「ガンガンpixiv」(スクウェア・エニックス刊)で連載中の、豊田悠先生による累計発行部数300万部突破の人気コミック『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称「チェリまほ」)。同作のミュージカル作品、“「チェリまほ The Musical」 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~”が、2025年4月より上演中です。

2025年4月10日(木)には、前日会見が行われ、安達清役・松田凌さん、黒沢優一役・荒牧慶彦さん、柘植将人役・菊池修司さん、綿矢湊役・中山咲月さん、脚本・演出を手がける川尻恵太さんが登壇し、開幕への意気込みが語られました。

本稿では「チェリまほ The Musical」東京公演前日会見&ゲネプロのレポートをお届けします!

舞台ならではの演出「心の声」はキャスト陣からしても“新たな挑戦”だった

前日記者会見には、安達清役・松田凌さん、黒沢優一役・荒牧慶彦さん、柘植将人役・菊池修司さん、綿矢湊役・中山咲月さん、脚本・演出を手がける川尻恵太さんが登壇!

挨拶の際には、「この作品も桜と同じように花咲いてくれれば幸いです」(松田)、「キュンキュンできる作品になっていると思いますので楽しんでいただきたいです」(荒牧)、「この世界観を一人でも多くの方に楽しんでいただけたらと思います」(菊池)、「いち観客としてもすごく楽しい作品で、自分でも踊っていたり演技しているシーンもすごく楽しいです」(中山)、「天使が活躍しますので注目して見ていただけたらと思いますし、キュンキュンする場面もあればコメディもありますので笑っていただけるところもあります」(川尻)と開幕に向けた意気込みが述べられました。

原作にリスペクトを持ち話し合いを重ねた結果、舞台としての新たな『チェリまほ』の世界を作り上げることができたという話もあり、ここでしか見られない『チェリまほ』への期待が煽られます。

また、司会者より「ミュージカルならではの演出や楽しみにしてほしい楽曲」を尋ねられた際には「オープニング曲から作品の世界観が広がっていきます」(松田)、「六角や藤崎さん、天使たちはこの舞台を創りには欠かせないメンバーたちで、彼らがいるからこそ我々の芝居が引き立つような作りになっていますので、いろんな愛を持って見ていただけるとより楽しめると思います」(荒牧)、「楽しい曲もあれば少し心がギュッとなる曲もあったり、本当に本編を見ていてもジェットコースターのような色々な感情にさせられる作品になっていると思うので、その辺りも楽しみにしていただけたらと思います」(菊池)とコメント。

そして、「舞台を見て心が躍ってしまったら気持ちを出しちゃってください!声でも良いし手でも良いし」という松田さんのコメントに一体どんな舞台なのか興味をそそられていると、中山さんからは「主題歌 『デモね。』は舞台を観てから改めて聴くと感じるものも変わってくるのかなと思います。この曲には振り付けがあるので客席のみなさんと一緒に盛り上がって楽しみたいです」とのコメントが。

その言葉を聞き、「素晴らしい!いま我々がふわっと言ったことを全部まとめてくれたね!」と松田さんが中山さんを褒める一幕もあり、その会話に微笑むキャスト陣の姿が印象的でした。和気あいあいとした会見の空気感からもキャスト陣の仲の良さが窺えます。

続く、「安達と黒沢、柘植と湊のお互いにキュンとしてしまうところ」の話題では、荒牧さんが黒沢が安達に迫った時の松田さんの表情芝居を絶賛! 「前三列目くらいしか見られない、松田さん演じる安達の切ない顔や戸惑っている顔を僕は独り占めしています。キュンとしています」と口にすると、松田さんからも「荒牧くん演じる黒沢の空気感がとても素敵だなと。黒沢の完璧な中の“奥底にある綻び”にキュンキュンします」と、加えて、荒牧さんの芝居があってからこその安達と黒沢の空気感ができているとアピール。

一方の柘植&湊について。キュンキュンするポイントを菊池さんは「湊の飴と鞭のすごさ。ふとした時の笑顔だったり、人が人を好きになる瞬間がこういう細かい瞬間だなと常々演じていて思います」、中山さんは「ルックスだけ見るとすごくカッコいいキャラクターなのにお茶目なところもあったり、そのギャップがキュンときます」という言葉で表しました。さらに、キャスト陣の芝居を幾度となく見てきたと話す川尻さんは、「キャラクター同士の何気ない会話が一番キュンキュンする」と述べます。

