「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」の2日目が開幕し、ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2のパネルが開催された。ステージには、主人公キャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナほか主要キャスト、ショーランナーのトニー・ギルロイが登壇。2025年4月23日より配信開始のシーズン2について話した。ここではその内容をまとめて紹介する。

「シーズン2を見たら『ローグ・ワン』を見返してほしい」とディエゴ・ルナ

主演のディエゴ・ルナがステージに登壇し、会場のファンに向け、シーズン2について次のように語った。「あらゆる意味でとにかくスケールが大きいです。物語は『ローグ・ワン』へと近づいていくので、何もかもがすごく重要になってきます。シーズン1のキャラクターたちが全員戻ってくるうえ、新しいキャラクターもたくさん登場します。みなさんが予想している“見知った顔”も多く出てきます。とにかく激しい展開になるはずです」

ルナはさらに、「シーズン2を見終わったら、ぜひ『ローグ・ワン』を見返してほしいです。きっとまったく違う映画に見えるはずだから」と付け加えた。

トニー・ギルロイはシーズン1のストーリー構成について、「全体で丸1年の物語を描きました」と振り返ったうえで、次のように説明した。「シーズン2では、1シーズンの中で4年間を描きます。3話ごとに1年間です。週に3話ずつ配信する予定で、ほぼ毎週1本の映画を公開するような感じになります。それぞれの年の中でも、物語的に最も重要な3〜4日間に焦点を当てるように工夫しました」

140のセット、700着の衣装、150体のクリーチャー

エグゼクティブプロデューサーのサナ・ウォーヘンベルグは、シーズン2について「より広く、より大きく、より野心的です。傑出したチームが、自分たちの限界を超えて挑戦してくれました」と語った。シーズン2では、7つのステージにわたって140ものセットが組まれ、2つのバックロット、主要キャラクターの衣装が700着、クリーチャー150体、ドロイド30体、VFXショットは4100カットにも及んだという。

ギルロイは次のように説明した。「みんなが好きなキャラクター、愛着のあるキャラクターたちの物語は、全員きちんと追っていきます。中心となるのはキャシアンですが、彼の周囲には“コーラス”のような存在たちがたくさんいる。どのキャラクターの物語も中途半端にはせず、すべて全力で描き切ります」

シーズン2を彩る魅力的なキャラクターたち

そのほかの主要キャラクターについては、まず、モン・モスマ役を演じるジェネヴィーヴ・オーライリーが次のように語った。「モン・モスマについては、このシーズンでまったく新しい世界が見られます。新たなキャラクターたちも登場します。彼女の物語はシャンドリラから始まり、結婚式、そしてそこに絡む複雑な問題を描くところからスタートします。その後も物語は進み、広がっていきます。特にモンについては、帝国の目が光る中で働かねばならない姿が描かれます。今シーズンでは非常に暗い場所へも踏み込んでいきます。彼女は影の中から一歩踏み出し、真実を語るためにすべてを賭ける決断を迫られるのです」

デドラ・ミーロを演じるデニース・ゴフは次のように語った。「こんどのシーズンでは、デドラの背景が明らかになります。彼女を形作ったものが垣間見えるはずです。そして物事は本当に奇妙になっていきます。どのキャラクターも丁寧に描き込まれているし、これほどのアンサンブルに参加したのは初めてです。今シーズンのデドラは、これまで以上に本当の自分をさらけ出します。“女ボス”というよりも、今回はもっと“ファシスト”寄りです」

カイル・ソーラーは、自身が演じるシリル・カーンとデドラの関係について「本当に奇妙です」と語った。「シリルは今回のシーズンの冒頭、自分にかなり自信を持っている状態からスタートします。昇進に、新しい友人に、新しい惑星。帝国の片隅で、自分の持っているささやかな権力を誇示しようとしています。そして、(ゴフを指差して)この人のこともどうにかしようとするんです」

「2人の関係性は本当に見応えがあります。なぜなら、2人が互いに心を開き、近づいていくことで、結局はお互いが想像もしなかった極端な状況へ追い込まれていくことになるからです。だから、かなり“スパイシー”な展開になりますよ」

シリル・カーン役のカイル・ソーラーとデドラ・ミーロ役のデニース・ゴフ。

そしてアドリア・アルホナは、自身が演じるビックスの今シーズンの状況についてこう語った。「シーズン2で、ビックスはすでに自分の故郷を離れています。彼女は必死に自分自身を立て直そうとしています。ドクター・ゴーストが起こしたあの出来事を乗り越えようとしているんです。そして今シーズンでは、キャシアンとの間に少しずつ築かれていく特別な関係が垣間見えます。このシーズンを通して、2人が本当の関係を築いていく姿が描かれます」

ビックス役のアドリア・アルホナ。

さらに、シーズン2では、アラン・テュディックが「ローグ・ワン」で演じたドロイド、K-2SO役を再演する。テュディック次のように語った。

「K-2SOが戻ってくることをずっと期待していました。本当に実現してほしかったんです。密かに自分のスピンオフ作品『K2-Fast, K2-Furious』(注:「ワイルド・スピード」英題のもじり)を待ち望んでもいたんですが、トニー(・ギルロイ)のほうが一枚上手でした。彼は素晴らしい作品を作り上げたんです。今シーズンでは、Kとキャシアンの出会い、そしてK-2SOの誕生が描かれます。自分が思い描いていたものをはるかに超える内容で、とても重要なシリーズだと感じています。この作品の一員になれて本当にうれしいです」

K-2SO役のアラン・テュディック。

『キャシアン・アンドー』のパネルはうれしいサプライズで締めくくられた。来場者向けに、シーズン2の第1話がいち早く上映されたのである。

『キャシアン・アンドー』シーズン2は4月23日より配信開始。スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025については、主な発表をまとめた記事もあわせてチェックしよう。

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