2025年9月11日、結成10周年を迎えたズーカラデルがニューアルバム「ポイントネモ」をリリースしました。「ポイント・ネモ」は、陸地から最も遠い地点であり、人工衛星の墓場とも称されるこの場所の名前がアルバムのタイトルになっています。この言葉とは裏腹に、アルバムにはネガティブなイメージも内包されており、ソングライターの吉田崇展の内面が時にはポップに、時にはヘビーに表現されています。
音楽ナタリーは、彼らの感情や思いを深く掘り下げるために、メンバーとのインタビューを行いました。吉田は、10年間の活動を振り返り、夢が実現してきたとしつつ、音楽がカラフルな世界をもたらしていることを実感しています。ドラムの山岸りょうは、周りのサポートがあってこその10年であり、ファンからの祝福が励みになっていると語ります。ベースの鷲見こうたは、加入当初の苦労と現在の成功を対比し、音楽の未来を想像できなかった自分を振り返りました。
アルバム「ポイントネモ」について
アルバムの中心となる「ポイントネモ」という曲が、制作の過程でどうしても感情に訴えかけるものがあり、吉田はやりがいを感じたと語っています。孤独を象徴する「ポイント・ネモ」の意味をメンバーそれぞれがしっかりと把握し、アルバム全体の雰囲気を伝える重要な要素になっています。山岸はこのタイトルがアルバムのステートメントと結びついているとし、鷲見はその言葉にロマンを感じると言います。
感情と制作
インタビューの後半では、アルバムの音楽的な側面についても触れられました。吉田は、自身の内面的な部分に焦点を当てることでより良い作品が生まれると考えています。また、「友達のうた」についても触れ、10周年のタイミングで音源化することになった背景や思い入れの強さを明かしました。この曲は、彼自身の存在意義に関わるものであり、観客との結びつきを再確認できる貴重な作品だと感じています。
これからのズーカラデル
今後の活動について、吉田はツアーが待っていることを示しつつ、新たなビジョンを持ちながらもこれまでのスタイルを維持していく意向を示しました。メンバーは、これからも互いに応え合いながら、さらなる音楽探求を続けていきたいと考えています。
ズーカラデルがこれからどのような未来を描いていくのか、熱い期待が寄せられています。
ズーカラデルの10周年を祝う意味でも、多くのファンが参加するツアーが行われる予定です。彼らの音楽がどのような進化を遂げるのか、注目です。
🧠 編集部より:
この記事は、ズーカラデルのニューアルバム「ポイントネモ」に関するインタビューを通じて、彼らの10周年の感慨や音楽への思いを掘り下げています。以下に補足説明と背景をまとめます。
アルバム「ポイントネモ」とその意義
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タイトルの意味: 「ポイント・ネモ」は大西洋にある陸地から最も遠い地点で、「人工衛星の墓場」とも呼ばれています。このタイトルは、孤独や疎外感を象徴しており、バンドの内面的な葛藤を反映していると言えます。
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音楽スタイルの変遷: 昨今、リスナーとの関係や自身の内面に向き合う中で、音楽スタイルも進化しています。特に、曲作りにおいて「自分自身に引き寄せる」ことの重要性を強調しています。
メンバーの思い
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吉田崇展(G, Vo)は、ズーカラデルを通じて音楽の楽しさを感じ、10年間の活動の中で様々な経験を積んできたと語っています。
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山岸りょう(Dr)と鷲見こうた(B)も、10周年を迎えることで、仲間やファンとの関わりの大切さを感じています。
音楽制作の裏側
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アルバムの楽曲は、表面的なアプローチだけでなく、メンバーそれぞれの音楽的影響を融合させることで完成されています。特に、「猫背」など初めての1曲目としてアルバム内で特別な位置づけがされています。
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「友達のうた」はずっとライブで演奏され続けてきた曲で、アルバムのタイミングでの音源化の意思が伝えられています。
バンドの今後と活動
ズーカラデルは、10周年を機にさらなる進化を目指しており、次の活動に期待が寄せられています。リリースツアーが控えており、ファンとの絆を大切にしながら、その音楽活動を続けていく姿勢が示されています。
関連リンク
- ズーカラデルの公式サイト(音楽や最新情報が掲載)
- アルバム「ポイントネモ」についての詳細(最新リリース情報)
この内容を通じて、ズーカラデルの音楽的旅路と、彼らの魅力がさらに伝われば幸いです。
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キーワード: ポイントネモ
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