そして、本作の大切な要素のひとつ「心の声」の話題に移ると、荒牧さんより録音した音声に芝居を合わせていく新たな挑戦でもあったということが明かされました。ほかキャスト陣からも「新たな挑戦」について、「稽古場でも「心の声」が劇中に入ることを計算しながら録音している」「心の声と外見の感情のギャップが顕著に出ているという面白さは本作ならでは」という裏話や作品を舞台にすることで生まれた魅力が語られました。

ゲネプロレポート:キャラ同士の関係性が変化していく流れを堪能

安達清演じる松田さんと黒沢優一演じる荒牧さん、柘植将人演じる菊池さんと綿矢湊演じる中山さんの歌やダンス、キャラクター同士の関係性が変化していく流れをじっくりと味わうことができた約2時間25分。

30歳の誕生日を境に、“相手の「心の声」が聞こえるようになる”という魔法を手にした安達。自身に好意を寄せている黒沢の心の声を聞いた際の安達の戸惑いや、心の声が聞かれているとは知らずに惚気まくる黒沢の姿は、客席をキュンキュンさせること間違いなし。

エレベーターで黒沢が安達に覆い被さったり、風邪を引いてしまった安達を心配してお見舞いにきた黒沢とのシーンはファン必見です! 舞台上にある複数のスクリーンに映し出される(黒沢の妄想の中での)安達のあんな姿やこんな姿。さらにキャラクターの感情に合わせたかのように登場する天使たちの演出は舞台ならではの表現でした。

また同じく魔法を使えるようになった柘植と、その想い人である湊の2人にも注目が集まります。捨て猫だった「うどん」をきっかけに縮まっていく距離。安達&黒沢とはまた違った、恋が芽生える瞬間が丁寧に描かれていく様子に目が離せません。

そして、そんなストーリーの中に組み込まれる主題歌 『デモね。』のパフォーマンスは、自然と楽しい気持ちになり拍手してしまいたくなるほど。キャスト陣と客席の一体感が感じられました……! 笑いあり胸キュンあり、少しのシリアスありと、盛りだくさんな内容に心は常に揺さぶられっぱなしです。東京公演後、愛知・アイプラザ豊橋(25日〜27日まで)でも上演の本作。この機会をお見逃しなく!

 

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公演概要

「チェリまほ The Musical」 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~

■INTRODUCTION
【「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」とは】

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」は『ガンガンpixiv』(スクウェア・エニックス刊)で好評連載中、ファンの間では通称「チェリまほ」と呼ばれ愛される、豊田悠による大人気コミック。

コミックス累計300万部を突破し、2020年にテレビ東京他でTVドラマ化、2022年には実写映画を公開し、TVアニメでも大反響を呼んだ。2024年12月にはTVアニメの特別編集版も劇場公開。

■STORY
「30歳まで童貞だったので魔法を使えるようになってしまった」(安達 清)
童貞のまま30歳を迎えた安達は、触れた人の心が読めるようになる。ある日、思わず触れた社内随一のイケメン同期・黒沢優一の心の中が、安達への気持ちで溢れていることに気が付いてしまい…!?

ダダ洩れな恋心に戸惑いっぱなしの安達だったが、黒沢のまっすぐな思いは、次第に安達の心を動かしていく。戸惑いときめく二人の恋の行方は__?

■期間・劇場
【東京公演】2025年4月11日(金)~4月20日(日)TOKYO DOME CITY HALL
【愛知公演】2025年4月25日(金)~4月27日(日)アイプラザ豊橋

■スタッフ
原作:豊田悠「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」
(掲載「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
脚本・演出:川尻恵太(SUGARBOY)
主題歌:「デモね。」(Produced by agehasprings Party)

■キャスト
安達 清:松田 凌
黒沢優一:荒牧慶彦

柘植将人:菊池修司
綿矢 湊:中山咲月

六角祐太:坂井 翔
藤崎 希:高田夏帆
黒沢茉莉:長谷川 唯
朝比奈:郷本直也

アンサンブル:伊藤秀馬 岩間大樹 岡村拓真 進藤 蒼 瀬戸口希哉 立花 涼 久門大起

■協賛:ローソンチケット

■協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

■主催・「チェリまほ The Musical」製作委員会

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