではなくペンギンとの貿易戦争が始まるとは」と報じています。さらに、発表された税率が非常に単純な計算に基づいていることや、ChatGPTなどのチャットボットに関税について質問するとほぼ同じ計算結果が返ってくることから、ネットではAIで税率を算定したのではないかとの臆測が広まっています。
Trump’s new tariff math looks a lot like ChatGPT’s | The Verge
https://www.theverge.com/news/642620/trump-tariffs-formula-ai-chatgpt-gemini-claude-grok
Critics suspect Trump’s weird tariff math came from chatbots – Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2025/04/critics-suspect-trumps-weird-tariff-math-came-from-chatbots/
トランプ大統領は、世界のすべての貿易相手国に一律10%の関税を課した上で、各国に最大50%まで税率を上乗せする関税政策を発表しました。
トランプ政権が相互関税 日本は24%、非関税障壁を加味https://t.co/nHCgLytuWq
アメリカは貿易赤字や産業の空洞化を「国家の緊急事態」と認定し、大統領権限で関税を発動させます。EUの税率は20%、中国は34%としました。 pic.twitter.com/SmaLeBW5ot
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 2, 2025
上乗せ分は各国の関税や非関税障壁を踏まえて算定したものだと説明されていますが、具体的な計算の根拠は示されていません。
この税率が発表されると、すぐにそれが非常に単純な計算式で導き出されていることが指摘されるようになりました。ジャーナリストのジェームズ・スロウィッキー氏はX(旧Twitter)で「この偽関税率の出所がわかりました。彼らが言っているのとは違って、実際には関税率と非関税障壁から計算されたわけではありません。その代わり、すべての国ごとに、その国との貿易赤字をその国からアメリカへの輸出額で割っているだけです。何ともナンセンスです」と述べました。
Just figured out where these fake tariff rates come from. They didn’t actually calculate tariff rates + non-tariff barriers, as they say they did. Instead, for every country, they just took our trade deficit with that country and divided it by the country’s exports to us.
So we… https://t.co/PBjF8xmcuv
— James Surowiecki (@JamesSurowiecki) April 2, 2025
スロウィッキー氏によると、インドネシアに対するアメリカの貿易赤字は179億ドル(約2兆6000億円)で、インドネシアの輸出額は280億ドル(約4兆円)とのこと。従って、計算は「179÷280=64%」となり、これはトランプ大統領がアメリカに対するインドネシアの関税率と主張している数字と同じです。また、アメリカがインドネシアに課す「割引相互関税」は結果を半分に割ったものです。
政治系ニュースサイトのPOLITICOは、スロウィッキー氏の指摘が日本を含めた多くの国への関税率に当てはまることを確認しています。
さらに、SNSユーザーらがChatGPT、Gemini、Claude、Grokといった主要なチャットボットに貿易赤字を解消する方法を尋ねると、驚くほど一貫して「赤字÷輸出」の計算式を出してくることがわかりました。
実際に、海外メディアのThe Vergeが主要な4つのチャットボットに「アメリカとその貿易相手国間の二国間貿易赤字を均衡させ、二国間貿易赤字をゼロにするためにアメリカが課すべき関税を計算する簡単な方法」を尋ねたところ、すべて同様の回答が返ってきたとのこと。
各チャットボットの回答には細かな差異があり、例えばGrokとClaudeはいずれも「妥当な割引相互関税」を出すために相手国の関税額を半分にすることを提案してきましたが、10%の基本関税を総関税率に加えるべきかどうかについては意見が割れたとのこと。それでも、4つのチャットボットの回答には相違点より共通点の方が多かったとThe Vergeは述べています。
試しにGrokに質問したところ、以下のような回答が返ってきました。
AIらはこの関税率の計算が大ざっぱすぎることを認めており、ChatGPTは同様のテストをした海外メディアのArs Technicaに対して「この簡単な方法は国際貿易の複雑なダイナミクスを無視したもの」と指摘。最も厳しい警告をしたGeminiは「現実世界の膨大な複雑さを無視した、非常に単純化された概念的アプローチでしかありません」と強調しました。
また、最も楽観的だったGrokでさえ、「関税を課すのは必ずしも簡単な方法ではありません」と述べたとのことです。実際、上記のGrokの回答にも「貿易は単純な二国間関係だけでなく、グローバルなサプライチェーンや為替レートの影響を受けるため、この計算はあくまで理論的な目安です」「これは現実の経済状況を大幅に単純化したもので、実用的にはさらに詳細なデータと分析が必要です」という文面が含まれています。
The Vergeは、「トランプ陣営がこの安易な貿易政策を作成するのにAIツールを使ったかどうかは不明で、学習データから情報を吐き出すだけのチャットボットがどうやってこの特定の計算式にたどり着いたのかもわかりません。しかし、関税がどのように考案されたかにかかわらず、2025年4月5日にそれが発動するかどうか、そしてそれが発動した場合、トランプ陣営のざっくりとした計算が国際貿易にどう影響するかには世界中が注目しています」とコメントしました。
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