ソニー新レンズ「FE 50-150mm F2 GM」の特徴とフォトグラファーの感想
2025年6月20日、ソニーが新たに発売した交換レンズ「FE 50-150mm F2 GM」は、ズーム全域で開放F値2を実現した望遠ズームレンズです。このレンズは、従来のラインアップにはなかった特異なスペックを持ち、プロフェッショナルや熱心なフォトグラファーからの注目を集めています。
レンズの特性
「FE 50-150mm F2 GM」は質量が約1,340g(三脚座除く)で、フィルター径は95mmというヘビー級の仕様ですが、ボディとのバランスが良く、持ち運びやすいという意見も多く寄せられています。
フォトグラファーの声
このレンズを使用したのはポートレートを中心に活動する2名のフォトグラファー、魚住誠一さんと川辺優紀子さんです。二人は普段は単焦点レンズを愛用しており、ズームレンズに対してやや懐疑的でしたが、「FE 50-150mm F2 GM」を使用した感想は好意的です。
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魚住誠一さんは、F1.4の明るさが好みであるものの、最近は「FE 28-70mm F2 GM」をよく使用しているとのこと。新しいレンズを持った時の重さには驚いたものの、撮影を続けるうちに慣れたと語っています。
- 川辺優紀子さんも、最初は重さに驚いたものの、撮影中は全く気にならなかったそうです。彼女は、特にボケが美しい点と、一眼レフでは得られない視覚的効果に感動したと述べています。
使用作品の評価
川辺さんは、ボケが印象的なポートレート作品を次々と見せ、魚住さんもそれに対して「良い露出で、ピントもバッチリ」と評価しました。また、ズームレンズでありながら、単焦点レンズにも負けない描写力があることを強調しました。
- 作品の一つでは、150mmの望遠端で撮影。そのボケ味に感動した際、「これがズームなの?」と驚きの声を上げる場面も見られました。
- 50mmでの撮影も行い、広角感が生かされた構図で、「背景がしっかりボケてくれる」との感想もいただきました。
レンズの多様な活用法
川辺さんからは、ペット撮影やブライダル撮影など、ポートレート以外のシーンでも活躍する可能性が高いとの意見があり、このレンズが持つ多様性が語られました。また、魚住さんは「FE 28-70mm F2 GM」との組み合わせによる焦点域の幅広さが魅力的で、二本一緒に使うことを勧めています。
総評
「FE 50-150mm F2 GM」は、その優れたボケ味、描写力、ズームの利便性を兼ね備えたレンズであり、これからの撮影シーンにおいて新しい可能性を拓くアイテムになると考えられます。プロフェッショナルの意見を元に、ますます注目される製品と言えるでしょう。
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🧠 編集部より:
ソニーの「FE 50-150mm F2 GM」レンズの解説
ソニーが2023年5月に発売した「FE 50-150mm F2 GM」は、ズーム全域で開放F値2を実現した高性能な望遠ズームレンズです。このレンズはこれまでのソニーのラインアップには無かった特異なスペックを持ち、特にポートレート撮影において新たな選択肢を提供します。
特徴と利点
- 開放F値2: ズーム全域での明るさを保ちつつ、暗い環境でも自由に撮影できます。これにより、単焦点レンズの利点を享受しながら、ズームの幅広い焦点距離が利用可能です。
- 重量とバランス: 重さは約1,340g(三脚座除く)ですが、ボディとのバランスが良いため持ちやすいです。ポートレート撮影ではよく使用される焦点距離が50mmから150mmと、被写体に近づきやすい設計になっています。
フォトグラファーの視点
2名のフォトグラファー――魚住誠一さんと川辺優紀子さん――がこのレンズを使用し、その印象を語っています。
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魚住誠一: 主に単焦点レンズを好む彼ですが、ズームレンズでありながらも、その描写力とボケ味に驚いたと述べています。特に、AF性能に関しても満足しており、動きのある被写体でも捉えやすかったそうです。
- 川辺優紀子: 彼女も同様に、このレンズのボケの美しさと解像力に感動し、静止したモデルや動きのある被写体の両方でその性能を発揮できると感じています。
豆知識と背景
- ズームレンズの利便性: ズームレンズは特に旅行やイベントでの撮影に便利です。レンズ交換の手間を省き、多様な画角を自由に選択できるため、気軽に構図を変えることができます。
- ポートレート撮影の新スタイル: かつてはポートレートにおいて単焦点レンズが主流でしたが、このレンズのように高性能なズームレンズが登場することで、新たな撮影スタイルが確立される可能性があります。
さらなる情報
- このレンズは他のソニー製レンズと組み合わせて使うことができるため、持っている機材との相性も考えながら選ぶと良いでしょう。
- 詳しくは、こちらのページでレンズについての詳細を確認できます。 ソニー公式ページ
(これらの情報は2023年のものであり、新しいモデルや情報が出ている可能性がありますので、随時確認することをお勧めします。)
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キーワード: ズームレンズ
※以下、出典元
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